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つぶやき

【スタッフつぶやき】燃料

以前にも書いたけれど
「このブログを読んでいる人は限られている」
そんな自信のもと、ヘルパーである私が感じたこと、ご利用者様との出来事を好き勝手に自由気ままに書かせていただいている
だから、施設であったイベントについて書くこともあるけれど、あまり書くこと、記事にすること機会が少なく、そういうちゃんとしたことは、ちゃんとしたプロに書いてもらうのがいいと思っている
「お知らせ」の中に、月に何本か「ちゃんとした文章」で演奏会などの記事が載っているのは、「ちゃんとしたプロ」が書かれているものである
プロはやっぱり、プロ
餅は餅屋である

何を書くかが私の気分次第であるように、私がブログを書いている人であることを言わなかったりする
”言わなかったり”と言うのは、言うときもある
それは私の気分次第なので、理由はない
気分屋で申し訳ない

そんな中で、N様には早々にブログの人であることを打ち明け、N様に関して書いた記事はアップする度ご報告している
N様に起床のお手伝いをしながら
「施設のイベントを紹介するわけでもなく、ときどきは私の愚痴のようなことを書いたり、自分の個人的な披露したり、こんな文章でいいんやろか、こんな内容で怒られへんやろかと思っています、そもそも誰も読んでないけど」
と話す
「施設での生活、普段、ヘルパーさんとどんなお付き合いをしているかが知れて、それがいいと思いますよ」
N様に励ましていただく
ナマ読者の声、ありがたい

そんな朝、嵐のような慌ただしい朝食の誘導を終えてエレベーターホールに行くとN様がディサービスの職員Nさんとエレベーターを待っておられる
そういえば、ディのNさんに初めましてに近い頃、エレベーターで突然告白された
「ブログ書いてる人ですよね?私、あれを読んで就職を決めたんです」
あのときのNさんを思い出し、N様にそれを伝える
N様が嬉しそうに
「ほら、やっぱり、役に立ってるし、読んでる人がいるでしょ!」
私よりも嬉しそうに興奮されているN様が愛らしく、3人で笑う

書いたことで繋がれる
書く人でよかったな、と思える瞬間

何かを創るというのは、ときどき、これでいいのか?迷子になるときがある
”マンネリ”という言葉が怖い
ご利用者様との日々に慣れが生じて自分の鮮度が落ちていると思うとき
他の誰でもなくご利用者様に「これでいい」と言っていただけると
「大丈夫」と道標になり、さらに進んでいける

そして、この記事をアップしたらN様に報告し、また「ナマいいね」をいただこうと思う
それを燃料に、また、次も書いていこう、働いていこう



【スタッフつぶやき】逆転

職員はご利用者様の話、声を聞いて、なんぼである
どんな仕事でも、相手(お客様)に話をしてもらい、そこから相手の要望なり潜在的な希望なりを汲み取って、なんぼ
ヘルパーは聞き役に徹する
聞き役になれ!とおしゃべりな自分に言い聞かせ仕事をしている

最近、家庭の事情で毎週末のように帰省している
新幹線に乗っていれば2時間半で着くとは言えど、帰省する理由が重苦しいときもあり、疲れも出てくる
そんな帰省をした翌日、今日の仕事
お相手は姉さんM様
若手職員Kさんと2人1組でシーツ交換も行うお掃除のサービスに伺う
M様にお掃除に伺ったご挨拶もそこそこに、宣言する
「普段なら私、M様のお話を伺おうと思っていますが、今日は私がお喋りさせてください」
M様が聞かれる
「いいけど、どうしたの」
「帰省をして疲れているんです、私の気分転換はおしゃべりすること、だから、M様、今日は私に思いっきりお喋りさせてください」
素直な気持ちを言葉にする
そこから15分、シーツ交換をする手を動かしながら、口も動かし続ける
私の話にM様は
「それで、どうしたの」
「大変ね」
などの合いの手を私が話しやすいタイミングで入れてくれる
私の口角動きまくり
溢れる言葉、止まらぬおしゃべり
相方のKさんは洗濯に行き、その後私の話にM様同様、相槌をしながら、掃除機をかけたり、トイレ掃除をしている

