住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog
【スタッフつぶやき】暑気払い
- 2025-08-09 (土)
- つぶやき
貯まっていいのは貯金くらいで、疲れとストレスは溜めたくない
そうは思っていても便秘と一緒で、なりたくてなっている訳では決してないのに、溜めてしまいがち
今年の夏は例年以上に暑い
絶対に暑い
いくらクーラーを使っていても、水分を補給していても、しっかり食べ、しっかり睡眠を摂っていても、今年の夏の暑さは体に堪える
8月立秋が過ぎ、雨が降った今日
今日は今日で寒暖差ほどではないにしろ、久しく降らなかった雨で調子が狂う
N様のお部屋掃除からスタート
洗濯物を忘れてスタートからエレベーターと階段であっちこっちウロチョロ
そんな私を見かねたN様が言われる
「ほら、お花でも見て、キレイでしょ」
確かに、N様のお部屋には観葉植物から胡蝶蘭まで、とてもキレイにお手入れされている
朝からバタバタしまくりの自分を反省して、お花を眺めさせていただく
「お花を見ると心が落ち着くでしょ」
お花に水を注がれるN様、お掃除したばかりの床にお水がドボドボっと・・・・
「お掃除したばかりなのに、ごめんなさいね」
唖然とした後は、お花を見て落ち着いた心はどこへやら
またも慌ててドタバタと水を拭き、N様と大笑いする
A様のお部屋に久しぶりお掃除に伺う
「あなた、来てくれるの久しぶりね」
お掃除もそこそこにお喋りに花が咲く
トイレ掃除のときまで側に来られて話続けられるA様
私とのお喋りをそこまで楽しんでもらって嬉しいです、と伝えると
「あなた、ここの職員さんで一番お喋り上手よ、本当に」
嬉しい!めちゃくちゃ嬉しい!!ありがとうございます!!!とA様を抱き締める
A様と二人で大笑いして午前中が終了
午後からはお風呂のお手伝いが続く
H様とお風呂帰り、ディサービスの職員さんたちとエレベーターが一緒になる
ディサービスの看護職員Tさんが私の額を見て褒められる
Tさん「キレイな額、美人の証ですね、キレイな富士額!!」
テンション高めに褒めてもらう
褒め言葉を素直に受ける教育を受けてきていない土地柄の私
私「額だけ?」
Tさん「いや、あの」
真顔でTさんの目を見つめ問いかける
私「褒めるのは額だけ?」
もう一人のディ職員Iさんがフォローしてくれる
Iさん「そんなことない、ほら目も素敵、目もかわいい」
私「ほんまに?」
Iさん&Tさん「本当です、本当」
私「怪しいわぁ〜」
特にTさんの慌てぶりが秀逸で面白く、H様も「仲良しですね」と笑われている
エレベーターの狭い空間が笑いに包まれる
H様のお部屋に戻る廊下で
私「私のキレイはAlmost(ほとんど)であってAll(全て)ではないんですね、残念」
H様「あら、なんて頭がいい方!」
笑って、褒めてもらって、十二分、不足はございません
またまた笑ってH様をお部屋にお送りする
続いて、数ヶ月ぶりにH様のお風呂のお手伝い
ウキウキしてお部屋に伺うと
H様「お風呂は好きだから入りたいんだけど、今日は体調がすぐれないのよね」
お風呂好きのH様がお風呂を渋られる
そういう日もあるのは十分理解しているけれど、あまりに残念で
私「数ヶ月ぶりにH様のお風呂だ!と思って来たら”入る気分じゃないの”って寂し過ぎる」
続けて
「私だから入らないとかないですか?」
大好きなH様の豪快な笑い声とともに
H様「あなた、すごい発想ね!わかったわ、これから私のお風呂の担当はあなたにして!って言いましょう」
私「私の指名料高いですよ」
H様「主人が遺産をたくさん残してくれているから、大丈夫」
二人で大笑いする
大笑いするほどお元気でも、H様のお風呂はキャンセル
時間があればあったで、する仕事は限りなく
H様のお隣のお部屋、N様の洗濯物を返却に伺う
私の帰宅時間には雨が止んでほしい!と話すと
N様「タライで帰ればいいじゃない」
私「小雨ではタライが浮かびません、私の重さ、舐めんじゃないわよ!」
二人で爆笑
その後も一緒に乗ったエレベーターで看護師のNさんから”すべらん話”を聞き笑い、最後の最後まで笑いに満ち満ちた一日だった
笑う人の周りには笑いが生まれ、笑い合えて、笑って幸せになって、元気になれる
”笑うカドには福来たる”というのは、笑っていれば自然と幸せは引き寄せられてくるという意味
笑って暑気払い
暦のうえでは既に秋
元気で笑っていたい
