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つぶやき

【スタッフつぶやき】気の合う仲

”気が合う”と言うのは、同じようなことに興味があったり、話ていて楽しかったり、一緒にいて気楽だったり、年齢に関係なく仲良くなれる間柄

私がモナトリエで働くきっかけとなった友人もそう
年齢は違うけれど、気が合い、縁が繋がり今に至る

明後日お誕生日のM様も気の合う仲
M様の入浴のサービスに入ったとき、弟さんが勤められていた病院がなんと私が生まれた病院に勤務されていたという事実が分かり、それが縁で仲良くさせていただいている

M様は普段はとても静かな方で、いわゆる”学者さん”である
お部屋に伺うと観られているテレビは”放送大学”
面白いですか?と伺うと、
「僕は頭が良くないから、少しでも勉強しようと思って観ています」
と照れ笑いしながら放送している物理統計学を説明してくれる
ある日は日本人で初めてノーベル化学賞を獲られた福井謙一博士の本を読まれている
これまた、面白いですか?と伺うと、福井博士がどのような研究でノーベル化学賞を獲ったのか、私でもわかるような言葉で説明していただく
「福井博士だからなしえた研究、化学に新しい視点を与えた功績がノーベル賞なんです」
と熱く教えていただける
ご自分の好きなこと、好きな分野、好きな人物について、とても楽しそうに話されるM様

M様のお部屋から旦過市場の再開発工事が一望できる
昨夏、家屋建物が取り壊された後、しばらく遺跡発掘調査が行われいた
私は多少歴史が好きで、細川忠興が造った”小倉藩”について調べたことがある
M様のお部屋掃除の際に、あの石垣は細川忠興時代に築かれた外堀の一部だと思いますと話し、それから小倉藩の普請、歴史をM様にお話しした
翌週、お掃除に伺うとM様が何かチラシのようなものを見せてくれる
「これはどこですか?」
チラシを見せていただくと、北九州市が埋蔵物について発掘調査報告としてまとめた資料
これは今回ではなく前回去年に行われた調査で、もう埋め戻されています。あそこですね、と説明すると
「よくご存知ですね」
とニコニコされている
私も嬉しくなって、小倉城築城について話が弾んでしまう
別の日は小倉駅で開催されている古本市のお話をし、次のときにお互い買った古本の話で盛り上がる
別の日は大阪万博のおすすめパビリオンを話し、各国の万博について語り合う

M様は私にとてもたくさんのことをお話ししてくれる
それはM様の人生観だったり、ご家族の思い出だったり、ルーツだったり
M様に代わって伝記を私が書けるんじゃないかと思うほど、本当にいろいろお話ししていただける
M様のお友だちのお話もよく伺う
けれど、M様のお友だちもう亡くなられた方が多く、ときどき寂しそうな顔をされる
ある日、M様に
「私はヘルパーですが、M様のお友だちの一人に加えてください」
と伝えたことがある
いつものM様の照れ笑いをされながら
「ありがとうございます」
と言っていただいた

M様とお孫さんは同じお誕生日だそう
いつの日かお孫さんにおじいちゃんから聞いたお話をしてみたい
とりあえず、M様、まだまだお元気で、まだまだお話をたくさん聞かせて下さい
お誕生日、おめでとうございます



【スタッフつぶやき】ロシア語

英語を操られるN様の起床のお手伝い
N様はなかなかの外反母趾で、職員間の連絡に外反母趾用サポーターをしてもらうようあった
サポーターをしながら、やっぱりお若い頃のハイヒールですか、と伺うと
「そう、周囲は身長も高くてスタイルもいい外国の方々に囲まれていたから、おチビな私でも少しでもスッキリ見えてるよう8センチのヒールを履いていたから」
と話される
N様はお若い頃アメリカの企業にお勤めされていたし、女性はやっぱりハイヒールの時代だっただだろうし

短期間ながら私も英国に留学した経験があり、大柄の外国人の中に150センチちょっとの私はいつでも子どものようだったことを思い出す
N様に、私は白人の金髪や青い眼に憧れましたが、黒人の顔の小ささや手足の長さには、スタイルが良くなりたいとかの域を超えた諦觀の境地でした、と話す
「わかります、わかります、私の足の長さがあの人たちの腕の長さですもん」
と盛り上がる

