住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

【スタッフつぶやき】自称

2025年は
十二支では巳(ヘビ)
十干では乙(きのと)
干支だと乙巳(きのとみ)

十二支は子(ね)丑(うし)虎(とら)卯(う)から続く、よく知られる干支
十干は甲(きのえ)乙(きのと)丙(ひのえ)丁(ひのと)戊(つちのえ)己(つちのと)庚(かのえ)辛(かのと)壬(みずのえ)癸(みずのと)
干支は十二支と十干を組み合わせて60通りの六十干支となり、60年でこの組み合わせを経てひと回りすることから、還暦

午(うま)年生まれの女性ならば人生のうち何度も聞かれる「丙午(ひのえうま)」
ちなみに丙午(ひのえうま)は来年が還暦の方々

頭の回転がとにかく早いN様
しかも、出てくる言葉が洒落が効いたものが多く、秘伝のスパイスのような複雑で独特の個性の香りを発している
「人とはちょっと違う言葉を探す」という意味でN様と通じるものを以前から感じていた

N様のお部屋の掃除に伺った
この日はご結婚までのお話を聞かせてもらう
「我が家(実家)は祖父も父も午(うま)年で、丙(ひのえ)だけどきっと男の子が生まれるって私が生まれたの」
掃除をする私の手が止まる
「祖父も父も医者なのに、おかしな人たち」
”男なんて困ったもんだわね”要素も含みつつN様が笑われている

本来であれば、丙午は60年に1度なので2026年、1966年、その前は1906年(明治36年)になる
ご結婚までに紆余曲折があり、ご主人は早世されている
N様の気性が丙午(ひのえうま)
N様が周囲のどれだけ多くの人たちからそう言われてきたことが想像できる

N様に
「私も午(うま)年です、私たちどこか似ていると思っていました、私たちは”じゃじゃ馬”ですね」
「馬は気品もあっていいじゃない、やるときは全力疾走するのよ」
N様の言葉選びが秀逸だ

60年に1回しか巡ってこず、その上出生率も低くなりがち、そして女の子が生まれる確率は2分の1
日本において一番人数が少なく、それも女性であることが求められる丙午
発想の転換、考え方を変えれば、その存在は貴重なのかもしれない
自称「丙午(ひのえうま)」
ええやん

2026年は丙午(ひのえうま)
来年の話をする前に、巳(み)年をつつがなく過ごさねば



【スタッフつぶやき】貰ってもいいもの

日中はともかく、朝晩の冷え込みが少し冬を感じる頃になった
ニュースではインフルエンザも徐々に増加していると報じている

職員は当然として、ご利用者様たちにもコロナ以降、食事など多くの人が集まる場ではマスクの着用をお願いしている

朝食後、N様をお部屋へお送りする
エレベーターを待つ間「マスクをお願いしますね」とお声掛けする
「風邪は万病のもと、貰ったら損です、ご自分を守るためにもマスクをお願いします」
加えて話すとN様が
「本当、風邪や病気は貰ったら損だわね」
エレベーターが到着し乗り込む
”貰ったら損”の話題が続く
「じゃあ、貰ってもいいものって何でしょうね?」
N様と考え、私が出したものは
「遺産はどうです?貰ってもいいんじゃないです?」
N様が諭される
「あなた、遺産もプラスならいいけど、借金も遺産、貰ったら貰ったで困るときもあるわよ」
至極納得する
じゃあ、何なら貰っていいんだと、また二人考えN様が言われる
「貰ってもいいもの”年金”ね」
おおお!年金、貰ってもいいもの、私の年代なら諦めつつも欲しいもの、貰いたいもの
「大正解ですね!」
N様と笑ってお部屋に着く

その日の午後、H様のお風呂のお手伝いをした
H様に季節の変わり目体調を崩さないようお話をして、「貰ってもいいもの」の話をした
H様もお風呂に浸かりながら考えられている
「今まで考えたこともなかったけど、考えても全然出てこないわ」
H様の豪快な笑いとともに
「そんなことを思いつくって、あなた面白いわね」
褒めていただく
お風呂上がり暑がりのH様のために脱衣所内を扇風機を回しておいた
それに気づかれたH様が
「お気遣い、ありがとう」
と仰った
H様に褒めてもらい、感謝の言葉をもらい、気がついた
「”褒め言葉”と”ありがとう”は貰ってもいいもの、貰いたいものですね、ええもんもろて、ありがとうございます」
最高の”貰ってもいいもの”を見つけられ手を叩いて二人で喜ぶ

これからしばらく、「貰って損な」風邪やインフルエンザ、コロナに特に注意な日々が続く
「貰ってもいいもの」を探し、見つけて、褒め言葉や感謝の言葉など差し上げられるもの、貰って困らないものは惜しみなく差し出そう
寒い季節こそ、温かい気持ちを交換しようと思う



【スタッフつぶやき】思考回路

ここ数日ですっかり涼しいから寒いくらいになった、今日この頃

N様が朝食のとき羽織られているニットがとても素敵で、「素敵!」とお声掛けしようと思いつつも朝の慌ただしさからチャンスなく、気づいたらお昼ごはんの時間

N様と同じ階のご利用者様に昼食のお声掛けに伺い、エレベーターを待っているとN様もエレベーターホールに来られる

「朝のニットが素敵」
それで頭がいっぱい
そんな頭からの指令で口から出た言葉が
「おはようございます」

「朝のニットが素敵」 -「 朝のニット」 - 「朝」 = 「おはようございます」

脳の信号、混戦状態
言葉した自分に自分でびっくり

「お仕事、忙しそうね」
N様が大笑いされている

改めて
「こんにちは、今朝のニットとても素敵でした、手編みですか?」
「そうよ」
「すごく素敵、それを朝からお伝えしたかったんです、それがなぜか「おはようございます」になりました」
3人で大笑いする

秋が来た
楽しいことを見つけ、笑って、元気に次の季節を迎えよう



【11月ホームイベント予定表】モナトリエ

有料老人ホームの11月イベント予定表です。


ファイルイメージ

【献立表】(11月2日~11月15日)

11月2日から11月15日の献立表です。


ファイルイメージ

More...

住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

タグクラウド
検索
購読
ナビゲーション

ページの先頭へ戻る▲