住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

【ADL維持等加算(Ⅱ)】モナトリエ・デイサービスセンター

  • 2022-03-26 (土)

今回は、来月から始まる「ADL維持等加算(Ⅱ)」のご紹介をさせていただきます。ADLとは「日常生活動作」のことで、お食事、入浴、トイレなど10項目について、ご本人の力の維持・改善が図れるよう厚労省が取り組みを進めています。
 長引くコロナ禍で外出の機会が減り、社会全体で体力減少が危ぶまれる中、デイサービスのご利用者様におかれては昨年4月からの1年間で、ADLの維持のみならず向上も見られました。車いすから歩行器への移行や、退院からほどなくして階段昇降ができた方もおられます。皆様の成果の積み重ねにより、国の基準を一つ高い方でクリアでき、まだ全国的に少ないとされる「ADL維持等加算(Ⅱ)」を取得することができました。
 その要因の一つは、リハビリスタッフの層の厚さ。これからも、多職種が可能な限り1対1で向き合い、より「日常生活動作」に着目した関わりで、お役に立ちたいと思っております。


【精神科訪問看護ステーションご紹介】モナトリエ

  • 2022-03-26 (土)

住み慣れた家や地域で、
誰もが一緒に暮らせるように。

長引く第6波の影響で、イベントの自粛を続けております。そこで今回は、モナトリエの「精神科訪問看護」についてご紹介させていただくことにしました。こちらは、地域に暮らす方々のお宅を看護師をはじめとする専門職が訪問するもので、対象は高齢者だけではありません。高齢者も障害者も健常者も、同じ地域の中で共に暮らす、地域共生社会を目指し、5年前に開設いたしました。

障害には、主に「身体」「知的」「精神」の3つの分類がありますが、同じ障害領域においても、「精神障害」への理解や福祉サービスは、日本は遅れているとされています。身体障害に比べ見えづらく分かりにくいかと思いますが、最近では比較的身近に感じるようになった「うつ病」も「精神障害」の一つです。人間関係につまずき、学校や職場に行けなくなり引きこもることも、この領域になります。

春は特に、入学、卒業、就職、転勤、退職など、慌ただしいことが多く、精神状態が揺れ動く時期です。新しい環境やコロナ禍の影響で、人付き合いが希薄になったり、つまずいたりすると情緒的に不安定になり、精神疾患にかかる可能性は誰にでもあります。

引きこもりの中学生には、まずはドア越しの会話からです。時間をかけて関係性を築くと、ご本人には学びたい意欲があることが分かります。それに応えるため、別の疾患でご利用いただいている少し上の世代の若者に勉強を見ていただくと、学力向上だけでなく双方の人付き合いの力を高める相乗効果もありました。その中学生は高校生となり、今ではご自分の体験を大学生向けの講義で伝えています。

引きこもりが長期化するうちに、親子ともに中高年化している社会問題も深刻です。意欲が低下し身の回りのことができない場合にはヘルパーも利用でき、お子さんの将来を心配される親御さんのご相談にも応じております。
また、体の障害によりメンタルが不安定になり、体と心の両方にリハビリが必要なこともあります。その場合は、作業療法士がお伺いし、できる限りご自身の力で日常生活が送れるよう、ベッドからの起き上がり、洋服の脱ぎ着、トイレの使い方、お風呂の入り方など、その方に合った方法をお伝えしています。

訪問看護とは、生活全般のマネジメントです。気掛かりなことがある方は、まずはモナトリエのホームページをご覧ください。訪問看護のご利用には医師の指示書が必要ですが、病院選びのご相談もお受けしております。


精神科訪問看護ステーション 
2017年3月開設。スタッフ5名の職種は、看護師、作業療法士、精神保健福祉士。いずれも現場経験は、20~30年。血圧や体温測定、服薬管理にとどまらず、精神障害に関する複雑な制度やサービスについて、説明や手続き代行、行政や関係機関との連携など幅広く対応。夜は特に精神状態が不安定になることが多いため、24時間体制で生活を支援。5人の専門職が情報共有することで、各視点から社会参加への多様な選択肢をご提案しております。


