住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

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【デイサービスの新たな挑戦①】モナトリエ・デイサービスセンター

  • 2025-02-28 (金)

モナトリエでは、日頃から委員会活動や勉強会など、多職種間で互いの強みを深める機会を多く設けています。その中で以前から話題に上っていたのは、デイサービスの満足度やさらなる質の向上です。現在、新たな取り組みを始めておりますが、きっかけは通信制の福祉大学で学びを続けている事務スタッフからの提案でした。
 ご利用者様の「生きがいづくり」に、画期的な手法で成果を上げている名古屋の事業所の事例をスタッフ間で共有したところ、多くの賛同が得られたことから、現地に視察に伺うことに。年明け間もない1月上旬に、提案者である事務スタッフ、デイサービスのセンター長、介護スタッフ2名、モンテラッセの作業療法士の総勢5名で早朝の新幹線に乗り、一路名古屋へ向かいました。(つづく)


【夕暮れコンサート】モナトリエ

  • 2025-02-28 (金)

 毎月のお昼の演奏会に加え、時折、サプライズ的に開催している「夕暮れコンサート」。モナトリエと親交のある音楽家の方の来北に合わせ、ご夕食前のひととき、皆様を夢の世界へお連れしようというものです。
 2月半ばにお迎えしたのは、「ブラームス国際コンクールヴァイオリン部門」で日本人初の優勝を果たし、ヨーロッパと日本を中心に活躍を続けている中村太地さん。今回は、ウィーン国立音楽大学などで学び、国内外のコンクールで多数入賞しているピアニスト前野涼子さんとの共演です。
 『アイネクライネナハトムジーク』をはじめとするクラシックの他、『荒城の月』など日本の曲も交え、客席の間を進みながらの演奏に、「近くで音を感じることができて良かった」「素敵な時間で、なんだか得した気分だわ」と皆様。これからも、日々を彩る音楽をお届けしてまいります。



【三線演奏会】モナトリエ

  • 2025-02-28 (金)

琉球古典音楽や沖縄民謡で
歴史や自然に思いを馳せる

 1月半ばのモナトリエに温かさを運んでくれたのは、三線奏者の江口武志さんです。沖縄県の夏の正装「かりゆしウェア」でお越しくださいました。本番前のチューニングの時点で、すでに体でリズムを取る方や、「友達が習っていたの。三線は好きよ」と、多くの方がお集まりです。
 まずは、琉球王朝ゆかりの三線の歴史をご紹介いただき、「三線に使われているのは何の皮でしょうか?」と江口さん。会場からはすぐに「ニシキヘビ!!」と正解の声が上がります。最近は、音が安定しているからと沖縄でも人口皮を使う人も多いそうで、江口さんも本皮と人口皮の2本をご持参されました。「最初はスタンダードな歌を」と、タイトルを聞き多くの方が頷いたのは『安里屋(あさどや)ユンタ』。沖縄の自然が思い浮かぶような、おおらかな江口さんの歌声に、前奏から始まった手拍子がだんだんと大きくなっていきます。
続いては、船で旅立つ人を見送る『だんじゅかりゆし』。江口さんの手元を見て、爪弾く様子をまねる方もおられます。「沖縄の民謡は本調子が多いのですが、次は三下げといって、3番目の弦をちょっと下げる調弦で」と始まったのは、海の小さな巻貝が那覇の遊郭街に大冒険に行く『海のチンボラ小(ぐわ)』。沖縄の歌は2曲セットで歌われることが多いそうで、『赤山節』という曲と一緒に。田端義夫さんのヒット曲としても有名な『十九の春』では、皆様の歌声も聞こえます。
後半も、『汗水節』『娘じんとーよー』など、定番曲とレアな曲を織り交ぜた選曲が続き、「上手ね~」「いいわねぇ~」の声に加え、手ぶりで踊る方、ハミングされる方もいらっしゃいます。お開きの『涙そうそう』は、皆様で歌います。「父が沖縄の歌が好きでよく歌っていました」「子どもの頃、沖縄出身の人が歌うのを聞いていました」など、懐かしい思い出がよみがえるひとときにもなったようです。

三線奏者 江口武志さん
北九州出身、鞍手町在住。20代の頃、沖縄の西表島で約2年暮らし、三線の魅力に惹かれ練習を始める。習った年数により段階的に受験資格が決められている「琉球古典芸能コンクール」にて、昨年8月に優秀部門に合格。現在も定期的に沖縄に通い、唄三線の稽古に励む。多くの人に喜んでもらおうと、「直方五日市」や「塩カフェ劇場(直方市)」などのイベントやライブで定期的に演奏するとともに、施設慰問も積極的に行っている。


