住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

【スタッフつぶやき】繋がり繋がる繋がっていく

ある日の朝礼で
”(ご利用者様が)繋がることを考えてください”
と話された
ご利用者様が繋がるとは、施設にご入居される方の中には「施設に入る=自分はもう必要とされていない」と考えられる方もおられるので、モナトリエに入居されても世の中、人々と繋がっていることを実感していただきたいので、何かアイデアをという話

繋がる
私たちは5年前、コロナとい全世界で一斉に、人という人の交流が途絶えたという経験をした
家族と会うことも制限され、誰かと会っても一定の距離を置き、直接的な繋がりが絶えた
でも、あのとき、私たちはお互いを必要とし、この時期が終われば、この災が過ぎ去れば、と息を潜めつつも同じように思う相手が健康でいられるようにと、お互いがお互いを思う日々だった
思うことで繋がれた日々だったように思う

私自身、北九州という親戚も知り合いもいない土地に引っ越してきた当初、話す相手が家族しかいない日々を過ごした
近くに繋がろうに繋がれる相手もいなかった
でも孤独ではなかった
それは遠くとも、私を思ってくれる人がいると知っていたから

ご入居者様たちは皆さん、今まで慣れ親しまれた土地、お友だちやお知り合いの多い場所から、知る人もいない施設にご入居される
生活する場所から、人付き合いから
イチから全て始まる
それは老若男女関係なく、不安に決まっている

繋がり
そんなご利用者様に私たちヘルパーができる、繋がり
それはご利用者様の”一番身近な人”になることじゃないんだろうか

朝夕食事のときにお会いすればご挨拶する
エレベーターでお会いすれば、廊下ですれ違えば、お部屋の扉が開いていたら、お声掛けする
天気の話でも、季節の話でも、趣味の話でも、話題なんて何でもいいから
とにかく、笑顔でご利用者様の身近な人になる
「あの人の名前は知らないけれど、あの人は知っている」存在になる
誰かと繋がっていると思っていただけるだけでも、ご利用者様の日々は変わらないだろうか

私の半径2メートル以内であれば、私はガンガンご利用者様に繋がっていきたい
まずはヘルパーと繋がっていただく、それがご利用者様が繋がる最初の一歩と思って




【献立表】(5月11日~5月24日)

5月11日から5月24日の献立表です。


ファイルイメージ

【スタッフつぶやき】姉妹

ご夫婦でご入居されている方は何組かいらっしゃる
しかし、兄弟姉妹でご入居されている方は1組だけ

M様とK様は4姉妹の2番目と4番目
次女であるM様は言われる
「2番目なんてほったらかしよ」
分かる
長女である姉、男子を期待された2番目、しかしの娘、それが次女

K様はしっかり者のM様とは少し違い、ほんわかされた方
ご病気もあり
「私、どうしたらいいか分からない」
とよく言葉にされる
服を着替えますね、歯を磨きますね、お風呂をご一緒しますね、など端的な言葉で説明し、お手伝いするといつも
「ありがとう」
と仰っていただく
食事のお声掛けに伺うとフロアまでご一緒する際、K様の小さく可愛らしい手を繋いでいただける
K様の誘導がついてると、それが楽しみで嬉しくなる

ある日K様のお風呂のお手伝い
血圧を測り、着替えを準備し、トイレをご一緒しているとK様が
「私、あなたみたいにシャンシャンできんのよ」
と仰ったので
「シャンシャンって、私、パンダみたい」
と答えると
「あなた、パンダ?パンダ?」
とK様を混乱させてしまった
パンダが何と鳴くかも分からず、すみません、とトイレを出ると人の気配が
ご家族か、他のスタッフかなと思ってそちらを見ると、なんとM様だった

M様「あなた、トイレで何話してたの?」
私がシャンシャンで、シャンシャンがパンダで、私はパンダではないとかです
私のシャンシャンにM様が興味があるわけなく、M様が続けて話される
M様「Kの部屋からあなたの声が聞こえたから、来てみたのよ」
うぉぉぉおお!!私、声が大きくてよかった!!シャンシャンでよかった!!
K様は当初、M様がなぜそこにおられるのか分かられていないご様子が、少しずつ分かられてきたのか
K様「M子姉さん」
と幼い頃から何百回、何千回と呼ばれたであろう名前を口にされる
驚かれているK様に対し
M様「そうよ」
通常運転のM様