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【スタッフつぶやき】変な自信
- 2025-08-05 (火)
- つぶやき
根拠のない自信
それは「このブログを読んでいる人は少ない」という自信
上の人には怒られるかもしれないけれど、施設のホームページ、そんなたくさんの人々がチェックしてないだろうという、何の根拠もない理由で持つ自信
この変な自信があったので、今まで自分がヘルパーとして日々働き楽しかったこと、残しておきたい思い出を好き勝手に書いてきた
最近はSNSでたくさんの人に褒めらたい、認めて欲しいと思う人が多く「承認欲求を満たす」という言葉も聞くけれど、私は不特定多数の人に認められるより、自分の周囲3メートルくらいにいる人々に褒めてもらえれば十分と思っている
逆に言えば自分の3メートル以内の人には褒めて欲しい
M様はご出身が神戸、キレイな神戸言葉を話される
具体的にどうのと言葉にするのは難しいけれど、同じ関西人だから分かる話の間だったり、話の面白さやツッコミだったりがあったりする
M様と話していると関西人同士の呼吸が合ってとても楽しい時間になる
M様は男前な性格で、とてもスッキリされている
それも私には心地がいい
久しぶり、M様のお部屋掃除に伺った
少し前、風邪なのか体調を崩されていたM様
お変わりはないですか?大丈夫ですか?と伺うと、いつもの
「大丈夫、元気にしてます」
と男前なM様の笑顔と威勢の良さで返していただく
M様は私がお掃除に伺うと毎回、私の承認欲求を満タン溢れんばかりに褒めていただく
今日も
「あなたやったらお店しても儲かるで」
M様の褒め言葉に浮かれて
「褒めてもらったお礼に普段の1.5割増しでお掃除させていただきます」
と大笑いしていた
大笑いしていたM様がフッと思い出したように聞かれる
「聞いてみるんやけど、あなた、(この施設の)ホームページに文章書いてる?」
フローリング掃除をしていた私が固まる
「息子がここのホームページを見てて、あなたがきっと書いてるって話してたんよ」
M様の目を見つめる私
「ごめんな、変なこと聞いて」
なんと答えればいいのか
こんな不思議なことがあるだろうか
M様の息子様は知らない訳ではない
廊下やお部屋におられたら挨拶する程度、お顔を見ればあの人はM様の息子様と分かる程度、知っている
ほとんど話したことはないと言ってもいい
指名手配犯のような気持ち
なぜ、私だとバレたんだ?!
正直にM様に告白する
「私が書いています」
続けて質問する
「でも、なぜ、息子さんは私と分かったんですか?」
私の告白にM様も驚かれたようで
「ほんま!!息子にあなたのことをいつも話してるんよ、そしたら、お母さん、いつも話してくれてる人、僕も知ってるって、あなたの書いた文章を見せてくれたんよ!すごいな!!」
名探偵ここに現れる
二人で息子さんの洞察力に感嘆する
そしてお互い
「私のことちゃんと褒めて、ええように言うてもらってますぅ?」
「私のこと書くんやったら、ええように書いてよ」
それぞれ言いたいことを言って、また二人でワッハッハと笑う
誰かに見られてる、読まれているからちゃんとしようではなく、普段からこんなんですが、やるときはやります!の変わらぬ私で
楽しいこと面白いこと探しの場所が職場です
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【スタッフつぶやき】ベテラン新人
- 2025-08-03 (日)
- つぶやき
なぜ介護の仕事を選んだのか
私の理由は「全国どこでも必ず就ける仕事」だから
結婚したのはアラフォーで、結婚相手は全国転勤のある人
結婚する前はそこそこ専門職で、北九州でもその職を探せば就けたかもしれないけれど、その先を考えると全国どこでも、何歳になっても就けるとは限らない
そもそも、せっかく転職する機会に恵まれたんだから、思いきって全然違う業界を経験してみたかった
そんなときハローワークに置いてあった初任者研修の案内チラシ
初任者研修とは介護職の第一歩、基礎を学ぶ講座、期間は3ヶ月、受講料は無料で受講中は失業保険も延長して受給できる
知ってはいても関わることのなかった介護業界
旅行でも来たことのなかった九州の地で、苗字も含み全てが心機一転となった私に渡りに船
学校での3ヶ月間、様々な年代の人たちと学生時代に戻り、盟友といえる人たちに出会った
そして、そのご縁で今がある
