住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog
【スタッフつぶやき】当たる先
- 2025-09-02 (火)
- つぶやき
O様の起床のお手伝いに行った
O様はベットから起き上がるとき、少しフラつかれることがあるのでお手伝いをする
合わせて、パジャマからズボンに履き替えたり、靴下を履くお手伝いもする
靴下を履きながらO様は言われる
「あなたに手伝ってもらって、バチが当たるね」
仕事で天罰が下っては困るので
「バチが当たるのは、私にですか?O様にですか?」
伺うと
「そりゃ、私によ」
「それならいいです」
と靴を履くお手伝いまでして
「O様にどんなバチが当たったか、当たったときは教えてくださいね」
二人で大笑いする
同じの日のお昼前
K様のお部屋掃除に伺った
洗濯し、シーツ交換をして、掃除機をかけ、フロアシートで掃除する
K様がおっしゃる
「ぜーんぶしてもらって、バチが当たるとよ」
仕事で天罰が下っては困るので
「バチが当たるのは、私にですか?K様にですか?」
伺うと
「そりゃ、私と」
「それならいいです」
と洗面台とトイレ掃除をして
「K様にどんなバチが当たったか、当たったときは教えてくださいね」
二人で大笑いする
同じ日の午後
H様の入浴のお手伝いをした
入浴中もH様、私、二人しておしゃべり好き
話題もあちらこちらに飛びながら花が咲く
お風呂上がり、身体が濡れていると服が着にくいと思いお手伝いをする
「あなたに手伝ってもらって、本当、バチが当たりますよ」
仕事で天罰が下っては困るので
「バチが当たるのは、私にですか?H様にですか?」
伺うと
「私にですよ」
「それならいいです」
と着替えをお手伝いする
「H様にどんなバチが当たったか、当たったときは教えてくださいね」
二人で大笑いする
バチを当てまくり、そして笑った一日
それだけ感謝していただける仕事ができたのかもしれない
だから、どうぞ、バチが当たりませんように
- コメント: 0
【スタッフつぶやき】いつもの
- 2025-08-29 (金)
- つぶやき
H様は若松の方、お部屋に飾られているご主人と写った写真は仲の良さが伝わる、笑顔が似ているご夫婦
起床のお手伝いに伺うと、まずは現在時間を聞かれ
「もうそんな時間ね」
少し眠そうに聞かれ、更衣のお手伝いをする
「これ、昨日も着てない?他はないかね?」
と聞かれると、私の番
”このお洋服とこのカーディガンが似合うと思うんですよね”
「そうね、あなたの言う通りにしようか」
この一言が嬉しい
おトイレに行き、その間に私はカーテンを開け、お茶の入ったコップを洗い、洗顔の準備をする
お天気の良い日は
「今日は眩しいね」
雨の日は
「今日はよく降っとるね」
”午後から雨らしいですよ”や”暑くなりそうでね”など、天気のお話をしながら洗面台に
手洗い石けんを確認され、H様に洗面台に並べた洗顔石けん、美容液、日焼け止め、白粉を説明する
朝食に持って行かれる梅干しや海苔も忘れず準備する
最後に髪を整えるスプレーをして、起床時に提案したコーディネートの上着を着ていただき、膝掛け代わりのタオル、梅干しなどが入ったピンクの手提げ、メガネとマスクをされたら3階へ
食事のお隣の席のご利用者様と「おはよう」の挨拶をされ、会話を楽しまれるH様
食後は歯磨きをされ、お部屋に帰られたらまずはおトイレに行き、ベットに行かれると食後のデザート
娘様がH様の好みに合わせてご用意いただいているので、お饅頭にします?洋菓子にします?その日の気分を伺い、枕元に準備する
「寝て食べたらいけんから、座って食べよう」
娘様、やっぱりH様の好みをよく知っておられる
お部屋をおいとまする際にお声掛けすると必ず
「ありがとうね」
若松弁なのか、北九州弁なのか、H様独特のイントネーションで言っていただくのが嬉しかった
H様がご入居された当初はH様のこだわりに私は応えていけるのか、正直不安があった
しかし、月日が経つにつれ、ご一緒する時間が長くなればお互いが分かり、できること・できないことをはっきり伝え合える関係になれた
何より、H様の好きなこと、次はこれを言われるだろうな、これがきっといるだろうな、ということが分かった
語弊を恐れずに言えば
H様に寄り添いながら、私たちヘルパーの流れにもH様が気持ちよく巻き込まれていただけるようになった
H様の地元愛に溢れたシャボン玉石けん
H様の薄いピンクの色の入ったメガネ
H様のチャキチャキの若松言葉
思い出すと今にも「ちょっと、お姉さん」とH様に呼び掛けられそう
文字では表現できない
「ありがとうね」
H様、たくさんの「ありがとうね」をありがとうございました
- コメント: 0
【スタッフつぶやき】矍鑠(カクシャク)
- 2025-08-27 (水)
- つぶやき
知的な男性、K様は矍鑠とされた方
いつも穏やかに話され、訪室すると数独を解き、FMラジオの音楽を愉しんでおられた
数独レベルは超難関
ヒントはごく僅かな数字で、根気のない私は1問目で放り出したくなる、夏休みの宿題のよう
根気よく解かれるK様はすごいですね!と言うと
「数字は特に勉強しなくても昔から得意だったから」
と穏やかな笑みとともに答えていただく
真面目な方だな、と思っていたら学生時代は勉強そっちのけで今の若い人たちと変わらない自由を楽しんでおられたお話を伺い、意外な面も
高身長で、この優しさのK様ならきっと人目を引いただろうな、人気があっただろうな
K様と入浴のお手伝いをご一緒して一番伺ったのはご家族のお話
娘様たち、お孫さんたち、みなさん、K様自慢のご家族
K様のお部屋に飾られているお孫さんの赤ちゃんの頃のお写真が2枚
以前、お一人のお孫さんにお会いする機会があり「あのお孫さんの写真ですか?」と聞くと
「どちらかはそうなんだけれど、僕にも分からなくて」
エヘヘっと笑われる笑顔が忘れられない
毎朝、髭を丁寧に剃られ、お手伝いすると心から
「ありがとう、気持ちよくなりました」
と言っていただいた
K様に喜んでいただきたくて、褒めて欲しくて、一番時間をかけたK様の髭剃り
最後まで私たち職員に「すみません、ありがとう」と丁寧な言葉を掛けていただいたK様
K様、ありがとうは私たちの言葉です
いつも私たちのことを労っていただき、ありがとうございました
記憶し続ける、思い出に溢れた日々をありがとうございます
- コメント: 0
- タグクラウド
- 検索
- 購読
- ナビゲーション