住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog
【スタッフつぶやき】もんすう
- 2025-07-23 (水)
- つぶやき
春の終わりに趣味が見つかったK様
お風呂のお声掛けに伺うと、季節が進んだ夏も趣味のボーッとするを楽しまれている
それでも夏は趣味を愉しんでおられるのか、熱中症などで体調不良なのか注意が必要
クーラーは使用されているのか、水分はちゃんと飲んでおられるのか、お声掛けする
血圧を測り、体温を測り、安心する
趣味を愉しんでおられたんですね
K様のかわいらしいウッフフという笑いとともに
「趣味にご理解いただき、恐れ入ります」
仕草と言葉に酷暑を忘れ癒される
入浴中はK様の子どもの頃のお話や昔はここまで暑くなかったなどお話をする
お風呂上がり、K様が足元を拭こうをされるが屈むのが大変そうなのでお手伝いする
K様「私の足、大きくて恥ずかしい」
私「K様の年代の方だと確かに大きい方ですよね」
K様「トモンだから」
私「?」
K様「ともん、大きいでしょ」
私「!!」
そう、以前ファッショニスタA様から聞いた「九文」からのK様の「ともん」
私「十文(じゅうもん)ですよね」
K様「そうなんだけど、”じゅう”じゃなく”ともん”って言うのよ」
最近、他のご利用者様から足のサイズについて、以前は”文数(もんすう)”をお話して知ったことを話す
私「教えてもらった方は九文でした」
K様「(足の)小さい方ね」
少し目を大きくされて驚かれてから、ウッフフと笑われる
私は九文七分(きゅうもんしちぶ)、23センチ、身長は4尺4分です、と話すと
「よくご存知」
と本日2度目の少し目を大きくされ驚かれてから、ウッフフと笑っていただく
お部屋へ戻る道中も、世間一般ではセンチメートルが浸透しても、着物業界ではやっぱり寸尺で言うし、世の中同じ大きさ、長さを表すにしても表現方法が実はたくさんありますね、と話す
「(あなたに)言われて気づいたけど、本当そうね」
それを見たくて話をしている”少し目を大きくされ驚かれてからのウッフフ”をいただく
「私はボーッとしているだけだから、そんなこと考えもしなかった」
それはK様の趣味なんだらか、それでいいじゃないですか!!
太鼓判を押させていただくと、
「ご理解、いたみいります」
言葉とともにウッフフと笑っていただく
至福
お中元をいただいた気分になる
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【スタッフつぶやき】祭り
- 2025-07-20 (日)
- つぶやき
「祭り」は
どの季節
どの地域
どの世代であったとしても
何かしらの思い出がある
今年は例年になく梅雨がないまま春から夏になってしまった
梅雨はなくても、なぜか”祭り”までは夏が来た気分にならないのは、なぜだろう
7月は祭りシーズン
7月15日は博多祇園山笠
博多川端で長く暮らされたM様が話される
「お祭りのときは、本当は女が大変なんよ」
”大変”を思い出して困った顔をされてるM様
困ったようで嬉しそうな表情がお祭りがどれだけ特別だったのかが伝わってくる
7月17日は京都祇園祭
誰でも参加できるようで、できないのが地元のお祭り
京都の中でも祇園祭は四条という町の中心部のお祭り
京都の中でも限られた人々が奏でるのが、京都祇園祭
S様はその中で生まれ育たれた生粋の京都人
今年の前祭、山鉾巡行は雨で大変だったみたいですよ
と伝えると
「雨は雨でええお祭りになるねん」
ちまき売りのお囃子を口ずさまれる
7月19日は小倉祇園太鼓
モナトリエは小倉中心部にある
7月に入ると夕方から太鼓の音が聞こえてくる
19日朝、I様の起床のお手伝いに伺った
今日は小倉祇園太鼓ですね、と話すと、京町でお店をされていたI様が思い出される
