住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog > つぶやき

つぶやき

【スタッフつぶやき】博多っ子

M様を言葉で表すなら「活」
廊下で日向ぼっこされていたり、散歩されたり、3階にテレビを見に来られたり
お声を掛けるといつも笑顔で快活に答えていただく

生まれも育ちも中洲川端
みまごうことなき博多っ子
M様にとってお櫛田さん、櫛田神社は最も近い遊び場
図書館に行くより、近くの大きな本屋さんの方が近くてたくさんの本が揃っている
そんな都会に生きてこられたM様

子どもの頃から本を読むことが大好き
川端康成や山本周五郎の出版された時代を覚えておられ、瀬戸内寂聴が同年代
でも、人と話すことが好きではなく、話す友だちは1人だけ
喋らんM子ちゃん
そんなM様が変わったのは戦争
ご家族を戦争で亡くされ、
「これからは女性が美しさを求める時代になる!」
と一念発起
洋装店を開業され
「私が作ろうとする服はサラリーマン家庭では買えない、お客様は資産家にしよう!」
思ってできるM様はもともと商才があったのだろう
喋らんM子ちゃんはお客様に合わせて話題を変えられる敏腕社長に
「喋ると喋らんでは売り上げがぜ〜んぜん、違うと」
M様が子どもの頃から本を読み、蓄えてこられた知識が爆発したんだろうな
軽のバンでM様自ら運転し博多の町を走り回り、お針子さんを何人も雇われ、バリバリ働かれた
その頃のお話をされるM様は本当にイキイキされている
「大変だった」という一言の裏には、私たちでは想像できない、明日を生きるための苦労が隠れているけれど、それを乗り越えられたM様の強さが輝きを増している

M様のお部屋には100年前に撮られた姉弟の写真が飾ってある
お稚児さんの姿で映られている、M様
「昔の写真」と家族のアルバムに飾られている物ではなく、この写真の由来をご本人から伺える「幸せ」

M様が最近よく言葉にしていただく
「私はここに来て、みんなによくしてもらえて、幸せたい、まだまだ長生きせんとね」
そう言ってもらえる私たちも幸せです、ありがとうございます

今日はM様のお誕生日
M様、おめでとうございます



【スタッフつぶやき】詠み人知らず

思い返すと感じることがある
遠くに来たものだ

N様は甲州は山梨のお生まれ
東京にも長くおられ、関東の人
ご縁と若さがあり、関門海峡を越えて北九州へ嫁がれた
新幹線や飛行機も今とは違う時代
ご自分で望まれたといえ、遠くに来られた

普段は感じなくとも、話す言葉や味付けの違いなどから、自分が生まれ育ってきた文化との違いを感じることがある
N様とは関門海峡を越えてきた者同士、共鳴することがあり、お互い口にする
遠くに来ましたね

今朝もN様と遠くに来たと感じる話をした
私が福岡へ引っ越す際に実家の友だちに言われた
「菅原道真、その昔は防人やね」
関西方面から見ると九州はそういう冗談にされることがある
それに間違いはないけれど、そう言われると遠いところ感が倍増する気がする
N様が話される
「昔、住んでいたアパートからときどき、どっちの方向が関門海峡で山梨だろうと思いを馳せていたときがありした」
思わずツッコんでしまう
「それって、もう、万葉集ですね」
二人で笑ってしまう

海峡の 風に感じる 桃の香か 友と語らい 思ふ故郷

AIならもっと気が効いた歌が詠めるのかも



【スタッフつぶやき】怒られる

ご利用者様と職員の距離感の中で特に注意しているものがある
それは、私自身または他の職員が何か粗相、失敗をしたときにちゃんと謝罪し、ご利用者様にしっかり怒られる関係にあるかどうか
そして、素直に謝罪したら、その謝罪を受け入れてもらえるかどうか