シーツ交換も終わり、お部屋掃除も終了
M様に退室のご挨拶をする
「今日は私の話を満足いくまで聞いていただき、ありがとうございました」
Kさんが言う
「本当にしゃべり続けてましたね」
当然の顔をしてKさんに言う
「だから、最初から「今日はしゃべりますよ」って言うたんよ、言葉通りやろ」
私たち2人の掛け合いを笑って眺められるM様
3人して
「ありがとうございます」
と笑って仕事終了

次回はちゃんと聞き役になろうと思います



【スタッフつぶやき】1日

笑って終えられる1日が本当は一番いい日なのかもしれないけれど、やっちまったなぁと思う日でも思い返せば良いことも起きてる
ただ、”やっちまった”の残り香が濃いだけ

I様のお掃除からスタート
掃除機をかけていようが、トイレ掃除をしていようが、I様のお喋りは止まることはない
お喋り大好き、I様
私もI様に負けないお喋りなので、二人して大声で廊下に響き渡る声で喋りまくる
I様の掃除の最後にはお決まりの「この世の花」
以前勤めていた施設の体操に入っていた振り付けを覚えていて、一度ご披露してから毎回所望される
I様の歌に合わせてこの日も踊らせていただく
満面の笑顔で「ありがとうね!!」と手を取って喜んでいただける、この瞬間が嬉しくて息を切らしながらも踊ってしまう

続けて別のI様のお掃除に伺う
I様はご利用者様であり、人生の先輩
そこそこ生きてくると節々で出会う、いろいろ話を聞いてほしい、聞きたい、そんな存在
「元気な間に美味しいものを食べたいし、出かけたいのよ!」
そんなI様をサポートしたい、私にできることは何だろうと言葉を聞くたび考える
I様にはいつもパワーをいただいている
仕事であって、仕事でない時間、それがI様のお掃除

午後になれば、同郷の人、S様の入浴介助
S様のお部屋にご主人と写られた写真が飾ってある
入浴後、冷蔵庫から飲み物を出しながら、S様のお若い頃の写真を眺める
写真の中のS様は「The奥様」で、とても綺麗でおしゃれ
今だって変わらないはずだけれど、目の前のS様は私のアホに付き合ってボケたらツッコんでくれる「The関西人」
S様に言う
「この人と目の前のこの人が同じ人に思われへん」
S様が言われる
「実はちゃう人かもしれんよ、内緒にしといてな」
そういう返し、めっちゃ好き!
2人で息が合って最高や

次はM様のお部屋へ
京都から神戸ってJRでも阪急でも大阪・梅田で乗り換えないと行けないけど、モナトリエではエレベーターで上から下へ
男前なM様は気遣いの人でもある
30分のサービスでは時間が少なく床掃除の邪魔になるからと、廊下に出ていただける
その期待に応えて、しっかり綺麗にしながらも時間の無駄のないようにお掃除する
ご協力いただき残った時間は、関西人のおしゃべりの時間
M様はお話上手で、私のツボを押さえてこられる
こういう話、こういう間がええねん、でも毎回M様の面白い話ばかり聞かせてもらって、私は全然面白い話ができず申し訳ないと思いつつ、M様のお話を堪能させていただく

K様はその穏やかな独特の口調で私を癒してくれる
乾物屋、屋号は「イソベ」のお嬢様
先日、今季の海苔漁が始まったとニュースで見たので
「やっぱりイソベさんも有明の海苔ですか」
と伺うとK様が
「そうね、有明もだけど、中津もあったんですよ」
「それもニュースで見たことがある!でも、中津の海苔は今は貴重品何ですよね」
と続けると
「海苔は風味がいいのよ」
K様の上品な口調で言われると、磯の香りがしてきそう