「子どもたちが太鼓を叩くし一緒にお祭りに行きたいから、お店もあるから家族総出でてんやわんやだったけど、それがいい思い出」
I様の”祭り”を思い出されている
宵山18日の夕方には、古船場の子どもさんたちが太鼓を披露しに来てくれた
エレベーターでご一緒になったN様に古船場の太鼓について伺ってみる
「子どもさんたちが一生懸命太鼓を叩く姿も音もすごく良かったのよ!」
太鼓を思い出し興奮されている
「小学校低学年くらいの子がね、私のすぐ横に来てくれたんだけど、バチ捌きをしてくれて、最後の最後には決めポーズをこうして取ってるの」
エレベーターでN様が決めポーズを取られている姿が、どれほどN様がその瞬間を楽しまれたのかが伝わってきて、そのN様の楽しさが私にも伝播して楽しくなる
夜、U様のお手伝いに伺った
昼間よりも太鼓の音が大きくなっている
威勢のいい掛け声も聞こえてくる
奥様C様に太鼓の音が凄いですね、と話すとご主人のY様が
「うちの爺さんが小倉京町の顔役だったから、祭りのときは一緒に連れて歩いてもらったんだよ」
大好きなY様のくしゃくしゃの笑顔で話される
”うちの爺さん”が今のY様のようだったんだろうな、想像というより絶対そう!と話し、C様も
「立派な爺さんになったね」
3人で大笑いして祭りの夜を楽しむ
長い1日の最後はK様
就寝のお手伝いをしながらK様が
「音が聞こえるけど、何?」
今日は小倉祇園さんで近くに太鼓が来てるんです、と伝えると
「お祭り?私も行ける?」
そうですね、今は夜だから無理ですが、明日のお昼間とか近くに来たら皆んなで見に行きましょうか、と答えると
「私にも必ず声を掛けてね」
子どもの頃に戻られたような最高の笑顔でお願いされる
祭り
遠くの地にあっても、時間が経っても、カタチが変わっても
どの祭りでも思い出す出来事がある
その思い出を聞くことで楽しむ祭りがある
一緒に楽しむ祭りもある
祭りがあった
そして、夏が来た
楽しい思い出とともに元気でいたい
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【スタッフつぶやき】好敵手
- 2025-07-18 (金)
- つぶやき
N様はいつもご自分のことを卑下して私を試してこられる
それは大概なんでもない会話に挟んでこられるので、N様のお人柄を掴めていない入社当初はN様のそんな発言に笑ってかわせばいいのか、正面から「そんなことはない!」とぶつかればいいのか分かりかねて、去年の夏は必殺愛想笑からの話題を変えるで乗り切っていた
季節が巡り、戻ってきた夏
N様の入浴のお手伝いをした
ほぼ梅雨がないと言っていいほどの今夏、今日は珍しく雨らしい雨が降っている
”お風呂のお声掛けに来ました”とN様のお部屋に入ると、電気も点けず、窓の逆光を背に薄暗い中、椅子に座り佇んでおられるN様
”ヒャっ”っと一瞬声が出そうになりながら、怖さの反動におかしくなって笑ってしまった
”昔話の鬼婆のような光景になってますよ!これで包丁でも研いでたら完璧!”と伝えると
「あなた、私の本性を言い当てたわね、私は鬼婆なのよ」
”やっぱりそうでしたか”
二人で大笑いする
「新聞を読むときは電気を点けるけど、それ以外は別にぼーっとするくらいだから暗い方が落ち着くのよ」
”明るいと目が疲れますよね”など話していると
「私は貧乏だから電気代をケチっているの、ほら、お風呂に行くんだからそこの電気も消してちょうだい」
はい、はい、とまたも笑って部屋を出る
”鍵は私が施錠して、お風呂終わりも一緒に帰って開けます”
「はい、はい、お願いします」
”だから、私と喧嘩したらN様はお風呂の後、部屋に帰られませんからね”
「あなた、本当に頭がいいわね、私の頭は大きいだけで空っぽ」
”空っぽなら、私への褒め言葉も出てこないはずでは?”
