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つぶやき

【スタッフつぶやき】憧れの女性とは

一昔前は理想の男性像を表現するのに「少年のような男性」と言う言葉を耳にした
反対に「少女のような女性」とはあまり聞かない言葉だけれど、N様のお人柄を表現すると「少女のような女性」だと思う

お話される口調はまるでパッヘルベルのカノンのようで、耳に心地よく、ときどき「お願い」とお願い事を言われると、その甘い口調と上目使いでイチコロにお願いされてしまいそうになる

ある日、N様のお部屋でシーツ交換とお掃除のサービスをしていると、ご家族の話題になった
N様はご両親からとても可愛がられ「Yちゃんは何もしなくていい、お母さんがしてあげるから」と言われ育たれた
「わかる!そうでしょうね」
と伺いながらお掃除を続けていると、N様が私を眺めながら
「あなた、お掃除もお洗濯もしてくれるし、まるでお母さんみたい」
お掃除が終わり、ベットに寝られるN様にお布団を掛けると
「お母さん、ありがとう」
と私におっしゃった
私、N様と二人の時はN様のお母さんでいい!!

私の理想の男性像は「少年のような男性」ではないけれど、なれるならばN様のような「少女のような女性」になりたい



【スタッフつぶやき】自慢話

ヘルパーは「自慢話」が大好きだ
昼休みなど3〜4人集まれば、3回に1回は自慢話大会が開催される

さて、どんな自慢話かと言うと
”ご利用者様から聞いた、ご利用者様の話”自慢

門司港ご出身のM様はお風呂好き
お風呂の介助中に私がよく聞くお話は
「朝一番に小さなお船で唐戸市場に魚に買いに行くの。大きなお船は下関に行くけど、唐戸に行くのは小さなお船で、揺れるけど気持ちがいいのよ」
新鮮なお魚がいつも食卓に並ぶお話

先輩が自慢してくる
先輩がM様から聞くお話は
「昔は五右衛門風呂だったのよ。子供だったからお風呂は嫌いだったけど、薪の中にお芋を焼いてくれるのが嬉しくて、それが楽しみで入っていたの」
お風呂好きになるきっかけの話

自分が知らない話を自分が知っている人が聞いていると悔しい
自分もご利用者様からみんなが知らないようなお話をもっと聞きたくて仕方ない

ご利用者様を「知る」ためにも傾聴は大切な介護技術の一つであっても、スタッフ一人ではご利用者様と関わる時間は実際限りがある
当然、先輩たちは長くご利用者様と接している分、多種多様な話を聞いている
しかし新人は新しい視点でご利用者様から聞き出し、「その話、初めて聞いた!」が出てくる
そして皆んな、聞いた話をきっかけにご利用者様と”話す”ことができる
一人で聞けること知れることは限られていても、職員一人一人が伺った話を共有すると多面的にご利用者様を知ることができる

孤高のM様のお父様はノーベル賞を受賞した先生から学ばれた
才女のN様はご自身から声を掛けてジョンレノンのサインを貰われた
天真爛漫なI様は子供の頃ご両親に内緒でのど自慢大会に出場された

秘蔵の自慢話を自慢してしまった



【スタッフつぶやき】趣味が同じとはそういうもの

あなたの趣味は何ですか?
と聞かれて、最初に思い浮かぶ趣味は大体が周囲も認める趣味なんだと思う
そして、趣味が共通であるという事は、年代を問わず「仲間」になり、好きの連帯意識が芽生える

E様の趣味はゴルフ
私の趣味もゴルフ
ご入居されたときのご挨拶から
「私の趣味もゴルフです!ぜひ、ゴルフのお話をさせて下さい!」
と言うと
「僕で分かるかな」
と仰りながらも、毎週月曜日の朝は松山英樹の活躍を報告すると頷いて聞いてくれる