話は続き
白人の方でも様々な地域の血が混ざったような東欧の人には、本当に女神のようにキレイな方がいますよね、私の姉が青年海外協力隊員でルーマニアに行っていたのでルーマニア人が実家に遊びに来たことがあるんですが、あまりのキレイさに祖母が拝んでました、と話す
「先日テレビで大阪万博をやってて、ルーマニアの踊りを見ましたよ」
とN様も話を続けていただく
ルーマニア語を話せる人が日本には少ないので、うちの姉も何かと日本で催されるルーマニアのイベントに携わっているので、その場にいたかもしれません、と言うと
やはり、他言語を操られる方の視点らしく
「ルーマニア語はロシア圏だろうから、やっぱりロシア語系?」
と聞かれた
正直、私はルーマニア語は全く不勉強なので、一言も分からないんです
とN様に言うと、N様もロシア語を考えられているご様子
私も考えてみるけど、ロシア語の”こんにちは”も”ありがとう”も出てこない
N様をベットに案内し、靴を片付けて退室する準備をしながら、ロシア語を考えるけれど、やっと出てきた私のロシア語は
”ボルシチ”
N様も笑って、それならばと
「ピロシキも」

美味しいものは万国共通言語
笑いに包まれて1日が始まりました



【スタッフつぶやき】悩み事

風習とは土地どちで同じなようで違うものがあるし、家々でも違う

私は結婚した年齢が遅く、結婚と同時に九州に引っ越してきたので、主人の家族とはコロナ禍もあって会った回数が正直数えられそうなくらいしかない
そんな実家において、帰省に合わせ祖母の13回忌が執り行われることになった
悩むのは服装だ
自分の実家であれば出席するメンバーも大体想像ができ、どんな服装でいいのか分かるけれど、主人の実家となると出席するメンバーを聞いたところで「誰?」と会ったことがあるかどうかすらも分からない
そして、私は長男の嫁である
義母に何を着ればいいのか聞いてみると
「平服でいいから」
と返ってきた
平服、、、、、、、、、、、、、余計悩むじゃないか

同僚の年上の方々にアドバイスを求める
”黒のカーディガンに白のシャツ、黒のズボンで問題ないだろうか?”
ある人は
「大丈夫!」
と太鼓判を押してくれ
ある人は
「7回忌までは礼服がよく、13回忌は家にもるけど礼服でなくてもよくなる」
と詳しく教えてくれる
しかし、皆んな口を揃えて結びの言葉に
「関西だし、家にもよるよね」

ですね〜

となれば、関西の中でも伝統の中心地で育たれたS様に助言を求める
13回忌、義母には平服でよいと言われ、私は長男の嫁、親戚はほぼ身内のみ
私の着ようとしている黒のカーディガンコーデでよいでしょうか?
「ええんちゃうの、13回忌なんやし、身内だけなんやから」
”そうですよね”と安心していたら
「でも、家にもよるけどな」
出た!!それ、出た!!やっぱり
「平服ってお義母さんが言うてはるんやから、大丈夫やって、知らんけど」
出た、関西人の伝家の宝刀「知らんけど」
こうなりゃ、豹柄やスパンコールキラキラの服を着てしまいましょうか?!と悩みなのか、冗談なのか分からない会話になってしまう、関西人2人

解決したような、しないような悩みを抱えつつ、K様の入浴サービス
K様とご家族のお話をした続きで、K様にも法事、平服問題を話す
何事にも真剣で真面目なK様が落ち着いた口調で聞かれる
「あなたの服装がもしもおかしかったとして、誰かあなたに直接言ってこられるの?」
K様の言われるように考えてみれば、言われたとして、私のいない場で話のネタとして話になる程度
関西人なので、もしかして後日あの時はこうやったよねっと笑い話に昇華されている可能性はあるけど、皆んな笑って終わりの話
「だったら、笑い話のネタになってくればいいじゃない、言いたい人に言わせてあげたらいいじゃない」

