住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog
【スタッフつぶやき】そっくりさん
- 2025-04-01 (火)
- つぶやき
モナトリエには月に一度、先生が来ていただき美容室が開設される
ご家族やご自身で外の美容室に行かれる方もいらっしゃるけれど、毎月、出張美容室はいつも大盛況
M様はそうじゃなくても、どこか異国の血が入っているようなお顔立ちの美人さん
お部屋にある写真は女優の草笛光子さんのような雰囲気で、とにかく美人さん
M様と朝ご一緒したとき、月のイベントカレンダーを眺められながら聞かれた
「カラーもできるのね、今度頼みたいので、よろしくお願いします」
分かりました、と答えながら
M様は小顔でM様の雰囲気も合わせてショートカットが似合われているけれど、(髪を)伸ばされたことはないんですか?
と伺うと
「若い頃伸ばしたことが一度あるんだけどね」
と話され一息おいてから
「でも、そのとき友だちから欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)って言われたのよ」
オーヤン・フィーフィー?!!
知ってるけど、オーヤン・フィーフィー
Love is Over、オーヤン・フィーフィー
M様がオーヤン・フィーフィー
そんな”パンク”なロングヘアにしていたのか、M様が、、、想像を超えるフィーフィー発言
M様=欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)を妄想している私を置いてM様が続けられる
「それ以来髪は伸ばしてないのよ」
”かっこいい”女性って意味で、ダメですか、オーヤン・フィーフィーでは?と態勢を立て直して伺うと
「オーヤン・フィーフィーはかっこいいけど、私は”オーヤン・フォイフォイ”偽物だからね」
二人で大爆笑
エレベーター内ではLove is Overをオーヤン・フォイフォイさんと歌わせていただきました
お花見の出し物、これで決まりです
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【スタッフつぶやき】春はあけぼの
- 2025-03-26 (水)
- つぶやき
ヘルパーには様々な勤務時間がある
朝、起床のお手伝いをする早出から、日中のお掃除や入浴のお手伝いをする日勤、夜、就寝のお手伝いをする遅出、夜勤などがある
早出勤務は07時からの仕事なので、春分の日がくるまでは真っ暗な中出勤してくる
春分の日が過ぎ、以前よりはだいぶ明るくなってきていても、やっぱりまだまだ薄暗い07時、私たちの仕事が始まる
Y様は長崎生まれの、とてもおおらかな方
長崎という土地柄もあって、女学生時代は外国の先生がおられる学校に通われ、中華街の美味しいものをよく学校帰りに食べられていたそう
外国人の先生とは英語で話されたんですか?と伺うと
「私は日本語しか話せないから、日本語だったんじゃないかな」
とすごく真剣な顔つきで考えられてから、
「もう忘れてしまったわ」
とY様のふく良かな笑顔でワッハッハと笑われる
このY様の”真剣さ”と考えた結果”まっ、いっか”とあっさりと潔く考えることを手放され、笑われる流れがとても好き
昼の方が長くなったとは言え、薄暗い朝一番にY様の起床のお手伝いに伺った
おはようございます!、とY様のお部屋に入り、カーテンを開けながら起床のお手伝いに来ましたと伝える
布団の中からY様がまだ夢うつつな声で聞かれる
「(今は)朝なの?夜なの?」
まだまだ寝ていたいお気持ちは分かりますが、残念ながら朝です、と答えながら着替えなどをお手伝いする
シャツを着ながらY様が
「朝も夜も分からないなんて、私はバカね」
ボタンを留めていた私は手を止め、Y様の目を見つめて
「今日一番最初の仕事でY様のところに来て、Y様に”私、バカよね”って言われたら私は一体何て答えればいいんですか?」
続けて
「もう、歌うしかないじゃないですか!!
♪私バカよね〜おバカさんよね〜♪」
最初私の言葉を受け”ハッと”されていたY様も歌い出すと、ワッハッハと大笑い
九州では”あほ”じゃなく”バカ”を使うんですね
細川たかしは「矢切の渡し」もいいですね
と、話題は続き春の1日が始まりました
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【ソプラノコンサート】モナトリエ
- 2025-03-22 (土)
ソプラノが描くオペラの世界
懐かしの曲やレアな弾き語りも
2月半ばの演奏会。リハーサルを終え、そのまま会場で皆様をお出迎えしてくださるゲストに、「Misonoさん!!」と呼び掛け握手を交わされるご利用者様。館内掲示やスタッフのご案内で、今日のことを知ってから心待ちにされていたようです。鮮やかなブルーの衣装も、「きれいねぇ~」と皆様の注目を集めます。
「皆様こんにちは。ソプラノ歌手のMisonoと申します。こちらに伺うのを楽しみにしてきました」と、始まったのはオペラの代名詞とも言われる傑作『椿姫』から『乾杯の歌』。グラス片手に客席を回り歌いながら、間奏では「乾杯~」と高らかに、皆様と乾杯のしぐさを重ね、会場全体が舞台のように。客席からは「こんなソプラノは、なかなか出ないよ」という声が聞こえます。
「モナトリエに来たら、ボストンのピアノが弾けると、音楽仲間では有名なんですよ」と、続いては『青い山脈』の弾き語りです。華やかなアレンジの演奏に、大きな手拍子や歌声で応える皆様。『ゴンドラの唄』では抒情的な調べに、静かにゆったりと頷き身を任せます。世界で一番人気のオペラとも言われる『カルメン』の『ハバネラ』は、見事な早着替えと出だしの台詞で、一気に曲の世界へ。聞き応えのあるソプラノに艶のある振り付けで客席に進み、カスタネットが鳴り始めると大きな拍手が響き渡ります。
後半は、『また逢う日まで』からスタート。『愛の賛歌』『踊りあかそう』と名曲が続き、次はちょっと珍しい企画ものです。吉幾三の『雪國』、ベートーベンの『悲愴』『運命』という3曲が、巧みに融合した新たな展開に「こんなふうになるなんて面白い」の声。
お開きの曲は、『さくらさくら』、お見送りのBGMには『川の流れのように』の弾き語りです。「素晴らしかった」「お声がいいですね」などの感想をはじめ、「またお越しください」とリクエストをお伝えになる方もいらっしゃいました。
ソプラノ歌手 Misonoさん
福岡女子短期大学音楽科声楽課程卒業、同専攻科修了。テノール歌手、森岡謙一氏に師事。その後イタリア、ドイツ、オーストリアなどでオペラ研鑽。北九州を拠点にしつつ、東京など各地で数々のイベントやステージにゲスト出演。オペラパフォーマンスの他、コーラス3団体で歌の指導にも力を入れる。ファーストアルバム《ヴォカリーズ》発表。野見山御園としても活動中。
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