住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

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【献立表】(9月8日~9月21日)

9月8日から9月21日の献立表です。


ファイルイメージ

【スタッフつぶやき】お隣さん

私はど田舎育ちなので、隣近所は家族の延長の人々であり、町内の多く人々も顔見知りであった
北九州へ引っ越しアパート暮らしをしている今、お隣さんの顔は知っていて、階段や駐車場で会えば挨拶はするけれど、それ以上でもそれ以下でもない
それがいい、悪いでもない

H様のお部屋にお掃除に伺った
H様は隅々まで掃除ができるように、私たちヘルパーが伺う前にご自身で動かせる物を廊下に出しされ、掃除機やモップを掛けている間は廊下で待っておられる
いつもの通り、シーツ交換をH様にお手伝いいただき「終わるまで外にいますね」と仰り廊下に出られた

モップをかけていると、H様のお隣N様のお部屋から声が聞こえる
H様と同じ時間に同様にお掃除に職員が伺っていて、N様に
「シーツ交換が終わっているので、お部屋にいていただいても大丈夫ですよ」
続いてN様が
「いいの、いいの、外で待つから」
「廊下は暑いし、お部屋の方が良くありませんか」
と職員が続けても、N様は
「いいのよ」

H様のお部屋で掃除を続けていたら

「あそこは何ができるんだろう」
「大きな重機が入ってきたね」
「あの古い家は誰か住んでるのかな?」
廊下の方に目をやると、H様とN様が窓から旦過の再開発を眺めながら、おしゃべりされている

ああ、さっきの言葉はこういうことだったんだ

H様のお部屋掃除が終わり、市立大学の一部も入るような施設ができるらしいですよ、とお二人の仲間に少しだけ加えていただた後、H様がN様と私に小さく手を振りながらお部屋に戻られた
その後すぐ、N様もお掃除が終わりお部屋に戻られた

素敵なお隣さん付き合い



【スタッフつぶやき】自然は偉大な女性なり

Mr.トルネードと呼ばれた気象学者、藤田哲也博士をご存知だろうか?
北九州市出身でアメリカに渡り、飛行機をも落としてしまう強烈な下降気流、ダウンバーストを発見し、竜巻の大きさを測る基準"F"スケールは藤田博士のFを元に名付けられている

M様はこの藤田博士が北九州工業大学の講師時代、小倉中学校の臨時講師として来ていた藤田博士の言葉、実験に薫陶を受け、その後の進路に多大な影響を受けられた

先日の台風
M様の入浴介助をした
台風の話をしていたら、M様が
「日本も台風何号なんて味も素っ気もない名前じゃなく、アメリカの台風(ハリケーン)のように女性の名前にすればいいのに」
と仰った
「世界的には自然に対して女性名詞(She)を使うことが多いですよね、女性が強いからですかね」
と私が続けると、M様が
「女性は強いですよ」
と呟かれた

M様は普段とても寡黙な方である
私もM様とお喋りするのもお部屋のお掃除やお風呂のときくらい
博学で様々なことに興味を持ち、好奇心を失われないM様とのお喋りは多岐に渡れど、聞いたことがなかった質問をしてみる

「もしかして、M様の奥様は台風のような女性でしたか?」

湯船に浸かりお湯をかき混ぜながらM様が「君、それを聞くんだね」と言うような、笑みを携えながらもう一度呟かれる
「女性は強いですから」

そこから先のお話は私とM様と二人だけの秘密とさせていただきます
あしからず




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