住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog > 【精神科訪問看護ステーションご紹介】モナトリエ

【精神科訪問看護ステーションご紹介】モナトリエ

  • 2022-03-26 (土)

住み慣れた家や地域で、
誰もが一緒に暮らせるように。

長引く第6波の影響で、イベントの自粛を続けております。そこで今回は、モナトリエの「精神科訪問看護」についてご紹介させていただくことにしました。こちらは、地域に暮らす方々のお宅を看護師をはじめとする専門職が訪問するもので、対象は高齢者だけではありません。高齢者も障害者も健常者も、同じ地域の中で共に暮らす、地域共生社会を目指し、5年前に開設いたしました。

障害には、主に「身体」「知的」「精神」の3つの分類がありますが、同じ障害領域においても、「精神障害」への理解や福祉サービスは、日本は遅れているとされています。身体障害に比べ見えづらく分かりにくいかと思いますが、最近では比較的身近に感じるようになった「うつ病」も「精神障害」の一つです。人間関係につまずき、学校や職場に行けなくなり引きこもることも、この領域になります。

春は特に、入学、卒業、就職、転勤、退職など、慌ただしいことが多く、精神状態が揺れ動く時期です。新しい環境やコロナ禍の影響で、人付き合いが希薄になったり、つまずいたりすると情緒的に不安定になり、精神疾患にかかる可能性は誰にでもあります。

引きこもりの中学生には、まずはドア越しの会話からです。時間をかけて関係性を築くと、ご本人には学びたい意欲があることが分かります。それに応えるため、別の疾患でご利用いただいている少し上の世代の若者に勉強を見ていただくと、学力向上だけでなく双方の人付き合いの力を高める相乗効果もありました。その中学生は高校生となり、今ではご自分の体験を大学生向けの講義で伝えています。

引きこもりが長期化するうちに、親子ともに中高年化している社会問題も深刻です。意欲が低下し身の回りのことができない場合にはヘルパーも利用でき、お子さんの将来を心配される親御さんのご相談にも応じております。
また、体の障害によりメンタルが不安定になり、体と心の両方にリハビリが必要なこともあります。その場合は、作業療法士がお伺いし、できる限りご自身の力で日常生活が送れるよう、ベッドからの起き上がり、洋服の脱ぎ着、トイレの使い方、お風呂の入り方など、その方に合った方法をお伝えしています。

訪問看護とは、生活全般のマネジメントです。気掛かりなことがある方は、まずはモナトリエのホームページをご覧ください。訪問看護のご利用には医師の指示書が必要ですが、病院選びのご相談もお受けしております。


精神科訪問看護ステーション 
2017年3月開設。スタッフ5名の職種は、看護師、作業療法士、精神保健福祉士。いずれも現場経験は、20~30年。血圧や体温測定、服薬管理にとどまらず、精神障害に関する複雑な制度やサービスについて、説明や手続き代行、行政や関係機関との連携など幅広く対応。夜は特に精神状態が不安定になることが多いため、24時間体制で生活を支援。5人の専門職が情報共有することで、各視点から社会参加への多様な選択肢をご提案しております。


住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog > 【精神科訪問看護ステーションご紹介】モナトリエ

タグクラウド
検索
購読
ナビゲーション

ページの先頭へ戻る▲