【フラワーアレンジメント】モナトリエ

  • 2022-03-26 (土)

癒し、華やぎ、潤い…
お花のある暮らしで日々を楽しく。

 2月半ばの昼下がり。色とりどりのお花を抱えて来られたのは、「常盤橋の袂の花屋 緑屋」さんです。この日は2カ月に一度のお楽しみ、フラワーアレンジメントの日。コロナ禍ではありますが、皆様に少しでも明るく前向きなお気持ちになっていただけるよう、緑屋さんには、抗原検査の上、マスクとフェイスシールドの着用をお願いし開催しております。
 「こんにちは」「きれいねぇ」と、花材が並んだ会場であいさつを交わしながらお席に着く皆さん。「今日はこんな感じで」と、チューリップやスイトピーなど春の花を中心としたサンプルの説明が始まると、早速「先生、この花は何?」と質問が。「それは、ラナンキュラスです。グリーンの花は結構珍しいんですよ」との答えに、「ラナンキュラスは知ってるけれど、これは何?」と次の方の質問です。「これは、リューカデンドロンって花で、オーストラリアとか南半球の花ですね」との話に、「えっ~オーストラリア⁈」と、珍しい異国の花に多くの視線が集まります。


 花材の説明もそこそこに、「最初はどれから?」とアレンジについての質問です。「まずは、チューリップをメインで挿しましょうか。アルストロメリアは足元を埋めるように」と緑屋さん。「こうかしら?」「そうです、そうです」。始まった途端に、「先生、先生!!」「これでいいの?」「どのくらい切るの?」と積極的な質問が飛び交い、緑屋さんは次々と皆様のお席へ。「すごくいいですよ」「きれいにまとまってますね」と、お一人お一人に、うれしいコメントが贈られます。
それぞれの力作をお部屋に持ち帰られる際、「次は4月ですね」と次回を楽しみに会場を後にされる方も。フラワーアレンジメントは、癒しや華やぎをもたらすだけでなく、色の組み合わせや空間バランスを考えること、指先の細かい作業などにより、脳への刺激が期待されている作業です。今後も感染対策を行いながら、続けてまいりたいと考えております。



常盤橋の袂の花屋「緑屋(みどりや)」さん
小倉のお花屋さん数店で修業を重ね、2016年、小倉北区室町にオープン。珍しいお花やグリーンの品揃えも豊富で、ブーケ、リース、開店祝、発表会、店内ディスプレイ、ウエディングなど幅広く対応。フラワーアレンジメント教室のモットーは、「自由に楽しく」。お一人お一人の思いやペースを大切にしたアドバイスで、同じ花材から全く表情の異なる作品が生まれる。



【獅子舞】モナトリエ・デイサービスセンター

  • 2022-03-26 (土)

祝金獅子會さんによる勇壮な獅子舞は、新年の恒例行事です。昨年は感染対策のためお願いできませんでしたが、今年は第6波の前に再会が叶いました。事前に開催をお知らせすると、毎年、数名にのみチャンスが巡ってくる小さな獅子の置物について、「今年は貰えるかしら」と、楽しみにされる方も。
 今回の入場曲はなんと『マツケンサンバ』。軽快なリズムに乗り、獅子舞がダンスする不思議な姿に、「面白いねぇ」と笑顔が広がります。伝統的な獅子舞も、「やっぱり生で見ると大きく動くしすごい」「近くで見ると迫力が違う」と、こちらも大好評。お待ちかねの小さな獅子のプレゼントは、お席の名札を使ったくじ引きにて。見事に当たった方の中には、「リハビリ頑張ってきて良かった」と涙ぐみ喜ばれるお姿も。おめでたい獅子舞が、早速、福を運んできてくれました。


住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

タグクラウド
検索
購読
ナビゲーション

ページの先頭へ戻る▲