【スタッフつぶやき】同郷の人

S様は都会か田舎かという差はあれど、同郷の人である
生まれ育った地というのは、離れてみないと気づかないもので、遠く本州からも離れた九州に来てはじめて同郷の仲間意識に気がつく

そんな同郷仲間、S様の入浴
お風呂なので観客もいるはずもないのに、自然と漫才の掛け合いのようになってしまう
お湯加減はどうですか?熱いです?冷たいです?
と伺えば
「熱くもなく、ぬるくもなく、でも冷たいわけでもない」
と返される
それって、丁度ええってことちゃいますん?
と聞けば
「そうとも言うな」
と”分かってるやん”と言う表情で答えられる

同郷仲間は阿吽の呼吸

ある日、S様の入浴後ひょんな話題から、私が介護の仕事に就いてなければ何の仕事をしたかと言う話になった
事実、北九州に引っ越してきたときセカンドキャアリアを考え、長く就け、自由が利き、求人が溢れている仕事として介護を選択した
もし、介護の仕事に就いてなかったら、、、、、、、試食品を勧める人になろうかと考えてました
これはさすがのS様も驚かれたようで
「何でなん?」
と興味津々で聞かれ
私は口が巧いからです
と堂々と答えた
「それやったら、このオロナミンCを(私に)売ってみぃ」
と言われたので

お風呂上がり体がだるいなぁと思てはりません?そんなとき口の中だけでもシュワッとしたら、さっぱりするし、昔からあるもんいうんは、理由もなく今に残ってるんちゃいますよ。みぃんな知ってる味やから安心して飲める、他のジュースとなぁんかちゃうけど、なんか美味しい。それに、もうちょっと飲みたいなぁっていうくらいが丁度ええのが、オロナミンC!1本どないです?

「やるやん!」
と差し出されたオロナミンC
ご祝儀や!とばかりに一気に飲み干す

褒めないことで有名な土地の人に褒められる
ほんまに褒められてんのやろか



【スタッフつぶやき】プロの技術

N様はできることは、できるだけご自分でされたい方
「自分のことは自分でするのが当然じゃない」と一般的には思われるけれど、介護では手伝わず見守ることの難しさがある
安全のための介助は当然のこととして、ご利用者様が”できる”ことはできる限りご自身でしていただく
ただ、お手伝いすれば時間も早く終わり、ご利用者様自身も楽ではある
人というのは老いも若きも誰しも楽に越したことはない
私たち介助者が手を出し過ぎると、ご利用者様が本来持っておられる”機能”を奪い兼ねない
その微妙な匙加減が難しい

N様はその時代では珍しいであろう、女性として管理職に就き新卒から定年まで勤め上げられた
人に迷惑を掛けることを嫌い、座右の銘は「人に優しく、自分に厳しく」

N様とお風呂をご一緒したある日
お声掛けにお部屋に伺うとトイレから声が聞こえる
「さっさせんね!!」
伺ったすぐだったので、お声掛けが遅かっただろうか?と不安な気持ちになりながらトイレが終られるのを待っていると
「待たせて、ごめんね」
と出て来られるN様
こちらこそ、遅くなったのかすみません、と謝罪するとN様が不思議な顔をされたので、トイレから声が聞こえました、と言うと
「あれは自分に言ってたの、もたもたせず”さっさせんね!!”って」
お一人のときでも、自分に厳しいんですね、と二人で爆笑

その後、脱衣所にてセーターがなかなか脱げないN様
お手伝いしていいですか?と伺うと
「お願いします」と快諾いただく
それに続けて
「あなた、心の中で思ったんでしょ?”さっさせんね!”って」
さらに続けて
「でも、本当はそう心の中で思っても言わないんでしょう」
と言われる
私を言葉の罠に嵌める気ですか?!
と抗議すると
「私の性根の悪さがバレてしまった」
と笑われている
もう何も言いません!!
「あなたプロね」
と二人でまた大爆笑

N様はお風呂からの帰り道いつも言われる
「私はお風呂も好きだけど、こうやって職員さんと二人で話す時間も好きなの」
私もN様のお風呂のお手伝い好きです
その自立心、大好きです
その自立心も言葉の罠もプロの技術で受け止めさせていただきます



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