人は誰だって失敗はするし、失敗したら隠したい、逃げたいと思う
でも、どんな仕事、どんな人間関係でも自分の失敗を認めることは絶対必要なことで、それを素直に伝えることは勇気の必要なことだと思う
「怒られる」というのは、失敗に対して相手の当然の感情であり、それを甘えない関係、ちゃんと指摘できる関係は健全な関係が存在してこそ
最後に、受け入れてもらえる関係がなければ私たち職員は成長できないし、そのご利用者様との関係も続いていけないと思っている

こだわりの人、M様
M様のお掃除があったのだろう、乾燥した洗濯物を置いている場所にM様の洗濯かごがあった
次の日朝、まだM様の洗濯物があった
「あ〜っ、M様、怒ってはるやろな」
と思いつつ午前中は返却に伺う時間が取れなかった
それから午後
洗濯物置き場を通る度にM様の洗濯物が私に向かって
「まだなの?!」
言われている気がしてしまうが、時間が、、、、、、、、、
15時50分、この日の私の担当サービスが終了した
終業まであと10分、M様の洗濯物をお持ちする

「失礼します、お洗濯物をお持ちしました」
M様が扉に背を向けて座っておられる
しかし、その背中が語っている
「遅かったわね」
次に振り返られたM様の口から発せられる
「もう洗濯物が返って来ないと思ってたわ」
私「大変失礼しました」
いつも通りタンスに洗濯物を返す
M様「どうしてこんなに遅かったの?」

言い訳をすれば
ここ最近は朝から夕方までどの職員もぎっしり休む間もないサービスが組まれていて、洗濯物を返却する時間が正直取れません
昨日の午後に返却に伺いましたが、M様がディサービスの時間でお返しできませんでした
言い出したらキリのない言い訳で溢れ出そうになるけれど、どの言い訳もご利用者様であるM様に関わりないこと、私たち職員はできる限りでM様や他のご利用者様たちに今まで通りのサービスを提供してこそプロ、それをどうすかは私たち職員の仕事

「どうしてこんなに遅かったの?」
M様の言葉に答える
私「昨日、帰る前にM様の洗濯物が残っていることには気づいていましたが、帰りたかったんです、ごめんなさい」
そう、私は帰りたかった、他の職員たちのことは知らない、私は、M様の洗濯物を返すより帰りたかった
M様の目を見て本当のことを伝えた
続けて
「今日の夕方に残っていたら、私が絶対に返してから帰ると心に決めて、今、ここに伺いました」
M様も私の目をじっと見られて
M様「そう、じゃあ、仕方ないわね」
それまでの怒られる私の緊張と、怒ってるM様の緊迫した空気が面白くて二人して笑ってしまった
私「本当にすみません、普段より丁寧にタンスに片付けます」
M様「普段も丁寧にお願いします」
笑いが止まらない
返却が終わり次にその日使われたタオルなどを洗濯かごに入れる
この入れ方にもM様のこだわりがあるのを私は知っている
私「一番下に濡れたタオル類で肌着、一番上に洋服とズボンでいいですか?」
M様「わかってるわね」
私「エコバックは空気が入るように”ふんわり”置いておきます」
M様「できてる、できてるわよ、ちゃんと」
褒めてもらえると、また頑張ろうと思う自分が単純でよかった
最後、お部屋を後にする際、もう一度今回の件を謝罪する
M様「次からもよろしくお願いします、期待してるんだからね」
怒られるうちが花、怒ってもらえる間がいい関係
厳しいけれど、楽しいM様

さて、忙しい、忙しいと自分たち自身で呪文をかけてしまうのではなく、メリハリをつけた仕事で工夫や改善、見直すところも必要なとき
さてはて、ない知恵を振り絞るだけでなく、周囲も巻き込んで頑張らねば



【スタッフつぶやき】面子

私には自分でも意外な才能がある
それは「麻雀」
私の麻雀は特殊で、実際の牌で麻雀をしたことがない
全てゲーム
ゲームの麻雀はリーチを自動で教えてくれたり、”あがり”を教えてくれるので、私はなんとなく数字や絵柄を揃えればいい、あとは機械任せ
なので点数計算も全くできない
あがれる役牌も3つくらいしか知らないけれど、結構強い
麻雀ゲームのランキングも何のかのと結構上位だったりする
しかし、何度も言うけれど、本当の麻雀はしたことがない

