住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog
【スタッフつぶやき】お隣さん
- 2024-09-05 (木)
- つぶやき
私はど田舎育ちなので、隣近所は家族の延長の人々であり、町内の多く人々も顔見知りであった
北九州へ引っ越しアパート暮らしをしている今、お隣さんの顔は知っていて、階段や駐車場で会えば挨拶はするけれど、それ以上でもそれ以下でもない
それがいい、悪いでもない
H様のお部屋にお掃除に伺った
H様は隅々まで掃除ができるように、私たちヘルパーが伺う前にご自身で動かせる物を廊下に出しされ、掃除機やモップを掛けている間は廊下で待っておられる
いつもの通り、シーツ交換をH様にお手伝いいただき「終わるまで外にいますね」と仰り廊下に出られた
モップをかけていると、H様のお隣N様のお部屋から声が聞こえる
H様と同じ時間に同様にお掃除に職員が伺っていて、N様に
「シーツ交換が終わっているので、お部屋にいていただいても大丈夫ですよ」
続いてN様が
「いいの、いいの、外で待つから」
「廊下は暑いし、お部屋の方が良くありませんか」
と職員が続けても、N様は
「いいのよ」
H様のお部屋で掃除を続けていたら
「あそこは何ができるんだろう」
「大きな重機が入ってきたね」
「あの古い家は誰か住んでるのかな?」
廊下の方に目をやると、H様とN様が窓から旦過の再開発を眺めながら、おしゃべりされている
ああ、さっきの言葉はこういうことだったんだ
H様のお部屋掃除が終わり、市立大学の一部も入るような施設ができるらしいですよ、とお二人の仲間に少しだけ加えていただた後、H様がN様と私に小さく手を振りながらお部屋に戻られた
その後すぐ、N様もお掃除が終わりお部屋に戻られた
素敵なお隣さん付き合い
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【スタッフつぶやき】自然は偉大な女性なり
- 2024-09-03 (火)
- つぶやき
Mr.トルネードと呼ばれた気象学者、藤田哲也博士をご存知だろうか?
北九州市出身でアメリカに渡り、飛行機をも落としてしまう強烈な下降気流、ダウンバーストを発見し、竜巻の大きさを測る基準"F"スケールは藤田博士のFを元に名付けられている
M様はこの藤田博士が北九州工業大学の講師時代、小倉中学校の臨時講師として来ていた藤田博士の言葉、実験に薫陶を受け、その後の進路に多大な影響を受けられた
先日の台風
M様の入浴介助をした
台風の話をしていたら、M様が
「日本も台風何号なんて味も素っ気もない名前じゃなく、アメリカの台風(ハリケーン)のように女性の名前にすればいいのに」
と仰った
「世界的には自然に対して女性名詞(She)を使うことが多いですよね、女性が強いからですかね」
と私が続けると、M様が
「女性は強いですよ」
と呟かれた
M様は普段とても寡黙な方である
私もM様とお喋りするのもお部屋のお掃除やお風呂のときくらい
博学で様々なことに興味を持ち、好奇心を失われないM様とのお喋りは多岐に渡れど、聞いたことがなかった質問をしてみる
「もしかして、M様の奥様は台風のような女性でしたか?」
湯船に浸かりお湯をかき混ぜながらM様が「君、それを聞くんだね」と言うような、笑みを携えながらもう一度呟かれる
「女性は強いですから」
そこから先のお話は私とM様と二人だけの秘密とさせていただきます
あしからず
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【コメダ珈琲店へ】モナトリエ・デイサービスセンター
- 2024-08-31 (土)
外出レクの中でも、喫茶店へのお出かけは特に人気です。先日は、「コメダ珈琲店」の話題になり、早速お連れすることに。もちろん車での送迎ですが、暑さ対策や体調の変化にも対応できるよう、諸々の機器を携え看護師もご一緒させていただきました。
行きの車内から、街並みの変化や昔話にも花が咲き盛り上がります。お店に着くと、温かなお出迎えを受け、少し広めのお席へと。メニューをご覧になると、「最近テレビで見たの」「コメダ珈琲ならこれよね」と、皆様のオーダーは、名物デザート「シロノワール」、そしてコーヒーです。いつもとは違う場所、違うおやつに、おしゃべりも弾み、翌日まで「楽しかったね」のお声が何度も聞こえるほど、お喜びいただけました。
