住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

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【スタッフつぶやき】異国の香り

百貨店の化粧品売り場は百貨店の”顔”で、いつも特別な存在
海の向こう、日本製にはない香りに溢れている
あの独特の雰囲気に少し圧倒され、憧れ、恥ずかしい気持ちになってしまうのは異国を感じるからだろうか

英語を操られるN様の娘様が異国より帰省されている

書いて気づく
国内から実家に帰るなら”帰省”だけれど、海外から帰ると”帰国”に集約されるのだろうか?

もとい、N様より兼ねてから帰ってこられることは伺っていた
何より、N様から娘様のお話はたくさん伺っていた
ただ普段は海の遠くにおられて会うチャンスがない
お会いしたことはなくても、よく知る人
帰っておられる間にお会いしたい!そうは願っていてもヘルパーは用もなくご利用者様のお部屋に伺うことはなく、そもそも最近はサービスが忙しくて伺う時間も正直ない

今朝もN様の起床のお手伝いに伺いながら、N様にお話しする
私「最近、エレベーターに乗ると海外の香りがするときがあるので、Rさん(娘様)が来られてるのかな?と思っているんです」
N様「多分そうだと思います、いい香りでしょ」
異国の香りがします、と話し、百貨店の化粧品売り場に行くと店員さんにビクビクしてしまう話をする
お昼前のお掃除も私が伺わせていただきます、と伝え朝食の向かう

お昼前、N様のお部屋に伺うエレベーター、異国の香りがする

ノックし扉を開けるとソファにN様同様、海の向こうを知る女性特有の凛々しさを携えた方が座っておられる
変に興奮している私を察したN様が声を掛けていただく
N様「この方がブログを書いて、話しているヘルパーさんよ」
娘様「いつも読んでいます!話も母から聞いています!」

よく知ってるけど、会ったことのない人
初めましてだけれど、初めてじゃない人
やっと会えた人!に結実した瞬間
3人で高揚感に包まれる

お互いがお互いに
「よく知ってます!!」
会ってしまえば、どうして今まで会えなかったのかが不思議になる
初めましてでも、よく知るご家族の方々のお話しで盛り上がれる仲
あれやこれの話がとめどなく出てくる

N様が言われる
「私の周りには個性的な人が集まるけど、その中心が私だから仕方ないですね」
そうですね!!間違いない
また3人で笑うその場が心地いい

N様を中心として繋がる輪に加われる幸せ
Thanks so much



【8月ホームイベント予定表】モナトリエ

有料老人ホームの8月イベント予定表です。


ファイルイメージ

【献立表】(7月27月~8月2日)

7月27日から8月2日の献立表です。


ファイルイメージ

【スタッフつぶやき】もんすう

春の終わりに趣味が見つかったK様
お風呂のお声掛けに伺うと、季節が進んだ夏も趣味のボーッとするを楽しまれている
それでも夏は趣味を愉しんでおられるのか、熱中症などで体調不良なのか注意が必要
クーラーは使用されているのか、水分はちゃんと飲んでおられるのか、お声掛けする
血圧を測り、体温を測り、安心する
趣味を愉しんでおられたんですね
K様のかわいらしいウッフフという笑いとともに
「趣味にご理解いただき、恐れ入ります」
仕草と言葉に酷暑を忘れ癒される

入浴中はK様の子どもの頃のお話や昔はここまで暑くなかったなどお話をする
お風呂上がり、K様が足元を拭こうをされるが屈むのが大変そうなのでお手伝いする
K様「私の足、大きくて恥ずかしい」
私「K様の年代の方だと確かに大きい方ですよね」
K様「トモンだから」
私「?」
K様「ともん、大きいでしょ」
私「!!」
そう、以前ファッショニスタA様から聞いた「九文」からのK様の「ともん」
私「十文(じゅうもん)ですよね」
K様「そうなんだけど、”じゅう”じゃなく”ともん”って言うのよ」
最近、他のご利用者様から足のサイズについて、以前は”文数(もんすう)”をお話して知ったことを話す
私「教えてもらった方は九文でした」
K様「(足の)小さい方ね」
少し目を大きくされて驚かれてから、ウッフフと笑われる
私は九文七分(きゅうもんしちぶ)、23センチ、身長は4尺4分です、と話すと
「よくご存知」
と本日2度目の少し目を大きくされ驚かれてから、ウッフフと笑っていただく

