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【スタッフつぶやき】キラキラネーム
- 2025-09-13 (土)
- つぶやき
N様の笑顔は無敵だ
私はN様の笑顔が見たくて、ついN様が好きそうなお話を探してしまう
N様のお名前は普通にある名前だけれど、漢字がとにかく特殊
このヒントで職員の多くが「N様」が誰なのか分かるはず
ある職員は入社当初、N様を名前だけで男性かな?と思っていたそう
一文字一文字は普通に使う漢字でも、それをそう名前に使うのか?!と感嘆する
しかも、正式には旧漢字なので正直正しく書く自信がない
N様に名前の由来を伺うと
「お父さんが付けてくれたの」
いつもの柔らかいN様の口調で教えてくれる
子どもの頃、名前を書くだけでも大変だったでしょうね、と伺うと
「自分で自分の漢字が書けないの、ひらかがなでいいのにね」
ご結婚前の苗字もなかなか特殊な苗字で、旧姓で書くと「どこぞの武将か?」と思う漢字と響きが生まれる
お名前の響きと全然違って、柔らかな印象しかないN様、そのギャップがいい
N様は大の野球ファン
昔は西鉄ライオンズ
平和台球場に選手を追っかけ、出待ちをされていたそうで、選手からも「あの子が今日も来てる」と知られた顔になられていたそう
その後は当然ダイエーホークスからのソフトバンクホークス
お掃除しながら ♪若鷹軍団〜♪ と歌うと、
「あなたよくご存知ね」
N様の素敵な笑顔を見せていただける
私、他の球団歌も歌えるんですよ、と「六甲おろし」を披露するけどN様は
「知らないわ」
と素っ気ない、寂しいけど、仕方ない、セリーグですもんね
今朝、N様の起床のお手伝いに伺った
昨日がお誕生日で、お部屋にお花が飾ってあった
「改めまして、お誕生日おめでとうございます」
N様の笑顔と
「ありがとう」
優しい声が返ってきた
洗顔しお肌にクリームを塗りながら
「歳を重ねてもキレイにされているN様は今日も素敵ですよ」
お声掛けする
ウフフっと笑っていただく
N様、ソフトバンクホークスが優勝したら、若鷹軍団を歌いましょう
まだまだお元気で笑顔でいて下さいね
お誕生日、おめでとうございます
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【スタッフつぶやき】姉妹
- 2025-09-09 (火)
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少し前、K様が体調を崩されていた
体調は数日で良くなられ、約1週間ぶりのお風呂をご一緒した
K様のお部屋に伺い、血圧、体温を測る
測っている間、元気になられてよかったですね、と話すと、少し怒ったようにK様が言われる
「最近、誰も来てくれなかったのよ」
お一人で寂しかったですね、今日は皆さんと一緒のごはんの時間ですよ、と説明するけど、もともとのご病気もあり、少し納得されていないご様子
一緒にお風呂に向かうとき、お姉さんであるM様のお部屋の前を通りながら言ってみた
「あとでお姉さん、Mさんに会いに行きましょうか」
最初は突然出てきたM姉さんの名前にびっくりされたK様だったけれど、落ち着かれ話される
「M子さんは私の姉さんなのよ」
嬉しそうなK様の笑顔が嬉しい
約束通り、入浴後K様のお部屋に戻る前、M様のお部屋をノックする
「はい」
M様の声がし、在室されている
「K様が寂しいと言われていたので、M様に会いに行こうとお誘いしました、いいですか?」
M様に説明し、K様とM様のお部屋に入る
最初に「誰も会いにきてくれん」と怒っておられたK様の勢いはなくなり、借りてきた猫状態になられている
そんなK様も可愛らしい
M様が
「元気になったの?よかったわね」
と声を掛けられ
「はい」
と、か細く返事されるK様
「お風呂も気持ちよかったですね」
「はい」
うつむき加減で私の手を握られているK様
「よかったわね」
ニコニコとされているM様
「M様も季節の変わり目だし、体調には気をつけてくださいね、ありがとうございました」
とお声掛けしK様とM様のお部屋を後にする
K様のお部屋に戻り
「M様もお変わりなくて、よかったですね」
K様に言うと
「M子さん、私のお姉さんなの」
いつものようにご姉弟の名前を上から挙げて、弟様の名前が言えず教えてもらう私
嬉しそうなK様が嬉しい私
季節が変わる
元気でいるって大切だ
元気でいよう
元気でいてもらおう
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【スタッフつぶやき】聞いた話
- 2025-09-05 (金)
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ヘルパーに20代の若手職員がいる
テキパキしていて、いつも冷静で、無類のかき氷好きのKさん
夜勤明けに友だちとかき氷を食べに博多に遠征するほど
若さってのは、やはり凄い
そんなKさんは、私がブログを更新すると褒めて欲しい人の一人
S様と娘様との連携プレーで私を癒してくれたことを記事にした日
KさんがS様の話をしてくれた
Kさんは新婚さんで、今度休暇を取り新婚旅行で北海道に行くとS様に話した
そして、S様がKさんに言われた
「子どもは2人以上産んだ方がいい、私は周りの人が先にいなくなって寂しいよ」
Kさんは何て答えたん?と聞くと
「「子どもを産んだらここ(モナトリエ)に連れて来るので、抱いてくれますか?」と答えました」
嗚呼、なんて素敵な答えだろう!