麻雀といえば、C様
お掃除に伺うと、テレビゲームで麻雀に興じられている
「時間を忘れてやってしまう」
笑いながら話される
「わかります、私も何も考えずただ牌が流れるだけの画面を一日眺めて過ごす日があります」
C様が話される
「昔は麻雀牌を3〜4セット持ってたのよ」
「将棋や囲碁と一緒で、麻雀牌にも上から下まであるんでしょうね」と答える
「あなたも(麻雀)するの?」
「するのはしますが、本物の麻雀はしたことがないんです」
C様が「この子は何を言っているんだ?」と困惑された表情をされる
どう説明すればいいのか
「テレビゲームでならご一緒できるんです」
「ここ(施設)では麻雀できないわよね」
やるなら、面子に入れて、いろいろ教えて下さい
3つしか役牌を知らないことはC様には言わないでおこう

麻雀をするなら4人必要
意外なところで麻雀のお話をしたのは、N様
N様のご主人は
「おM(N様の下のお名前)ちょっと一緒に遊ぼうじゃないか」
そんな言葉でN様を連れ出し、一緒に興じられていたとか
N様に
「麻雀されるんですね」
伺うと
「よくフリテン(麻雀のルール)をして、みんなに笑われてたのよ」
「フリテン、私もよくやります、自分で気付けないんですよね」
「点数の計算も難しいのよね」
続けてN様が
「あなたも麻雀されるの?」
「することはしますが、本物の麻雀はしたことがないんです」
訳の分からない答えをし、C様同様にN様も困惑した表情をされる
「テレビゲームでしかしたことないので、お手柔らかに」
N様が言われる
「今度、私が”カモ”にして差し上げましょう」

C様、N様、私
これで面子が3人揃った
あと一人
ずっと前に、どなたかご利用者様が麻雀のお話をされていたような気がするけれど、どなただったか思い出せない
しかしながら、私の”本物の麻雀”デビューがそう遠くなさそう



【スタッフつぶやき】言葉遊び

ある日の午後

同郷のS様の入浴介助
お部屋に伺い、血圧や体温を測る
S様「よう働くね」
私「私としてはサボって時給だけ欲しいと常々思っています」
S様「アホばっかり言うて」
私「アホやから、アホしか言われへん、だからアホばっかり言うんです」
S様「頭のよろしいことで」
褒めてもらったのか、どうなのか、分からないくらいでちょうどいい

続いて、関西仲間M様のお部屋にお掃除に伺う
M様がご披露いただく男前な話がどれも秀逸で面白い
他にもないんですか!?とついつい次の話をお代わりおねだりしてしまう
大笑いしながらも仕事は手抜かりなく
洗剤などの在庫をトイレ内で確認しているとM様が声を掛けられる
M様「ないもんある」
私「ないもんない」
お互い普通に会話しているけれど、トイレを出てM様に伝える
私「”無いものは「ある」”、”無いものは「ない」”って会話は考えるとおかしいですね」
M様「ほんま?気づかんかったわ、けど、ほんまやな」
私「ほんまにほんま」
また二人で笑う
「ちゃううんと、ちゃう」と似ている、分かるような、わからない話
でも分かる私たちは、そう関西人

この日の最後は長崎方言の女王K様
お風呂のお声掛けに伺い、着替えなどの忘れ物チェックのお声掛けをする
私「お洋服は着替えられますか?」
K様「よかよ」
私「・・・」
私「着替える?着替えない?」
K様「よかよか」
私「K様、その「よか」が分からないので、教えてください、着替える?」
K様「分からんとね?」
私「分からんとです」
二人で大笑い
K様が「困ったね」と言われるけれど「困っているのは私です」とまた笑う
さすが、方言の女王K様

言葉で笑ったこの日の仕事
ご利用者の皆さんからいただく言葉に支えられる日々



More...

住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog > つぶやき

タグクラウド
検索
購読
ナビゲーション

ページの先頭へ戻る▲