住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

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【スタッフつぶやき】怒られる

ご利用者様と職員の距離感の中で特に注意しているものがある
それは、私自身または他の職員が何か粗相、失敗をしたときにちゃんと謝罪し、ご利用者様にしっかり怒られる関係にあるかどうか
そして、素直に謝罪したら、その謝罪を受け入れてもらえるかどうか

人は誰だって失敗はするし、失敗したら隠したい、逃げたいと思う
でも、どんな仕事、どんな人間関係でも自分の失敗を認めることは絶対必要なことで、それを素直に伝えることは勇気の必要なことだと思う
「怒られる」というのは、失敗に対して相手の当然の感情であり、それを甘えない関係、ちゃんと指摘できる関係は健全な関係が存在してこそ
最後に、受け入れてもらえる関係がなければ私たち職員は成長できないし、そのご利用者様との関係も続いていけないと思っている

こだわりの人、M様
M様のお掃除があったのだろう、乾燥した洗濯物を置いている場所にM様の洗濯かごがあった
次の日朝、まだM様の洗濯物があった
「あ〜っ、M様、怒ってはるやろな」
と思いつつ午前中は返却に伺う時間が取れなかった
それから午後
洗濯物置き場を通る度にM様の洗濯物が私に向かって
「まだなの?!」
言われている気がしてしまうが、時間が、、、、、、、、、
15時50分、この日の私の担当サービスが終了した
終業まであと10分、M様の洗濯物をお持ちする

「失礼します、お洗濯物をお持ちしました」
M様が扉に背を向けて座っておられる
しかし、その背中が語っている
「遅かったわね」
次に振り返られたM様の口から発せられる
「もう洗濯物が返って来ないと思ってたわ」
私「大変失礼しました」
いつも通りタンスに洗濯物を返す
M様「どうしてこんなに遅かったの?」

言い訳をすれば
ここ最近は朝から夕方までどの職員もぎっしり休む間もないサービスが組まれていて、洗濯物を返却する時間が正直取れません
昨日の午後に返却に伺いましたが、M様がディサービスの時間でお返しできませんでした
言い出したらキリのない言い訳で溢れ出そうになるけれど、どの言い訳もご利用者様であるM様に関わりないこと、私たち職員はできる限りでM様や他のご利用者様たちに今まで通りのサービスを提供してこそプロ、それをどうすかは私たち職員の仕事

「どうしてこんなに遅かったの?」
M様の言葉に答える
私「昨日、帰る前にM様の洗濯物が残っていることには気づいていましたが、帰りたかったんです、ごめんなさい」
そう、私は帰りたかった、他の職員たちのことは知らない、私は、M様の洗濯物を返すより帰りたかった
M様の目を見て本当のことを伝えた
続けて
「今日の夕方に残っていたら、私が絶対に返してから帰ると心に決めて、今、ここに伺いました」
M様も私の目をじっと見られて
M様「そう、じゃあ、仕方ないわね」
それまでの怒られる私の緊張と、怒ってるM様の緊迫した空気が面白くて二人して笑ってしまった
私「本当にすみません、普段より丁寧にタンスに片付けます」
M様「普段も丁寧にお願いします」
笑いが止まらない
返却が終わり次にその日使われたタオルなどを洗濯かごに入れる
この入れ方にもM様のこだわりがあるのを私は知っている
私「一番下に濡れたタオル類で肌着、一番上に洋服とズボンでいいですか?」
M様「わかってるわね」
私「エコバックは空気が入るように”ふんわり”置いておきます」
M様「できてる、できてるわよ、ちゃんと」
褒めてもらえると、また頑張ろうと思う自分が単純でよかった
最後、お部屋を後にする際、もう一度今回の件を謝罪する
M様「次からもよろしくお願いします、期待してるんだからね」
怒られるうちが花、怒ってもらえる間がいい関係
厳しいけれど、楽しいM様

さて、忙しい、忙しいと自分たち自身で呪文をかけてしまうのではなく、メリハリをつけた仕事で工夫や改善、見直すところも必要なとき
さてはて、ない知恵を振り絞るだけでなく、周囲も巻き込んで頑張らねば



【12月ホームイベント予定表】モナトリエ

有料老人ホームの12月イベント予定表です。


ファイルイメージ

【スタッフつぶやき】面子

私には自分でも意外な才能がある
それは「麻雀」
私の麻雀は特殊で、実際の牌で麻雀をしたことがない
全てゲーム
ゲームの麻雀はリーチを自動で教えてくれたり、”あがり”を教えてくれるので、私はなんとなく数字や絵柄を揃えればいい、あとは機械任せ
なので点数計算も全くできない
あがれる役牌も3つくらいしか知らないけれど、結構強い
麻雀ゲームのランキングも何のかのと結構上位だったりする
しかし、何度も言うけれど、本当の麻雀はしたことがない