この対比、たまらん

M様「来る機会がなかったから。Kらしい部屋で、いいじゃない」
K様の部屋を眺めらるM様
M様「毎日食事で会うけどね」
とつくづく言われるので
たくさんの人の中で顔を会わされるのと、お二人で会われるのは違いますから
と伝えると
M様「そうね」
ニッコリされるM様
K様がお風呂を気にされているご様子を察したM様が
M様「お風呂に行ってらっしゃい」
と促していただく
3人でK様のお部屋を出てM様のお部屋前に行くとM様がK様に
M様「いつでも来ていいのよ」
と仰る
K様にその時はご一緒させてくださいね、と伝えK様とM様のお部屋をあとにする

終始混乱されていたK様

エレベーターに乗ると
「M子姉さん、あの人ね、私のお姉さんなの」
とすごくすごく大切な人を思い出された喜びに満ち満ちた笑顔になられていた

モナトリエに勤めて1年が経ち、築いたご利用者様たちとの関係性
ここに大きく実がなり、私に幸をもたらしてくれた
至福
ありがとうございます



【5月ホームイベント予定表】モナトリエ

有料老人ホームの5月イベント予定表です。


ファイルイメージ

【スタッフつぶやき】母親

世間はゴールデンウィーク
ご利用者様の日々を支える仕事である私たちは日曜、祝日も関係なくヘルパー
ご利用者様たちもゴールデンウィークも関係なく、普段通りのご利用者様
ただ、ご利用者様のご家族はゴールデンウィークで、普段は遠くに住まわれている息子さんや娘さん、お孫さんたちが来られていたりする

S様は口調が特徴的で、それがまたとてもチャーミングである
私が入社以来サービスに入ったことのないご利用者様のお一人ではあるけれど、午後から廊下を健康のためと散歩されたり、朝食、昼食のときエレベーターでご一緒のときなど、ちょこちょこおしゃべりさせていただいる
昨夏など、お風呂掃除で汗だくになっていたら
「あなた、ちょっとこれでも飲みなさい」
とリアルゴールドを差し入れてもいただいた
お隣のY様とS様がお話しされているとき、お二人とも女学生のようにはしゃがられている姿がとても可愛らしく、お幾つになられても素敵な女性たち
モノマネしたいご利用者様No1、それがS様

今日の午後、ご利用者様の入浴のお手伝いをして廊下に出るとS様がエレベーター前にいらっしゃった
S様の隣には見知らぬ男性が
入浴されたご利用者様と歩き出すと、S様が足早に私たちの方へ歩み寄られ
「いつもお世話になっています。これ、私の息子です。本当、お世話になっています」
と選挙活動のように息子さんの腕を引っ張りながらご挨拶される
「こちらこそ、いつもお世話になっています」
と遅ればせながら私も頭を下げ、挨拶もそこそこにエレベーターが来て4人で乗り込む
S様に、お母さんの顔になってますね、と話す
「そうおぉ」
といつものS様のチャーミングな口調に戻られている
さっきのご挨拶、普段私がお世話している相手が息子さんのような口調でしたよ、と4人で笑い合う
笑う目元や親しみやすさがS様そっくりですね、と伝えると
お二人で
「そんなことないです」
と一緒に言われて、またまた4人で笑い合う

S様が焼き芋や甘々ココアが最高と叫んでおられたことや、日々お昼前のラジオ体操を元気ハツラツ頑張られていること、お部屋のお隣の方々、食事のお隣の方々とおしゃべりを楽しまれていることをお伝えすればよかったと後悔しつつ、モナトリエでの日々を楽しんでおられますよ!!とここに記しお伝えしたい



More...

住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

タグクラウド
検索
購読
ナビゲーション

ページの先頭へ戻る▲