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【スタッフつぶやき】ロシア語
- 2025-05-30 (金)
- つぶやき
英語を操られるN様の起床のお手伝い
N様はなかなかの外反母趾で、職員間の連絡に外反母趾用サポーターをしてもらうようあった
サポーターをしながら、やっぱりお若い頃のハイヒールですか、と伺うと
「そう、周囲は身長も高くてスタイルもいい外国の方々に囲まれていたから、おチビな私でも少しでもスッキリ見えてるよう8センチのヒールを履いていたから」
と話される
N様はお若い頃アメリカの企業にお勤めされていたし、女性はやっぱりハイヒールの時代だっただだろうし
短期間ながら私も英国に留学した経験があり、大柄の外国人の中に150センチちょっとの私はいつでも子どものようだったことを思い出す
N様に、私は白人の金髪や青い眼に憧れましたが、黒人の顔の小ささや手足の長さには、スタイルが良くなりたいとかの域を超えた諦觀の境地でした、と話す
「わかります、わかります、私の足の長さがあの人たちの腕の長さですもん」
と盛り上がる
話は続き
白人の方でも様々な地域の血が混ざったような東欧の人には、本当に女神のようにキレイな方がいますよね、私の姉が青年海外協力隊員でルーマニアに行っていたのでルーマニア人が実家に遊びに来たことがあるんですが、あまりのキレイさに祖母が拝んでました、と話す
「先日テレビで大阪万博をやってて、ルーマニアの踊りを見ましたよ」
とN様も話を続けていただく
ルーマニア語を話せる人が日本には少ないので、うちの姉も何かと日本で催されるルーマニアのイベントに携わっているので、その場にいたかもしれません、と言うと
やはり、他言語を操られる方の視点らしく
「ルーマニア語はロシア圏だろうから、やっぱりロシア語系?」
と聞かれた
正直、私はルーマニア語は全く不勉強なので、一言も分からないんです
とN様に言うと、N様もロシア語を考えられているご様子
私も考えてみるけど、ロシア語の”こんにちは”も”ありがとう”も出てこない
N様をベットに案内し、靴を片付けて退室する準備をしながら、ロシア語を考えるけれど、やっと出てきた私のロシア語は
”ボルシチ”
N様も笑って、それならばと
「ピロシキも」
美味しいものは万国共通言語
笑いに包まれて1日が始まりました
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