何を着ればいいのか悩んでいた私の悩みの本質を突くK様の答え
K様、すごい
すごくスッキリした気持ちなれたK様の言葉

さて、13回忌
予定通りの服装で問題ありませんでしたが、服装とは全然違うことで家族、親戚の笑いのネタになった私でございます
ありがとうございます



【スタッフつぶやき】自由

今月の生け花教室
池坊から先生が来られ
「お稽古は礼に始まり、礼に終わることが大切なんですよ」
と教えていただき、お手伝いをしていた健康管理室の看護師さんとご利用者様と混ざって
「よろしくお願いします」
「ありがとうございました」
と気持ちよく言う

生け花を終わられたN様をお部屋にお送りする
N様は頭の回転がとても早く、面白い冗談をバリバリ言われる
普段は手押し車を使われていて
「あなたちょっと、そこの私のベンツを取ってくださいな」
と言われたり
「派手な服ばかり着て、孫のお下がりみたいでしょ、ボケてないですよ、安心して」
息継ぎなくこれを一気に言われる勢い
Going My WayそれがN様
お花キレイですね、と言うと
「私は大きな花瓶や壺にもっともっとたくさんのお花を活けたいわ」
と言われる
そうですね、N様はもっともっと華やかなお花が似合いますもんね、と伝えると
「あなた、私が隠れるくらいのお花じゃないと」
隠れるくらい
その表現が楽しくて笑いながらお部屋に送る

S様はいつだって自由
お花の名前を先生に聞くけれど、何度聞いても覚えられない
S様が
「もうええわ、これは洋風ネギ坊主や」
それでええと思います、それに一票!と笑い合う
その“ネギ坊主“が背が高く多くのご利用者様たちは他の花とのバランスを考えて切って調整されている
S様に他の方々も切られてるし、もうちょっと短くてもええんとちゃいます?と聞くと
「短いのも個性、長いのも個性、みんなと違って、それがええと思ってます」
と、ここぞとばかりの京都言葉で返される
返す言葉があるはずもなく、S様の個性に納得する
S様作「自由」
自由である



【スタッフつぶやき】繋がり繋がる繋がっていく

ある日の朝礼で
”(ご利用者様が)繋がることを考えてください”
と話された
ご利用者様が繋がるとは、施設にご入居される方の中には「施設に入る=自分はもう必要とされていない」と考えられる方もおられるので、モナトリエに入居されても世の中、人々と繋がっていることを実感していただきたいので、何かアイデアをという話

繋がる
私たちは5年前、コロナとい全世界で一斉に、人という人の交流が途絶えたという経験をした
家族と会うことも制限され、誰かと会っても一定の距離を置き、直接的な繋がりが絶えた
でも、あのとき、私たちはお互いを必要とし、この時期が終われば、この災が過ぎ去れば、と息を潜めつつも同じように思う相手が健康でいられるようにと、お互いがお互いを思う日々だった
思うことで繋がれた日々だったように思う

私自身、北九州という親戚も知り合いもいない土地に引っ越してきた当初、話す相手が家族しかいない日々を過ごした
近くに繋がろうに繋がれる相手もいなかった
でも孤独ではなかった
それは遠くとも、私を思ってくれる人がいると知っていたから

ご入居者様たちは皆さん、今まで慣れ親しまれた土地、お友だちやお知り合いの多い場所から、知る人もいない施設にご入居される
生活する場所から、人付き合いから
イチから全て始まる
それは老若男女関係なく、不安に決まっている

繋がり
そんなご利用者様に私たちヘルパーができる、繋がり
それはご利用者様の”一番身近な人”になることじゃないんだろうか

朝夕食事のときにお会いすればご挨拶する
エレベーターでお会いすれば、廊下ですれ違えば、お部屋の扉が開いていたら、お声掛けする
天気の話でも、季節の話でも、趣味の話でも、話題なんて何でもいいから
とにかく、笑顔でご利用者様の身近な人になる
「あの人の名前は知らないけれど、あの人は知っている」存在になる
誰かと繋がっていると思っていただけるだけでも、ご利用者様の日々は変わらないだろうか

私の半径2メートル以内であれば、私はガンガンご利用者様に繋がっていきたい
まずはヘルパーと繋がっていただく、それがご利用者様が繋がる最初の一歩と思って




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