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【スタッフつぶやき】思い出と約束
- 2024-08-01 (木)
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愛のスコール
宮崎発祥、九州で絶大な人気を誇る鮮やかな緑と白鳥のデザインが印象的な炭酸飲料
きっとモナトリでこのヒントで連想されるご利用者様は?と聞けば90%以上の職員が、同じ答えになると確信がある
O様
誰にでも紳士で、博識で、おしゃべりがお好きで、地理が大好き
私が入社し初めて一人でサービスに伺ったのが、O様のお部屋
「初めまして」のご挨拶の後に、まず聞かれたのが出身地
それも何県かだけでなく、市町村まで聞かれ
「あなたの出身がそこなら、ご主人の出身は?」
と話が弾んだ
「主人は滋賀県です」
と答えると、ソファに座られていたO様が少し身を乗り出し
「滋賀県のどこですか?」
とさらに質問をされる
「近江八幡の方です」
と続ける
「ああ、そう!そうなんだ!」
と弾んだ声のO様
「僕は戦時中、近江八幡や米原の近くに行っていたんだ。外の作業で、クタクタで。あのとき近所の人たちが作ってくれた赤カブの漬物とお味噌汁が、本当に美味しくて、身体に沁みたんだ。赤カブの漬物、懐かしいな」
こんなお話から、私はO様と距離が縮まった気がした
サービスで伺ったときは、お若いときのアルバムを見せていただいたり、勤めておられた会社のお話や、川崎大師周辺や地理の話など話題は多岐にわたり、でも毎回どちらともなく”赤カブの漬物”の話となった
「あなたと話して、あのときの思い出が蘇るよ。赤カブの漬物が食べたいな」
義母によると赤カブの漬物は冬が美味しいけど、今は真空パックのものが探せばあるそうなので、今度帰省したときに探してきますね
お味噌汁は関西人の私が作るもので許してください
そんな約束をO様とした
赤カブの漬物は滋賀ではなく京都のものが手に入った
8月はO様のお誕生日だった
スコールと赤カブの漬物とお味噌汁
忘れられない約束
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【スタッフつぶやき】”あれ”で連想されるもの
- 2024-07-29 (月)
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A様は自他ともに認める愛妻家
奥様はすでに他界されているけれど、奥様と過ごされた日々を何年何ヶ月と即座に言われるほど
お昼前にA様が娘さんくらいの年頃の女性とお話しされている
A様には息子さんと娘さんがいらっしゃることは知ってはいても、お顔は知らないので”娘さんと思われる女性”が帰られてからA様に伺う
「娘さんですか?お嫁さんですか?」
するとA様が
「違う、あれ、あれだよ、、、、」
地方から北九州に出て来られ、一代で飲食店を成功させた豪傑な90歳を越えるA様
ひと昔前、世の中には様々な”家族のカタチ”があり、成功者であればあるほど”あった”のも事実
A様の年代なら様々な家族のカタチを築かれていてもおかしくないし、私が知らないだけで他にも娘さんがいらっしゃるんだろうか、それとも、、、、、、、、
言葉にするのも無粋かと思い、私が出した答えは
「(小指を立てて)これですか?」
A様のいつもの大きな声で
「違うよ!!だから、あれだよ、あれ」
「あれ」が続くけれど、ノーヒントなので私からどう聞けば「あれ」が導き出せるかも分からず2人それぞれ悩んでいたら、私たちの近くでラジオ体操をされていたS様が腕を回しながらおっしゃった
「ケアマネさんよ」
A様と私、2人声を揃えて
「ああ!!」
スッキリした気持ちでお昼ごはんをいただきました
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【スタッフつぶやき】小倉祇園太鼓
- 2024-07-26 (金)
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7月に入り夕方になると太鼓の音が聞こえるモナトリエ
旦過近隣に住んでおられたA様が聞こえるのはどこの太鼓なのか教えてくれる
N様は砂津に住んでおられ、昔は娘さん、息子さんが叩く太鼓について歩くのが大変だったお話を聞かせてくれる
ご利用者様たちにどこからか聞こえる音色だけでなく、生の演奏を!との思いに協賛していただいた古船場一・二丁目町内会の子ども太鼓の皆さんがモナトリエに!
太鼓は最古の楽器の一つ
地方ごとに打ち方は違えど人の心を揺さぶるのは、昔々から人の体の奥底に刻まれた記憶
太鼓の音を聞くと心が弾み、気持ちが昂る
コロナ禍のこの4年、疫病退散のお祭りであっても心から楽しむこともままならない日々
こうやってみんなで集まり、子どもさんたちの演舞を見られることがありがたい
子どもさんたちの元気な姿にお祭りの原点を感じます
そうでなくても、子どもさんたちが一生懸命に演舞される姿に拍手喝采、感涙される方も
古船場一・二丁目町内会の皆さん、本当にありがとうございました!!
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【スタッフつぶやき】土用の丑といえば
- 2024-07-24 (水)
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今日は土用の丑
Y様はある飲食店の奥様
編み物がお好きでお部屋には作品を飾る棚もあり、過去の作品は写真集にまとめておられる
おしゃべりがお好きで、お話も上手、ときどき「おしゃべりし過ぎよね、すみません」と仰りながら、お話を続けられる
そういうお人柄がとても好き
ある日のお風呂にて
Y様の入浴サービス時は介助に注意が必要な点があり、注意点を教えられた職員のみが行う
Y様「今日は目がクリッとした方はお休みですか?」
私「細身で背の高い職員ですか?」
Y様「ほら目がクリッとして、かわいい方」
私「メガネを掛けた、ほんわかした職員ですか?」
Y様「前ご一緒した目がクリッとして、かわいい方なんだけど」
Y様の目を3秒ほど見つめ
私「目がクリッとしてかわいい職員、それは目の前にいる私ではありませんか?」
Y様が私を2秒ほど見つめ
Y様「困ったわねぇ」
私「困りましたねぇ」
2人で爆笑
笑い声が廊下まで響き渡りました
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【スタッフつぶやき】特技
- 2024-07-23 (火)
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働くスタッフ、ヘルパーには様々な特技がある
ヘルパーの仕事であれば、シーツをめちゃくちゃ上手にピッチリと張るという特技がある人もいれば、とてもとても丁寧なお掃除をすることを特技とする人もいる
前職で培った技術でご利用者様とコミュニケーション、接遇を特技とする人もいれば、ブログを管理している私自身、文章を書くことを特技として人もいる
何気ないコミニケーションが特技のIさんが、私を手招きして教えてくれる
食堂のテーブルに対面となるご利用者様の間にコロナ対策としてパーテーションが置かれている
そこに季節ごとに可愛らしい折り紙が飾られている
ご利用者様たちも折り紙を楽しみされていて、食事を待つ間など近くの席の方と話のタネにされている
けれど、折り紙が飾られていることは知っていても”誰が”折り紙を折り、季節ごとに飾っているのかまで正直考えたことがなかった
Iさん曰く、この飾りは夜勤の時にOさんが作り飾ってくれていると
Oさんにそれを聞くと
「私、こういうの得意だから」
と何の気負いなく言われる
スタッフそれぞれの特技、できること、心遣い、気遣いが心地のいいモナトリエです
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