この日の締め括りは別のK様
ヘルパーあるあるで、サービスに入らなければ自分は仕事をしていてもお会いするチャンスがないご利用者様がおられる
私とK様がそうで、しばらくお会いするチャンスがなかった
「顔を見せなかっただけで、元気にしてますよ」
K様にご挨拶すると
「その笑顔が見られて嬉しいわ」
そんな嬉しい言葉をいただいたら、私、泣いちゃうぞ、K様
嬉しいのか、恥ずかしいのか、分からない感情に溢れてしまう

やからす日もあるけれど、思い返せば嬉しいことに満ちているじゃないか
幸せは気づくもの、見つけるもの、すぐそばにあるもの
振り返れば、幸せじゃないか
いい日じゃないか



【スタッフつぶやき】博多っ子

M様を言葉で表すなら「活」
廊下で日向ぼっこされていたり、散歩されたり、3階にテレビを見に来られたり
お声を掛けるといつも笑顔で快活に答えていただく

生まれも育ちも中洲川端
みまごうことなき博多っ子
M様にとってお櫛田さん、櫛田神社は最も近い遊び場
図書館に行くより、近くの大きな本屋さんの方が近くてたくさんの本が揃っている
そんな都会に生きてこられたM様

子どもの頃から本を読むことが大好き
川端康成や山本周五郎の出版された時代を覚えておられ、瀬戸内寂聴が同年代
でも、人と話すことが好きではなく、話す友だちは1人だけ
喋らんM子ちゃん
そんなM様が変わったのは戦争
ご家族を戦争で亡くされ、
「これからは女性が美しさを求める時代になる!」
と一念発起
洋装店を開業され
「私が作ろうとする服はサラリーマン家庭では買えない、お客様は資産家にしよう!」
思ってできるM様はもともと商才があったのだろう
喋らんM子ちゃんはお客様に合わせて話題を変えられる敏腕社長に
「喋ると喋らんでは売り上げがぜ〜んぜん、違うと」
M様が子どもの頃から本を読み、蓄えてこられた知識が爆発したんだろうな
軽のバンでM様自ら運転し博多の町を走り回り、お針子さんを何人も雇われ、バリバリ働かれた
その頃のお話をされるM様は本当にイキイキされている
「大変だった」という一言の裏には、私たちでは想像できない、明日を生きるための苦労が隠れているけれど、それを乗り越えられたM様の強さが輝きを増している

M様のお部屋には100年前に撮られた姉弟の写真が飾ってある
お稚児さんの姿で映られている、M様
「昔の写真」と家族のアルバムに飾られている物ではなく、この写真の由来をご本人から伺える「幸せ」

M様が最近よく言葉にしていただく
「私はここに来て、みんなによくしてもらえて、幸せたい、まだまだ長生きせんとね」
そう言ってもらえる私たちも幸せです、ありがとうございます

今日はM様のお誕生日
M様、おめでとうございます



【スタッフつぶやき】詠み人知らず

思い返すと感じることがある
遠くに来たものだ

N様は甲州は山梨のお生まれ
東京にも長くおられ、関東の人
ご縁と若さがあり、関門海峡を越えて北九州へ嫁がれた
新幹線や飛行機も今とは違う時代
ご自分で望まれたといえ、遠くに来られた

普段は感じなくとも、話す言葉や味付けの違いなどから、自分が生まれ育ってきた文化との違いを感じることがある
N様とは関門海峡を越えてきた者同士、共鳴することがあり、お互い口にする
遠くに来ましたね

今朝もN様と遠くに来たと感じる話をした
私が福岡へ引っ越す際に実家の友だちに言われた
「菅原道真、その昔は防人やね」
関西方面から見ると九州はそういう冗談にされることがある
それに間違いはないけれど、そう言われると遠いところ感が倍増する気がする
N様が話される
「昔、住んでいたアパートからときどき、どっちの方向が関門海峡で山梨だろうと思いを馳せていたときがありした」
思わずツッコんでしまう
「それって、もう、万葉集ですね」
二人で笑ってしまう

海峡の 風に感じる 桃の香か 友と語らい 思ふ故郷

AIならもっと気が効いた歌が詠めるのかも



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