住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog
【スタッフつぶやき】スウィングバイ
- 2025-10-15 (水)
- つぶやき
惑星探査機「はやぶさ」
小惑星イトカワに調査に行き、トラブルに見舞われながらも地球へ帰還した話が映画にもなった
そのときに知った言葉「スウィングバイ」
英語で書くと Swing-by 言葉の意味としては「立ち寄る」
しかし、宇宙調査技術では探査機を惑星などの公転運動を利用して加速し、より遠くに飛ばす技術を示す
他の力を利用して、自分の力に換えて、より遠くに行く
最近、どの職員も忙しさが多忙を極めている
足元からバタバタと音を出しながら、所狭し、あちらこちらと終始動き回っている
そんな日々、ご利用者様たちがお掃除や入浴のお手伝い、食事の誘導時などお声を掛けていただく
「忙しそうね」
そういう私たちをよく見ておられ、他の様々な職員のお話をしていただける
「あの背の高い職員さんは優しくてね、あの人がいてくれるから私は安心して生活できるの」
お掃除中、終始その職員がどれだけいい人なのかお話される
「下関出身のあの職員さん、すごく話しやすい人柄で私の部屋に来てくれるのが楽しみなのよ」
私も話しやすいですか?とついでに褒めてもらう
「あの職員さんの動きをついつい目で追ってしまうの、きっと花があるのね」
若く無駄のない動きをしている職員、職員仲間でも一目置くその動きをよく見ておられる
「あの方が一番お掃除のプロ、他の職員さんもキレイにしてくれるけど、何かが違うのよね」
わかる!シーツの巧さは言うに及ばず、掃除機をかけても何かが違う
みんな頑張っている
その姿をご利用者様たちはちゃんと見ていてくれる
そして、こうやって言葉にしてくれている
私は、そんな同僚たちの頑張っている姿をご利用者様たちから聞いて、パワーを貰っている
ご利用者様たちから、同僚から
Swing-by
パワーを貰って、明日も頑張ろうと思う
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【スタッフつぶやき】会話のキャッチボール
- 2025-10-12 (日)
- つぶやき
コミュニーケーションの極意!
凄腕営業が明かす、雑談力!
相手の心を掴む言葉!
どこかで聞いたようなキャッチコピー
実は私、この手の本、話題が大好物
これらの本を読んだから私のコミュニケーション能力が高いわけではなく、子どもの頃から私は”そういう子”だったので、基礎があり応用を独学して今の自分を作り上げている
カッコよく表現することにも長けているので、祖父からは詐欺師の素質があると一時は本気で心配されていた
そんなコミュニケーションの鬼である私
朝の話題初手は「天気の話題」と決めている
ご利用者様の多くは外出される機会も少なく、今の外の天気や季節の移ろいを話すことで”外”を感じて欲しいと思っている
そして、天気の話は罪がなく、いろいろな話の方向に広がる
さて、Y様
深刻な表情で考えられたと思うと、”まっいいか”とあっさり悩みを放棄される、潔の良さが最高
朝食を終えられたY様をお部屋に送る
エレベーターにモニターがあり、ニュースだとか天気予報を映している
モニターを眺められているY様に私の常套手段である天気の話をする
「今朝は上着のいるほど涼しかったですが、お昼頃は夏のような暑さになるみたいですよ」
会話のキャッチボール
最初の球は子どもでも受け取れるような柔らかな球を投げる
Y様「あ〜そっ」
私「・・・・・」
2秒ほどの無言が二人の間に流れる
私「私はY様と会話のキャッチボールを楽しもうとしたのに、Y様から返ってきた返事は”あ〜そっ”、それでこの会話は終了ですか?泣きますよ、私」
Y様の豪快な笑い声がエレベーターに響き渡る
Y様「本当、ごめんなさい」
私「いいんですよ、私、Y様には今後は天気なんて当たり障りのない会話ではなく、政治の話や経済の話をするようにしますね」
Y様「やめてー!!(爆笑)」
お部屋に戻られても笑いが止まらない私たち
コミュニケーションは奥が深い
話をどう続けていくのか、相手がどうすれば面白い話に発展していけるのか
自分の思いもよらない話に繋がったり、聞けたり、知識を得たり
多忙で疲労困憊でも、誰かと笑える時間で救われることは多々ある
それを作り出せるコミュニケーション能力
これからも磨かねば
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【スタッフつぶやき】ノーベル賞
- 2025-10-07 (火)