居室で更衣などする際はE様と2人っきりのことが多いので、ゴルフ話を思う存分聞いてもらう

「今週は我が家の旦那さんは出張ついでに、ゴルフ行くんです。私は仕事なのに」
「旦那さんボーナス出たからって7Wを新しく買ったんですよ、私はボーナスないのに」
「最近、2mくらいのパターが入らなくて、出球がフックに出るんですよ」
「福岡、特に北九州市内のゴルフ場はどこも名門でプレー代も高いし行けないけど、関門海峡を渡って山口に行くと安くなりますよね」

など、愚痴も含みつつのゴルフ”あるある”を話しながらE様と趣味に興じる

先日、いつものようにE様の更衣などをお昼前にしながら男子ゴルフのメジャー大会である”男子プロゴルフ選手権”の話になった
「300ヤードも飛ばす若手男子の戦いになっていて、面白いですよ」
とE様に話しながら、
「午後からテレビ中継をしているからチャンネル合わせに来ましょうか?」
と伺うと大きく頷かれた
「わかりました!!」
とガッテン承知と意気揚々と午後伺うとご家族が
テレビはというと、ソフトバンクホークス戦が
あっ

野球も人気だし、野球も面白いですもんね

E様、男子プロ選手権はプロになって12戦目でメジャーチャンピオン、杉浦悠太でしたよ
またご一緒にゴルフ観ましょうね



【スタッフつぶやき】キュンとしてハッとする一言

今日の昼食はハヤシライス
カレーと同様にご利用者様には人気のメニュー
皆さんキレイに完食されている

そんな中、U様が半分ほど食べられ残されている
連日のこの暑さもあり、食欲が落ちておられるのか、体調不良はないか、お下げする際に伺ってみる
U様が囁かれる

U様「お腹がいっぱいなので、夜も多分食べられません。キャンセルしてもらえないですか?」
私「私が新人なので、先輩に確認させて下さい」
U様「私も新人なので、よろしくお願いします」

百寿も迎えられたU様
常に新人の気持ち!!これぞ初心忘れずべからず!!

U様、抱きしめてもいいですか?



【スタッフつぶやき】褒め上手の褒め言葉

以前、とある研修で”目の前の人を1分間とにかく褒めてください”という課題を出された
初対面の人と向かい合わせになり、とにかくお互い相手の外見でもいい、印象でも何でも思い付いたことでいいので、相手をとにかく1分間褒め続け会話を繋げるという難題
相手を褒めるというのは、簡単なようで意外と”バリエーション”に限りがあることに気が付く

モナトリエのご利用者様たちはその点、歳を重ねられているだけでなく、そういった場数、経験を多く積んでこられている点で褒められる相手の”ツボ”をグッとおさえられている

「元気があるわね」「明るいわね」という褒め言葉は、私が楽しく皆さんと笑いを共有したいと思った瞬間に、笑顔とともに言っていただけると嬉しさ倍増する
つたないながらも、ちょっとした私の芸(鼻笛)を披露した際は拍手とともに「よかった!!」という言葉だけでなく、私が近くに行った際には皆さんそれぞれの言葉で褒めていただける
「前回よりうまくなってたわよ」「いい音が出ていたわよ」「あなたがお当番のとき、私も嬉しい」など泣いてしまいそうな褒め言葉をいただく
失敗したときでも「チャレンジすることがいい」「新曲をありがとう」など励ましの言葉とともに褒めていただける

その中でも、私が皆さんの前で初めて芸を披露した際、I様が真剣な表情で手招きされている
音がうるさかった?下手くそ過ぎたか?と緊張と不安の中、I様の近くに行くと
「あなた!この技術、社長はご存知なの?!ご存知ないなら、私から伝えますよ!!」
こんな褒め方が存在していたとは?!
そんなところに褒められて嬉しい”ツボ”、言葉があったのか!という発見

褒め上手な皆さんから日々”褒める”を学びながら、褒められ上手になる私です



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