介護業界には様々な理由で、様々な年代の人たちが働いている
赤いチャンチャンコの年齢だけれど、ほぼ同期のKさん
チャンチャンコ少し前に一念発起し介護業界に飛び込んだ
たまたま学んだ職業訓練校が一緒で、モナトリエに入社したのも1ヶ月違い
入社当初からご利用者様が食事に来られると皆んな同じ顔に思えるよねぇとか、エレベーターに乗っても何階に行けばいいのか悩んでウロウロしてしまうよねぇなど、同じことに悩みながら、お互い励まし合ってきた仲
ただ、私は介護経験者、Kさんは介護初心者
ご利用者K様の起床のお手伝い
同期Kさんが担当に付いていた
補助は私がついた
普段から丁寧な仕事のKさんがいつものように丁寧にケアされている
”できてるね〜”っと思っていたらKさんがすごく小さな声で
”失礼しま〜す”
と呟いている
私「誰に言うてんねん?!」
ただでさえ私が見てると緊張するだろうから何も言うまいと思っていたけれど、これには反射神経で突っ込んでしまった
私「Kさん、私にぎりぎり聞こえるくらいで囁いてるんですよ、K様に言うでも私に言うでもなく」
K様にチクってやった
Kさん「ひゃ〜バレてしまった」
同期KさんもK様も皆んなで大笑いする
その後、和気あいあいしながら無事起床介助も終わりポジショニングを行う
同期Kさんがベットを操作しようしているので
「先に足のポジショニングをする方がいいですよ」声を掛ける
Kさん「そうですね」
しかし、動こうとしない同期Kさん
私「あなたがするんですよ〜」
先輩風強めを吹かせて私がポジショニングする
そしてK様に
「こうやって若い私が働かされるんやね、うまいことしはるわぁ」
と訴える
アワアワしている同期Kさん
そんな姿を見て終始ニコニコされているK様
K様「仲良しね」
ひたすら楽しい時間になった
暑いし、忙しいけれど、こうして仲間がいて、分かってもらえるご利用者様がいて、私たちはまた仕事を続けていける
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【スタッフつぶやき】そんなバナナ
- 2025-07-30 (水)
- つぶやき
酷暑
暑さに関係なくともお昼はどちらかと云えば”コッテリ”より”サッパリ”がいい
サッパリならばやっぱり麺類
おうどん、お蕎麦、スパゲッティ、今の季節なら冷やし中華なんかもいい
それにおにぎり、フルーツなんか添えられいたら尚いい
そんなことを話していたら、ある日のお昼のメニューが瓦そば風お蕎麦、おにぎり、フルーツ
ちなみに瓦そば、関西人である私はこちらに来るまでその存在を知らず、食べ方も知らなかった
忘れもしない初めての瓦そば、お出汁を忘れられて味のしない麺をすすった
焼きそばであって、焼きそばではなく、かといってお蕎麦でもなく、しかしお出汁につけていただく
正直、いまだに正しい食べ方に疑心暗鬼になる麺、それが私の瓦そば
ご利用者様たちもお昼はサッパリ派が多いようで、麺類がお昼に出ると皆さん残さずキレイに食べられる
この日の瓦そばも皆さん完食されている
独特のお名前トップ3に入るM様
お名前の由来はまだ聞けていないけれど、小柄でご自分のペースをとても大切にされている
普段からM様は残さず食べられる
この日はお出汁も全て飲まれ、本当にお皿に何か載っていましたか?!と思うほどキレイに食べられる
私「M様、キレイに食べていただいて、ありがとうございます」
M様「バナナの皮まで食べたわけじゃありませんからね」
最初、何を話されているのか分からずトンチンカンな顔をする私
M様と同じテーブルの方々が笑われている
そして、他の方々と何か違うM様のお膳
何が違うんだろう?と間違い探しのようにM様のお膳とお隣の方のお膳を眺める私
M様のお向かいの席のご利用者様がヒントを呟かれる
「バナナ」
あっ!!間違い探しが見つかった
私「もしかして、バナナが付いていませんでしたか?!」
慌てる私を見てM様をはじめ周囲の方々も大笑いされている
私「大変失礼致しました!!すぐお持ちします!」
M様「私も気づかなくて、食べ終わって気づいたの」
私「そんなバナナですね、失礼しました」
M様「そうね、私もそんなバナナだもんね」
M様のテーブル皆んなで大笑い
そんなバナナをM様にお渡しし
M様「これがバナナ」
とまた、もうひと大爆笑
麺類のお昼はサッパリと笑って楽しい時間となりました
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