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つぶやき

2024モナトリエ夏祭り


「日本の祭、北九州の祭」と題し2024年モナトリエ夏祭りが開催されました

スタッフお手製提灯を作り戸畑祇園大山笠を真似て提灯を飾り、皆さんをお迎えします
夏祭りのド定番!!輪投げにヨーヨー釣りもご用意
モナトリエ謹製”あんみつ”に焼き鳥、たこ焼き、ジュースにフルーツ、かき氷の屋台が並びます

モナトリは住宅なので、小さな町内会が一つの施設として存在しているよう
町内会の皆さんの年齢が高めなだけ、そんな皆さんの町内会の生活を私たちスタッフが様々なカタチでお手伝いしているように思います

だから、この夏祭りの楽しみ方も他の町内会と同じ、自由に楽しんでいただきます
参加される、されないも自由
何を食べられるかも、おかわりも自由
お手伝いが必要な方にはお祭りを楽しんでいただけるよう、お手伝いをします

お祭りは非日常を楽しみ、人と人との繋がりを確認する場
普段は違う部署であまり一緒に働くことのないスタッフもご利用者様に楽しんでいただきたい!!という目的のために力を合わせ、お互いを知るきっかけの場となります
ご利用者様から「(あなたも)楽しんでるのがすごく伝わって、楽しいね」と言われるスタッフもいれば、新しくご入居された方は自然と他のご利用者様との輪に入り、お互いを知っていただける場にもなります




祭の最後を締めるのは戸畑祇園山笠の太鼓演舞
今回の演奏は中学生が主体で、入場姿はまだまだ子どもの残る身体つきでも、演奏が始まれば空気も震えて心も身体も揺さぶられるような大迫力
太鼓に笛に鐘の音が初めて聴くはずのリズムでも、自然と手拍子をし心の高鳴りを止められません


お祭りの準備や当日、片付けなど疲れない、と言えばウソになりますが、その疲れ以上にご利用者様たちの「楽しかった!!」と言っていただける言葉、笑顔に勝るものはありません



【スタッフつぶやき】かっこいい女性

M様は”姐さん”である
岩下志麻が演じた”姐さん”ではなく、気風がいい女性という意味での”姐さん”である

ヘルパーの仕事に「買い物代行」がある
買い物代行は字の通り、ご利用者様に代わって必要なもの欲しいものを買いに行く業務
私が初めてM様の買い物代行、M様に買い物メモを貰いに居室に伺った
牛乳にクリームの入ったビスケットなど、丁寧でキレイな字で欲しいものを書かれている
その中に「果物」とあった
このとき、季節は春
M様にどんな果物がいいのか伺うと
「バナナを2〜3本と、いちご!いちごは値段は幾らでもいいから、大粒の美味しそうなのを買ってきて!」

言えそうで言えない
「幾らでもいいから」
自然に気前よく仰るM様は姐さんである

そんなM様のお部屋のお掃除に伺った
季節はお盆
少し前体調を崩されていたM様、掃除中、以前は足腰のためと廊下を歩いておられたけれど、この日はベットでゆっくりされている
シーツ交換のない日だったので「M様はそのままで掃除しますね」とお声かけすると

M様が少し声のトーンを落とし、真剣な眼差しで怖い話をするかように囁かれる

「あなた、このベット周辺の白い粉、これはね、、、、、私の、、、、、皮よ」

一瞬凍りつく私
しかしお盆の暑さで瞬間解凍されて爆笑
めちゃくちゃ怖い話?!のような、ちゃうような

ベット周辺は特に掃除機も念入りに掛け、フロアシートもしっかりと拭きますねと応えると

フッフッフっと、ちょっとしてやったりM様の笑顔と「よろしく」の言葉

Mの姐さん、お茶目でもある



【スタッフつぶやき】間違ってはないけれど

モナトリエは住宅なので各部屋におトイレが備え付けられている
それとは別にご利用者様はもちろん、来客用に各階にトイレがある

ヘルパーには様々な仕事があり、各フロアのサニタリーの補充や簡単な掃除、当然各階にあるトイレの管理、掃除も行っている

とある階のトイレットペーパーが残り少ないので補充のためエレベーターに乗ると、ディサービスから戻られるA様とディサービスの職員Tさんとご一緒になる

A様「トイレの補充?」
私「そうです、残り少ないので」
A様「どこのトイレ?」
私「10階のお客様用トイレです」
A様「お客様だと、私たちの?」
私「A様もお客様と言えば、お客様なんですけど、そのお客様ではないんですよねぇ」

そう、A様が言われるように”ご利用者様=お客様”だけれど、お客様であってお客様でない、お客様じゃないなら、なんなんだ?!と近頃の暑さもあって頭がクラクラしていると、ディサービスのTさんが

Tさん「Aさんはお客様じゃなくて”ご入居者様”でしょ」

ああ、そうだ、その通りだ
A様と私と納得してエレベーターが無事階に着きました



【スタッフつぶやき】ひまわりは陽を向き咲く

Y様は”ひまわり”のような方
背筋をスッと伸ばし、姿勢を正された姿は美しく凛とされている

ヘルパーはモーニングケアと朝食を携わらせていただく

ご機嫌の日はお部屋に入ったときから「おはよう、あなた、いいわね」と笑顔で迎えていただく
ご機嫌斜めの日はというと、夢見心地から目覚められないまま船を漕ぎつつ、「ダメよ」を繰り返される

私の腕が逞しいのかお肉が気持ちいいのか、よく二の腕まで揉まれ、私のおでことY様のおでこをくっ付け
「いいよ」
と、私のまとめ髪を面白そうに触られる

どんな日でもY様のお食事の最後にご挨拶をすると
「いいよ、いいよ」
と、笑顔で答えていただく

夏の盛りも過ぎたひまわりが少しおじぎをするように、Y様も車椅子でおじぎされていた
カレンダーでは立秋となり季節が変わるように、いつの間にかひまわりの季節が過ぎるように

Y様と最後に何をお話ししたのか考えたら、パリオリンピックの話をした
槍投げの女の子が凄いんですよ!!と
「そう」
私の目を見つめ笑われていた

Y様、あの日話した北口榛花は金メダルを獲りました
オリンピックは終わりますが、まだひまわりの季節は続いていますよ




【スタッフつぶやき】1富士2鷹3茄子

大正1桁生まれ、チャキチャキの博多っ子のM様がお風呂で鏡と実物の私を交互に何度も見られている

私「何かついてますか?」

と伺うと

M様「あんた!!綺麗な富士額とねぇ?!」
私「ありがとうございます」
M様「私はこんな綺麗な富士額は見たことないとよ!!」
私「富士額は褒められたことはありますが、そんなに綺麗ですか?」
M様「そうよ、ほんま綺麗」
私「額だけじゃなくて他に褒めるところはないんですか?」

ちょっと考えて

M様「いや〜ほんま、綺麗、綺麗」

お風呂で拝まれる私
富士額、拝まれてもご利益はありません



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