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【スタッフつぶやき】素の関係
- 2025-06-21 (土)
- つぶやき
当然のことながら「ご利用者様」はモナトリエにご入居されて、私たちは初めてお会いできる
でも、これまた当然のことながら、私には”初めまして”であってもご利用者様は誰かのお父さん、お母さんであったり、お兄ちゃん、お姉ちゃんや弟さん、妹さん、おじさん、おばさんである
当然のことであっても「ご利用者様」となると、ご利用者様自身から伺うか、タイミング良くご家族に会いお話を伺わなければ、その方の歴史の片鱗、素の姿に触れることができない
そこに触れられた瞬間、「お客様」ではなく「その方」そのものが浮かび上がり、多面的に繋がれる気がする
K様のご入居にあたり、お生まれが我が故郷と同じとあった
初めてお手伝いに伺った際、ごあいさつの続きにそれを伝える
遠方にいるとちょっとした故郷との繋がりがとても嬉しく、それに触れずにはいられない
奥様が言われる
「弟が今もF市(我が故郷の近隣市町村)にいるのよ」
おおお!!ここに来てそんな中規模市町村の名を聞くとは!!テンション爆上がり
K様もニコニコされている
私、本当にその近くなんですよ!と伝えずにはいられない
でも、残念ながらK様たちはF市には行かれたことがないらしい
そんな話をして終わった初日
そして、また別の日
K様のお部屋に伺うとK様と同じ目元の男性が
息子様にしてはちょっと歳を取られているような、奥様のご兄弟かもしれないし、、、、、と考えていたら、そんな私を察してか奥様が
「弟よ」
弟という一言でテンションのギアが一段上がるけれど、奥様の弟さんかもしれないので確認のため確認すると、K様の弟様であるとのこと
ということは、我が実家の近隣在住、弟様!!と自分の口から出てくる言葉が自分でもわかるくらいに嬉しさ爆発
私のテンションに少々驚かれている弟様、私が勘違いしていると気づく奥様が
「3人兄弟の3番目、2番目がF市に住んでるのよ」
説明いただく
残念!!
私がテンション爆上がりした理由を説明すると、そうなんですね、とみんなで笑う
その後、掃除をしながら3兄弟のお話をあれこれ伺う
その際に弟様がお兄様であるK様のことを「M君」K様の下の名前でを君付けで呼ばれる自然な姿がとても新鮮で、K様の歴史に素のK様に触れられたような気持ちになれ、とても嬉しかった
それを弟様と奥様に伝えると
「M君、兄は優しい人だから」
ととても優しい表情で語られる
「義父がとても優しい人だったから3人とも優しい男性になったのよ」
少し眠そうにされていたK様も私たちの話を聞かれてにこやかにされている
その場が幸せに包まれている
何気ないことでも
K様を知る最初の一歩
すごく大きく、意義ある一歩
それを聞けたことに感謝
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