「S様がすごく喜んでくれて「ぜひ抱かせてね」って言ってくれました」
S様が喜んでおられる姿が思い浮かぶ
あの可愛らしい前掛けをして、赤ちゃんを抱かれるS様
そして、今日、S様の入浴のお手伝いに伺った
夏休みというのは、暑くて勉強できなくて休みにしてるんだから、こんなに暑いならば9月も休みにしないといけないですよね、とS様に話すと
「あなたたちは長いお休みがあるの?」
と聞かれたので
「私はパートなのでお休みをもらいます」
と答えるとS様が
「前にお休みで北海道に行くって話してくれた職員さんがいたのよ」
あっ、Kさんのことだと分かった
「新婚旅行ですよね」
答えると、S様が満面の笑顔とともに
「そう、赤ちゃんができたら抱かせてもらう約束なの」
「まだまだ元気でいないといけませんね」
「そうね」
私も泣きそうなくらい嬉しい気持ちになる
嗚呼、何て素敵な話だろう!
幸せしかない
2人から聞いた者として、その日が来たならば、絶対立ち会いたい、立ち会わねば
KさんからもS様からも聞ける私は果報者である
感謝
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【スタッフつぶやき】当たる先
- 2025-09-02 (火)
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O様の起床のお手伝いに行った
O様はベットから起き上がるとき、少しフラつかれることがあるのでお手伝いをする
合わせて、パジャマからズボンに履き替えたり、靴下を履くお手伝いもする
靴下を履きながらO様は言われる
「あなたに手伝ってもらって、バチが当たるね」
仕事で天罰が下っては困るので
「バチが当たるのは、私にですか?O様にですか?」
伺うと
「そりゃ、私によ」
「それならいいです」
と靴を履くお手伝いまでして
「O様にどんなバチが当たったか、当たったときは教えてくださいね」
二人で大笑いする
同じの日のお昼前
K様のお部屋掃除に伺った
洗濯し、シーツ交換をして、掃除機をかけ、フロアシートで掃除する
K様がおっしゃる
「ぜーんぶしてもらって、バチが当たるとよ」
仕事で天罰が下っては困るので
「バチが当たるのは、私にですか?K様にですか?」
伺うと
「そりゃ、私と」
「それならいいです」
と洗面台とトイレ掃除をして
「K様にどんなバチが当たったか、当たったときは教えてくださいね」
二人で大笑いする
同じ日の午後
H様の入浴のお手伝いをした
入浴中もH様、私、二人しておしゃべり好き
話題もあちらこちらに飛びながら花が咲く
お風呂上がり、身体が濡れていると服が着にくいと思いお手伝いをする
「あなたに手伝ってもらって、本当、バチが当たりますよ」
仕事で天罰が下っては困るので
「バチが当たるのは、私にですか?H様にですか?」
伺うと
「私にですよ」
「それならいいです」
と着替えをお手伝いする
「H様にどんなバチが当たったか、当たったときは教えてくださいね」
二人で大笑いする
バチを当てまくり、そして笑った一日
それだけ感謝していただける仕事ができたのかもしれない
だから、どうぞ、バチが当たりませんように
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【スタッフつぶやき】いつもの
- 2025-08-29 (金)
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H様は若松の方、お部屋に飾られているご主人と写った写真は仲の良さが伝わる、笑顔が似ているご夫婦
起床のお手伝いに伺うと、まずは現在時間を聞かれ
「もうそんな時間ね」
少し眠そうに聞かれ、更衣のお手伝いをする
「これ、昨日も着てない?他はないかね?」
と聞かれると、私の番
”このお洋服とこのカーディガンが似合うと思うんですよね”
「そうね、あなたの言う通りにしようか」
この一言が嬉しい
おトイレに行き、その間に私はカーテンを開け、お茶の入ったコップを洗い、洗顔の準備をする
お天気の良い日は
「今日は眩しいね」
雨の日は
「今日はよく降っとるね」
”午後から雨らしいですよ”や”暑くなりそうでね”など、天気のお話をしながら洗面台に
手洗い石けんを確認され、H様に洗面台に並べた洗顔石けん、美容液、日焼け止め、白粉を説明する
朝食に持って行かれる梅干しや海苔も忘れず準備する
最後に髪を整えるスプレーをして、起床時に提案したコーディネートの上着を着ていただき、膝掛け代わりのタオル、梅干しなどが入ったピンクの手提げ、メガネとマスクをされたら3階へ
食事のお隣の席のご利用者様と「おはよう」の挨拶をされ、会話を楽しまれるH様
食後は歯磨きをされ、お部屋に帰られたらまずはおトイレに行き、ベットに行かれると食後のデザート
娘様がH様の好みに合わせてご用意いただいているので、お饅頭にします?洋菓子にします?その日の気分を伺い、枕元に準備する
「寝て食べたらいけんから、座って食べよう」
娘様、やっぱりH様の好みをよく知っておられる
お部屋をおいとまする際にお声掛けすると必ず
「ありがとうね」
若松弁なのか、北九州弁なのか、H様独特のイントネーションで言っていただくのが嬉しかった
H様がご入居された当初はH様のこだわりに私は応えていけるのか、正直不安があった
しかし、月日が経つにつれ、ご一緒する時間が長くなればお互いが分かり、できること・できないことをはっきり伝え合える関係になれた
何より、H様の好きなこと、次はこれを言われるだろうな、これがきっといるだろうな、ということが分かった
語弊を恐れずに言えば
H様に寄り添いながら、私たちヘルパーの流れにもH様が気持ちよく巻き込まれていただけるようになった
H様の地元愛に溢れたシャボン玉石けん
H様の薄いピンクの色の入ったメガネ
H様のチャキチャキの若松言葉
思い出すと今にも「ちょっと、お姉さん」とH様に呼び掛けられそう
文字では表現できない
「ありがとうね」
H様、たくさんの「ありがとうね」をありがとうございました
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