- つぶやき
今年もノーベル賞が発表される時期になった
発表と共に生理学・医学賞に見事日本人が受賞するニュースが飛び込んできた
受賞者は大阪大学の教授で、京都大学卒業
京都大学といえば、S様のご主人も京都大学
S様のお風呂をご一緒して快挙を祝う
「私は関係ないけどね」
そう言われるけれど、私はもっと関係ないですよ
二人で笑い、ご主人のお話をする
ノーベル賞といえば、孤高の学者M様
朝、M様に医学賞を日本人が受賞してすごいですね!とお話しする
M様が嬉々として受賞理由を説明してくれようとするけれど、免疫細胞以上の言葉は理解不能、私の頭は朝から機能停止、また時間のあるとき改めて教えて下さい、と今朝は終える
M様、御歳90台後半になられても学びを絶対に疎かにされない
夏の初め、M様のお部屋にお掃除に伺った
分厚い本を熱心に読まれ、広告などの紙の裏面にぎっしり何やら数字を書き込まれている
聞いても絶対分からないと分かりつつ、何を勉強されているのか伺ってみる
そこには簡単な文(私には何が書いてあるのかは理解不能)と、よって、このような結果になるという説明が載っている
そして、続けてM様が言われる
「この説明文からこの結論にどうすれば導かれるのか計算していました」
”そうですか”
聞く前から分かっていても、分からないにもほどがある、他に言いようがない、私
そんな私を気にせず、M様が続けて言われる
「これが証明できたから、ノーベル賞受賞になったんですよね」
ノーベル賞を獲ったような問題を解こうとされていたのか、M様
ノーベル賞
次は文学賞が発表されたら読書好きのM様と本のお話をしよう
これなら、まだ、私も”そうですか”以外の答えもできそうだから
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【スタッフつぶやき】抱負
- 2025-10-03 (金)
- つぶやき
今日という1日
N様の起床のお手伝いからスタート
”おはようございます”と入室し、”今日もよろしくお願いします”と始まる
N様が呟かれる
「最近はNさん(私)の声を毎朝聞いて、今日もNさんが来てくれたとホッとします」
N様は目を見て真正面から褒めていただくので、褒め慣れていない私はドギマギしてしまう
でも
嬉しい
起床のお手伝いが終わると、朝食が終わられた方をお部屋へお送りする
A様が真剣な顔をして自民党の総裁選挙のテレビを見られている
”お部屋にご一緒していいですか?”お声掛けし、エレベーター前へ移動する
”政治の話をしてと言われても、難しい話は私には無理ですよ”と言うと
「あなたは何党なの?」と聞かれるA様
ちょっと考えて
”甘党です、あんこもクリームも好き、甘さ最高です”
「じゃあ、私は辛党でいこう」
夜勤でお疲れの職員さんも机を拭きながら私たちの冗談で笑ってくれている
すごく
嬉しい
お部屋掃除や入浴のお手伝いをしながら、サービスとサービスの間、空いた時間で前日の洗濯物など返却をして回る
気がつけばお昼前
M様のお部屋に昼食と食前薬をお持ちする
”お食事を持ってきました”と入室するとM様が笑いながら言われる
「あなた、本当によく働くわね」
さっき洗濯物を返却し、今は食事をお持ちして
そんなふうに働く姿を見てくれて、言葉にして認めてくれる人がいてくれることが
たまらなく
嬉しい
少し遅れてO様がお昼に来られる
席に着かれる前にお食事を配膳する
O様に”準備しておきました”と言うと
「私が食べないと言ったらどうするの?」
そう来るか、O様がそう来るならば
”意地悪されるならば、倍返しを考えます”
「どうするの?」
”お部屋近くに出されたゴミに気付いても回収せず放置します”
「困るわ」
”さらに意地悪される場合はゴミを部屋に戻しておきます”
「さすがね、あなた」
笑って「いただきます」と仰られる
これも
嬉しい
午後からも気力を振り絞って働く
15時台の入浴のお手伝いが終わり、エレベーターを待っているとI様が私の声を聞きつけてお部屋から顔を出される
「声はよく聞こえるけど、久しぶり、後でいいから部屋に顔出してよ!!」
わざわざ声を掛けていただける厚意を無にしてはプロにあらず
お風呂掃除後I様にとっては困った話でも、私にすれば面白い話に爆笑させていただく
ただただI様とのお喋りを楽しむ
楽しく
嬉しい
休む間もない日々の業務
忙しい、ひと言に集約しがち
でも、振り返れば本当は嬉しいに満ちている
嬉しい・楽しいことを見逃さず、また新しい歳を重ねていこうと思う
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