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【スタッフつぶやき】祭り
- 2025-07-20 (日)
- つぶやき
「祭り」は
どの季節
どの地域
どの世代であったとしても
何かしらの思い出がある
今年は例年になく梅雨がないまま春から夏になってしまった
梅雨はなくても、なぜか”祭り”までは夏が来た気分にならないのは、なぜだろう
7月は祭りシーズン
7月15日は博多祇園山笠
博多川端で長く暮らされたM様が話される
「お祭りのときは、本当は女が大変なんよ」
”大変”を思い出して困った顔をされてるM様
困ったようで嬉しそうな表情がお祭りがどれだけ特別だったのかが伝わってくる
7月17日は京都祇園祭
誰でも参加できるようで、できないのが地元のお祭り
京都の中でも祇園祭は四条という町の中心部のお祭り
京都の中でも限られた人々が奏でるのが、京都祇園祭
S様はその中で生まれ育たれた生粋の京都人
今年の前祭、山鉾巡行は雨で大変だったみたいですよ
と伝えると
「雨は雨でええお祭りになるねん」
ちまき売りのお囃子を口ずさまれる
7月19日は小倉祇園太鼓
モナトリエは小倉中心部にある
7月に入ると夕方から太鼓の音が聞こえてくる
19日朝、I様の起床のお手伝いに伺った
今日は小倉祇園太鼓ですね、と話すと、京町でお店をされていたI様が思い出される
「子どもたちが太鼓を叩くし一緒にお祭りに行きたいから、お店もあるから家族総出でてんやわんやだったけど、それがいい思い出」
I様の”祭り”を思い出されている
宵山18日の夕方には、古船場の子どもさんたちが太鼓を披露しに来てくれた
エレベーターでご一緒になったN様に古船場の太鼓について伺ってみる
「子どもさんたちが一生懸命太鼓を叩く姿も音もすごく良かったのよ!」
太鼓を思い出し興奮されている
「小学校低学年くらいの子がね、私のすぐ横に来てくれたんだけど、バチ捌きをしてくれて、最後の最後には決めポーズをこうして取ってるの」
エレベーターでN様が決めポーズを取られている姿が、どれほどN様がその瞬間を楽しまれたのかが伝わってきて、そのN様の楽しさが私にも伝播して楽しくなる
夜、U様のお手伝いに伺った
昼間よりも太鼓の音が大きくなっている
威勢のいい掛け声も聞こえてくる
奥様C様に太鼓の音が凄いですね、と話すとご主人のY様が
「うちの爺さんが小倉京町の顔役だったから、祭りのときは一緒に連れて歩いてもらったんだよ」
大好きなY様のくしゃくしゃの笑顔で話される
”うちの爺さん”が今のY様のようだったんだろうな、想像というより絶対そう!と話し、C様も
「立派な爺さんになったね」
3人で大笑いして祭りの夜を楽しむ
長い1日の最後はK様
就寝のお手伝いをしながらK様が
「音が聞こえるけど、何?」
今日は小倉祇園さんで近くに太鼓が来てるんです、と伝えると
「お祭り?私も行ける?」
そうですね、今は夜だから無理ですが、明日のお昼間とか近くに来たら皆んなで見に行きましょうか、と答えると
「私にも必ず声を掛けてね」
子どもの頃に戻られたような最高の笑顔でお願いされる
祭り
遠くの地にあっても、時間が経っても、カタチが変わっても
どの祭りでも思い出す出来事がある
その思い出を聞くことで楽しむ祭りがある
一緒に楽しむ祭りもある
祭りがあった
そして、夏が来た
楽しい思い出とともに元気でいたい
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