住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog
【彩悠記】モナトリエ
- 2026-03-30 (月)
- お知らせ
季節ごとに開催しているおやつレク。3月は、もちろん雛祭りにちなんだものです。事前にポスター掲示でお知らせすると、早速、スタッフへの問い合わせが始まり、心待ちにされているご様子が伝わってきます。
当日ご用意したのは、甘酒と丸ぼうろ。モナトリエの地域活動でもつながりのある、近くの「ゆめマート小倉」さんでご準備してきたものです。コップとお皿も春らしくピンクで揃え、開始時間を待ちます。
お仲間同士、お誘いあわせの上ご来場される皆様。日頃のお食事時間とは違い、お好きな席にお座りいただけるため、普段あまり交流がない方とおしゃべりできるのもおやつレクの楽しみ。子どもの頃に飲んだ甘酒のこと、親となっては雛人形を飾ったことなど、思い出を振り返るひとときに、また開催してほしいとのお声。次回のおやつレクも、どうぞお楽しみに。
- コメント: 0
【ハンマーダルシマーと竹チェロ】モナトリエ
- 2026-03-30 (月)
- お知らせ
初めての音色を聴き
初めての音を奏でる
「あんなに四角くて広いの、初めて見た」「名前はなんていうの?」「どんな音がするんだろう?」と、それぞれのお席から身を乗り出し、楽器をのぞき込む皆様。お越しの方から順にお配りする歌詞カードにも次々と手が伸ばされます。演奏会の幕開けは、アイルランド民謡の『ダニーボーイ』です。初めて聴く音色ながら懐かしい曲に、ハミングも聞こえてきます。
「これはハンマーダルシマーという楽器で、ピアノのご先祖様と言われています。台形の木の台に張られた多数の弦を、ハンマーと呼ばれるバチでたたいて音を出す打弦楽器。ダルシマーは、甘い音色という意味です」と鶴田かず美さん。10世紀ごろのペルシャで誕生し世界各地に伝わる中、イギリス民謡に特に適した楽器になっていったそうです。続いての『庭の千草』『埴生の宿』『グリーンスリーブス』にも、歌声やハミングが広がっていきます。
琴やハープ、木琴や鉄琴ともまた異なる幻想的な音色は、『さくらさくら』『ソーラン節』といった日本の曲にもよく合います。「ステージにあるもう一つの楽器も、皆様気になっていることと思います」と、鶴田さんからマイクが渡ったのは、成田衣藍さんです。「これは、北九州発祥の楽器で、合馬の竹を使ってインストラクターの先生と一緒に作った竹チェロです」と1曲ご披露いただくと、会場からはすぐに♪遠き山に日は落ちて♪の歌声が。
後半は、ハンマーダルシマーと竹チェロのデュオで『サリー・ガーデン』『浜辺の歌』『見上げてごらん夜の星を』。歌声も段々と大きくなっていきます。お開きの後、多くの方が次々とステージに向かわれ、ついには演奏体験の時間に。「バチはどこを持つの?」「まろやかないい音色ね」「竹がこんなになるなんて」などご質問や感想が飛び交い、記念撮影をご希望される方も。初めての楽器との出会いを存分にお楽しみいただけたようです。
ハンマーダルシマー奏者・教会オルガニスト 鶴田かず美さん
ハンマーダルシマーは、稲岡大介氏に師事。この日の楽器は、ハンマーダルシマーの父とされるサム・リゼッタ氏が制作したもの。市民センターや施設、カフェなどでの演奏や子どもの体験活動にも力を入れる。2025年、CD「ハーブの心象」を制作。
竹チェロ愛好家 成田衣藍(いあい)さん
竹の有効活用として生まれた創作楽器「竹チェロ」の発明者・田中昇三氏の指導で、竹チェロを制作。練習を重ねながら仲間とともに、市民センターなど地域施設で演奏活動を行い、あたたかな交流の場づくりに取り組んでいる。
- コメント: 0
【リンクのある日々】モナトリエ
- 2026-03-30 (月)
- お知らせ
リンクのある日々(後編)