今後も、いろいろな場所や内容を検討しつつ、外出レクにお連れする予定です。どうぞ楽しみにお待ちください。
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【ギターコンサート】モナトリエ
- 2024-08-31 (土)
フォークソングやCMソングで
懐かしのあの頃の風を感じて
本番の随分前から、ギターを抱えリハーサルを行うのは、弾き語リストの針尾清さん。そこへ、早めにお越しの方々が少しずつ席を埋めていくと、さすが弾き語リスト。リハーサルのはずが、早速、会場との掛け合いが始まります。懐かしい昭和のテレビやラジオドラマの曲、昔の小倉の話に加え、針尾さんが小倉西高(昔の高女)ご出身だと知ると、多くの方がうなずき、親近感が増していきます。
幕開けは、針尾さんがマネージャーを務めていたバンド、チューリップ『心の旅』。続いて『リンゴの唄』、♪おいら岬の灯台守は~で知られる『喜びも悲しみも幾歳月』、そして♪明るいナショナル、明るいナショナル、♪ワワワ、輪が3つ、ワワワ、輪が3つ、ミツワ、ミツワ、ミツワ石鹸と、コマーシャルソングも。「私は伴奏に来たわけではありません。あの頃その頃の時代の風を運びに来ました。歌いながら思い出してもらえたら」、という選曲に皆様からは自然と歌声が上がります。
後半は、フォークソングを長年やってきた針尾さんが、詩の良さも絶賛する、中島みゆき『糸』、さだまさし『案山子』からスタート。「皆様いろいろな歌を聞かれると思いますが、あっ、そんな歌もあったよねという歌を」と披露されたのは、♪もしもしベンチでささやくお二人さん、♪村の駐在所に若いお巡りさんが来ただとよ、♪田舎のバスはおんぼろ車、などなど。あえてフルコーラスではなく、出だしやサビの印象的な部分をピックアップしているため、演奏はあっという間に20曲以上に。
「今日からまた新しい人生が始まります。今日が一番若いんですよ」と、お開きの曲は『若者たち』。「懐かしかった~あんな歌をねぇ~」「うれしかった~」「いろいろな曲があって楽しかったですよ」「フォークソングは、よく歌っていました」と、余韻の中、ご自身でもう一度、歌う方もいらっしゃるほど、お喜びいただけました。
弾き語リスト 針尾清さん
高校・大学在学中に井上陽水のバックバンドでピアノを弾く。1972年、チューリップのデビューに伴いマネージャーとして上京。「心の旅」ヒット後、延べ1年間、ヨーロッパを放浪。帰国後、ロックバンド「とべない飛行船」結成。79年キャニオンレコードからメジャーデビュー。解散後は、海外旅行専門添乗員、母の介護、大学での学び等を経て、音楽活動を再開。ポップス、フォーク、グループサウンズまで、幅広く弾き語り活動を展開している。
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【スタッフつぶやき】協力し合って強力になる
- 2024-08-30 (金)
- つぶやき
介護施設で働くということは、ご利用者様の生活を根本的に支えることに直結している
一般的な会社であれば、不要不急の外出も控えなければいけないような台風であっても、私たち介護職員は自分たちの安全も確保しつつ、どうにかして出勤できる方法を考える
公共交通機関が止まれば歩いて帰れるように準備する人もいれば、タクシーを使う人、遠方の人は施設近くのホテルに泊まる人もいる
車で通勤している人は帰る、来る交通手段のない人を通り道だからと、声を掛け合う
ある職員は通常9時出勤でも交通手段がなく、近くに住む職員の7時早出出勤の車に同乗してでも出勤を調整したり
声をかけ合いながら、支え合いながら
働く職員一人ひとりが、自分のできること、できる方法で考え、協力し合う
協力し、強力になる
それはご利用者様のため、その一つの目的のために
「何事もなかった」「台風なんて分からなかった」
ご利用者様に普段通りを過ごしていただく、それが私たちの仕事です
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