「賢いのも大変ね」
終始掛け合い漫才を繰り広げる私たち
入浴中も身体を洗われるをお手伝いすると
「あなたの手が汚れるわよ」
”あれだけ石鹸で洗った後なのに、私の手が汚れるとはどれだけN様は汚れているんですか?”
二人でケラケラ笑い合う
「私が言っているのは”汚れた手で私に触らないで!”かもしれないわよ」
”そのときは何度でも洗えばええ、だってここはお風呂場なんやもん”
「あなたプロね」
二人で爆笑する
お風呂も終わり、N様とお部屋に戻る
”今日も喧嘩せずにお部屋に戻れましたね、鍵開けます”
「わからないわよ、扉を閉める寸前まで」
ニコニコされているN様
少しお手伝いをした後に”今日はありがとうざいました”とご挨拶する
扉を閉める寸前にN様が
「あなたのこと大好きよ、またお願いします」
閉める寸前まで本当にわからない
N様、私、二人お互い心から笑い合える時間になることが心から嬉しい
仕事であって仕事でなくなる時間
働き続けられる理由がここにある
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【スタッフつぶやき】方言
- 2025-07-13 (日)
- つぶやき
方言はその地に暮らしている限り気づかないもので、他言語のようにも聞こえる
忘れもしない方言
私が九州に来て、初めて働いた介護施設にておトイレをお手伝いしていたとき呟かれた
「しかぶとらん?」
何と言われたのかも全く理解も想像もできず、聞いてみるけれど教えてくれない
何度も聞き返す私に放たれた言葉は
「シャーシーね」
シャーシ?シャー・シ?シャー芯?
怒られているのは雰囲気で分かる
これ以上は聞いてならぬ
おトイレ後に他の職員に聞いてみる
”歯科部”のような言葉と”シャー芯”のような言葉を言われたんだけれど、何て意味?
「それは、”しかぶる”=お漏らししている、”しゃーし”=うるさい」
しゃーしはともかく、しかぶるは絶対分からん
他にも九州では”爪はのんで、のんだ爪はつむ”
筑前煮は”がめ煮”
絆創膏は”リバーテープ”
長崎出身のK様
いつも午後になると廊下を散歩されて、片道を40歩で歩かれ、往復80歩を30往復されている
背筋もピッしと伸ばし、少し大きめの歩幅で歩かれてハツラツとされている
入浴のお手伝いをした
そこで方言の話題になり、私の”しかぶる”話を披露した
K様「方言は難しいとね」
K様は長崎の方言の名手
私「正直、私には今も「難しいですか?」なのか「難しいです」なのかも分からないときがあります」
言葉はその場の雰囲気、話の流れで掴むものだから、その場を掴めないと本当に難しい
私「”よか、よか”この繰り返し言葉も様々な意味が含まれてくるから難しいです」
K様「”いいよ、O K”の意味もあれば、”しなくていい、NG”の意味もあるからね」
そうなんですよ、と話しながらシャンプーされているK様を見守る私
シャンプーを流す頃だろうな、とお湯を出し「流しましょうか?」とお声かけすると
K様「よか、よか」
私「・・・?、どっちですか?」
K様「よかよ」
私「流しますよ」
K様「よかね」
シャンプーを流し終わり、K様に抗議する
私「分からないって話したのに、応用問題を出すなんて、ずるいです!」
二人で大爆笑
K様は手を叩いて笑いながら「よか!!」を繰り返される
この「よか」が「良い」と言うのは絶対間違いない
K様が笑いながら続けられる
「ここ最近、一番笑った!この数年で一番かもしれん」
「よか、よか」と答える私
また二人で大笑いする
方言
他言語のようでもあるけれど、秘密の合言葉のようでもあり、お互いを近づける道具でもある
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