お部屋へ戻る道中も、世間一般ではセンチメートルが浸透しても、着物業界ではやっぱり寸尺で言うし、世の中同じ大きさ、長さを表すにしても表現方法が実はたくさんありますね、と話す
「(あなたに)言われて気づいたけど、本当そうね」
それを見たくて話をしている”少し目を大きくされ驚かれてからのウッフフ”をいただく
「私はボーッとしているだけだから、そんなこと考えもしなかった」
それはK様の趣味なんだらか、それでいいじゃないですか!!
太鼓判を押させていただくと、
「ご理解、いたみいります」
言葉とともにウッフフと笑っていただく

至福
お中元をいただいた気分になる


【スタッフつぶやき】祭り

「祭り」は
どの季節
どの地域
どの世代であったとしても
何かしらの思い出がある

今年は例年になく梅雨がないまま春から夏になってしまった
梅雨はなくても、なぜか”祭り”までは夏が来た気分にならないのは、なぜだろう

7月は祭りシーズン
7月15日は博多祇園山笠
博多川端で長く暮らされたM様が話される
「お祭りのときは、本当は女が大変なんよ」
”大変”を思い出して困った顔をされてるM様
困ったようで嬉しそうな表情がお祭りがどれだけ特別だったのかが伝わってくる

7月17日は京都祇園祭
誰でも参加できるようで、できないのが地元のお祭り
京都の中でも祇園祭は四条という町の中心部のお祭り
京都の中でも限られた人々が奏でるのが、京都祇園祭
S様はその中で生まれ育たれた生粋の京都人
今年の前祭、山鉾巡行は雨で大変だったみたいですよ
と伝えると
「雨は雨でええお祭りになるねん」
ちまき売りのお囃子を口ずさまれる

7月19日は小倉祇園太鼓
モナトリエは小倉中心部にある
7月に入ると夕方から太鼓の音が聞こえてくる

19日朝、I様の起床のお手伝いに伺った
今日は小倉祇園太鼓ですね、と話すと、京町でお店をされていたI様が思い出される
「子どもたちが太鼓を叩くし一緒にお祭りに行きたいから、お店もあるから家族総出でてんやわんやだったけど、それがいい思い出」
I様の”祭り”を思い出されている

宵山18日の夕方には、古船場の子どもさんたちが太鼓を披露しに来てくれた
エレベーターでご一緒になったN様に古船場の太鼓について伺ってみる
「子どもさんたちが一生懸命太鼓を叩く姿も音もすごく良かったのよ!」
太鼓を思い出し興奮されている
「小学校低学年くらいの子がね、私のすぐ横に来てくれたんだけど、バチ捌きをしてくれて、最後の最後には決めポーズをこうして取ってるの」
エレベーターでN様が決めポーズを取られている姿が、どれほどN様がその瞬間を楽しまれたのかが伝わってきて、そのN様の楽しさが私にも伝播して楽しくなる

夜、U様のお手伝いに伺った
昼間よりも太鼓の音が大きくなっている
威勢のいい掛け声も聞こえてくる
奥様C様に太鼓の音が凄いですね、と話すとご主人のY様が
「うちの爺さんが小倉京町の顔役だったから、祭りのときは一緒に連れて歩いてもらったんだよ」
大好きなY様のくしゃくしゃの笑顔で話される
”うちの爺さん”が今のY様のようだったんだろうな、想像というより絶対そう!と話し、C様も
「立派な爺さんになったね」
3人で大笑いして祭りの夜を楽しむ

長い1日の最後はK様
就寝のお手伝いをしながらK様が
「音が聞こえるけど、何?」
今日は小倉祇園さんで近くに太鼓が来てるんです、と伝えると
「お祭り?私も行ける?」
そうですね、今は夜だから無理ですが、明日のお昼間とか近くに来たら皆んなで見に行きましょうか、と答えると
「私にも必ず声を掛けてね」
子どもの頃に戻られたような最高の笑顔でお願いされる

祭り
遠くの地にあっても、時間が経っても、カタチが変わっても
どの祭りでも思い出す出来事がある
その思い出を聞くことで楽しむ祭りがある
一緒に楽しむ祭りもある
祭りがあった
そして、夏が来た
楽しい思い出とともに元気でいたい


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