住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog
【スタッフつぶやき】1富士2鷹3茄子
- 2024-08-06 (火)
- つぶやき
大正1桁生まれ、チャキチャキの博多っ子のM様がお風呂で鏡と実物の私を交互に何度も見られている
私「何かついてますか?」
と伺うと
M様「あんた!!綺麗な富士額とねぇ?!」
私「ありがとうございます」
M様「私はこんな綺麗な富士額は見たことないとよ!!」
私「富士額は褒められたことはありますが、そんなに綺麗ですか?」
M様「そうよ、ほんま綺麗」
私「額だけじゃなくて他に褒めるところはないんですか?」
ちょっと考えて
M様「いや〜ほんま、綺麗、綺麗」
お風呂で拝まれる私
富士額、拝まれてもご利益はありません
- コメント: 0
【スタッフつぶやき】思い出と約束
- 2024-08-01 (木)
- つぶやき
愛のスコール
宮崎発祥、九州で絶大な人気を誇る鮮やかな緑と白鳥のデザインが印象的な炭酸飲料
きっとモナトリでこのヒントで連想されるご利用者様は?と聞けば90%以上の職員が、同じ答えになると確信がある
O様
誰にでも紳士で、博識で、おしゃべりがお好きで、地理が大好き
私が入社し初めて一人でサービスに伺ったのが、O様のお部屋
「初めまして」のご挨拶の後に、まず聞かれたのが出身地
それも何県かだけでなく、市町村まで聞かれ
「あなたの出身がそこなら、ご主人の出身は?」
と話が弾んだ
「主人は滋賀県です」
と答えると、ソファに座られていたO様が少し身を乗り出し
「滋賀県のどこですか?」
とさらに質問をされる
「近江八幡の方です」
と続ける
「ああ、そう!そうなんだ!」
と弾んだ声のO様
「僕は戦時中、近江八幡や米原の近くに行っていたんだ。外の作業で、クタクタで。あのとき近所の人たちが作ってくれた赤カブの漬物とお味噌汁が、本当に美味しくて、身体に沁みたんだ。赤カブの漬物、懐かしいな」
こんなお話から、私はO様と距離が縮まった気がした
サービスで伺ったときは、お若いときのアルバムを見せていただいたり、勤めておられた会社のお話や、川崎大師周辺や地理の話など話題は多岐にわたり、でも毎回どちらともなく”赤カブの漬物”の話となった
「あなたと話して、あのときの思い出が蘇るよ。赤カブの漬物が食べたいな」
義母によると赤カブの漬物は冬が美味しいけど、今は真空パックのものが探せばあるそうなので、今度帰省したときに探してきますね
お味噌汁は関西人の私が作るもので許してください
そんな約束をO様とした
赤カブの漬物は滋賀ではなく京都のものが手に入った
8月はO様のお誕生日だった
スコールと赤カブの漬物とお味噌汁
忘れられない約束
- コメント: 0
- タグクラウド
- 検索
- 購読
- ナビゲーション