麻雀といえば、C様
お掃除に伺うと、テレビゲームで麻雀に興じられている
「時間を忘れてやってしまう」
笑いながら話される
「わかります、私も何も考えずただ牌が流れるだけの画面を一日眺めて過ごす日があります」
C様が話される
「昔は麻雀牌を3〜4セット持ってたのよ」
「将棋や囲碁と一緒で、麻雀牌にも上から下まであるんでしょうね」と答える
「あなたも(麻雀)するの?」
「するのはしますが、本物の麻雀はしたことがないんです」
C様が「この子は何を言っているんだ?」と困惑された表情をされる
どう説明すればいいのか
「テレビゲームでならご一緒できるんです」
「ここ(施設)では麻雀できないわよね」
やるなら、面子に入れて、いろいろ教えて下さい
3つしか役牌を知らないことはC様には言わないでおこう

麻雀をするなら4人必要
意外なところで麻雀のお話をしたのは、N様
N様のご主人は
「おM(N様の下のお名前)ちょっと一緒に遊ぼうじゃないか」
そんな言葉でN様を連れ出し、一緒に興じられていたとか
N様に
「麻雀されるんですね」
伺うと
「よくフリテン(麻雀のルール)をして、みんなに笑われてたのよ」
「フリテン、私もよくやります、自分で気付けないんですよね」
「点数の計算も難しいのよね」
続けてN様が
「あなたも麻雀されるの?」
「することはしますが、本物の麻雀はしたことがないんです」
訳の分からない答えをし、C様同様にN様も困惑した表情をされる
「テレビゲームでしかしたことないので、お手柔らかに」
N様が言われる
「今度、私が”カモ”にして差し上げましょう」

C様、N様、私
これで面子が3人揃った
あと一人
ずっと前に、どなたかご利用者様が麻雀のお話をされていたような気がするけれど、どなただったか思い出せない
しかしながら、私の”本物の麻雀”デビューがそう遠くなさそう



【夏祭り】モナトリエ

  • 2025-11-17 (月)

世界の料理や民族衣装をはじめ
万博をテーマに夏祭りを開催

 今年の夏祭りのテーマは、「万博」です。本物のパビリオン巡りさながらに、盛りだくさんのプログラムをご用意しました。万国旗を飾った3階で、まずはランチバイキングから。この日のためにお招きしたのは、有機野菜にこだわる完全貸し切り制のイタリアンレストランを八幡西区で営む「ピノッキオ」さん、小倉北区木町に店舗を構えながらキッチンカーやケータリングでフランス料理を提供する「ルナモナミ」さん。皆様の日頃のお食事を手掛ける1階の厨房スタッフも、多国籍メニューをご準備。マルゲリータ、キッシュ、パエリア、エビチリなどからデザートまで、ズラリと並んだカラフルな品揃えに、「これは何?」「いろいろ食べたいから少しずつね」などお店の方とも積極的に交流される皆様。
 テーブルでの会話も華やぎ、お食事を終えられた方から順次2階にご移動です。出迎えるのは、ブータン、チュニジア、ウズベキスタンなど世界の民族衣装を着たモナトリエのスタッフたち。「わぁ~、かわいい、それどこの国?」「あっ、それはアフリカの衣装ね」「かっこいい!!一緒に写真を撮りたい」と、世界旅行を模した背景を前に観光地のような賑わいです。
 夏祭り後半は、再び3階に戻り3部構成のステージを。スペイン留学の経験があり多くコンクールでも活躍するプロのギターリスト池田慎司さんが奏でる『アルハンブラの思い出』、メキシコの曲『シエリトリンド』などで、気分はすっかり異国の地へと。続いては気功です。看護師の傍ら気功講座の講師としても活躍中の平紘子さんの動きをお手本に約20分。日頃からデイサービスで体操に取り組んでいるため、皆様の体の動きはとてもスムーズ。
この日のトリは、モナトリエ初となるインドネシアのバリ舞踊。現地で学んだ川崎麻愛さんとご友人がきらびやかな衣装で登場されると会場から歓声が。バリのお祭りの定番曲という『パニャンブラマ』『チョンドン』では、指先や首のしなやかな動きに魅せられます。バリ舞踊の貴重な体験もしてお開きとなるも、しばらくは記念撮影の順番待ちが続いた今年の夏祭り。55年前の大阪万博やかつての海外旅行の思い出話も聞こえ、大変お喜びいただけました。来年もどうぞ楽しみにお待ちください。


【夏のテラスガーデン】モナトリエ・デイサービスセンター

  • 2025-11-17 (月)

鮮やかな緑の葉と勢いのある蔓の合間に、次々と開く涼やかな朝顔。人の背丈ほどに育ったオクラは淡いクリーム色の花を咲かせ、青い実をつけたレモンの周りには蝶が舞います。2階のテラスガーデンでは、この夏も自然の営みを垣間見ることができました。
例年以上の暑さのため、皆様にはガラス越しやスタッフが撮影した画像をもとに、その様子をお伝えし、ガーデニングに詳しい方からは、「これは摘心しなくちゃね」とアドバイスをいただきます。キュウリは苗の段階でダンゴムシに食べられてしまったこと、初挑戦のカボチャは、花は咲いたものの実がならなかったことなどは、来年以降の課題です。
猛暑の中でも元気に育ったトマトは、クラッカーにのせておやつに。今はシソが可憐な花を咲かせています。やがて種がこぼれ、また来年も爽やかな葉を茂らせてくれることと思います。


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