モナトリエのオリジナル紙幣「リンク」をためて、お好きな品物と交換する取り組み。約半年が経ち、最近では率先して活動を行い、スタッフに申告してくださる方もいらっしゃいます。「リンク」は、ご自分専用のお財布で管理。1リンク紙幣を数えては小まめに10リンクへの両替をご希望される方もおられ、ちょっとした脳トレにもなっています。
ほとんどの品物は100リンクで交換できますが、体験型もご用意。500と1000リンクでは、「お茶の山口屋」さんでのソフトクリームや、「コメダ珈琲店」でのお茶の時間がお楽しみいただけることから、お仲間同士「みんなでコメダに行こう」と声を掛け合うご様子も見られます。
活動し、ためて、交換するという一連の取り組みが浸透してきたこともあり、当初の目標である皆様の活動と社会貢献とのリンクも検討を進めたいと思っております。(完)
- コメント: 0
【スタッフつぶやき】その人らしさ
- 2026-03-29 (日)
- つぶやき
N様は教養としては知っているけれど、その歴史を知る人、語る人として稀有な人
例えば、ご兄弟が地球の反対側、ブラジルに開拓民として移住されたお話
戦後、新天地を求め南米ブラジルへ渡った人々がいることは、テレビか何かで知った知識であっても、私の周囲にはその歴史に関係した人はおらず、どこか遠い話でしかなった
N様が話される
「一度、母や兄と会いにブラジルに行ったけれど、本当に大変な生活をしてたの、寝るときも柱らちょっこんとあって、それに屋根じゃなく、布が掛かってるだけ、でも日本と違って夜でも暖かいから寝られないことはなかったの」
別のとき
今年は福岡県は雨が降らず、特に福岡市内は断水があるかもしれないほどの水不足
そんな話をN様としていたら思い出される
「そういえば、子どもの頃、雨乞いをしたことがある」
”雨乞い”なんとも”いにしえ”の響きに満ちた言葉
どんなことをしたんですか?と伺うと
「夜、提灯を持って村のみんなで神社に行き、神社に着いたら提灯を消して、何か祈ったのよ」
雨は降りました?と伺うけれど
「それは覚えてない、そもそも、今の今までそんなことも忘れてた」
「雨乞いした人、初めて会いました、握手して下さい」
二人で大笑いした
何気なく話されるN様の「歴史」が楽しみになった
「私の父の実家はお寺さんだったから、父は何時間でも正座をしてても苦にならなかったのよ」
N様のきっちりとされた性格はきっとお父様似なんでしょうね、と笑い合った
看護婦をされていたN様が看護婦になられるきっかけも聞いた
「叔母が助産師をしていて、いつでも駆けつけられるよう自転車を家の前に置いていてね、私も手伝ってたのよ」
使命感の強いN様にピッタリのお仕事でしたね、と言うと
「大変だったけど、好きな仕事だった」
背筋を伸ばし、窓際の椅子に座られながら快活に話されるN様
椅子のそばには「すること一覧表」や脳トレが置かれ
「大変だけど、元気でいないといけん、頑張るぞ」
お掃除の最後にはいつも拳を上げて気合を入れられていた
そんなN様、歩くことがキツくなられていたとき、職員に言われた
「人間失格ね」
その職員は
「じゃあ、N様は人間以外なら犬がいいです?猫がいいです?私は猫がいい」
二人で大笑いしたそう
私も話したことがある
「今はお手伝いしていても、N様は元気になられたらご自分でされる方と知っています、慌てず、責めず、ゆっくりですよ」
「そうね、ありがとう」
いつもN様は「ありがとう」を言っていただくとき、手を合わせられていた
自分の足で歩く、自分のことは自分ですること、自分らしくあること
N様が最後の最後まで実践されていたこと
そうでありたいと思われていたN様
私たちが思うとき、思い出すのはそんなN様
そんな私を覚えていてね
そう言って、手を合わされているはず
桜が咲いた、春に思う
- コメント: 0
- タグクラウド
- 検索
- 購読
- ナビゲーション