住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

【スタッフつぶやき】悩み事

風習とは土地どちで同じなようで違うものがあるし、家々でも違う

私は結婚した年齢が遅く、結婚と同時に九州に引っ越してきたので、主人の家族とはコロナ禍もあって会った回数が正直数えられそうなくらいしかない
そんな実家において、帰省に合わせ祖母の13回忌が執り行われることになった
悩むのは服装だ
自分の実家であれば出席するメンバーも大体想像ができ、どんな服装でいいのか分かるけれど、主人の実家となると出席するメンバーを聞いたところで「誰?」と会ったことがあるかどうかすらも分からない
そして、私は長男の嫁である
義母に何を着ればいいのか聞いてみると
「平服でいいから」
と返ってきた
平服、、、、、、、、、、、、、余計悩むじゃないか

同僚の年上の方々にアドバイスを求める
”黒のカーディガンに白のシャツ、黒のズボンで問題ないだろうか?”
ある人は
「大丈夫!」
と太鼓判を押してくれ
ある人は
「7回忌までは礼服がよく、13回忌は家にもるけど礼服でなくてもよくなる」
と詳しく教えてくれる
しかし、皆んな口を揃えて結びの言葉に
「関西だし、家にもよるよね」

ですね〜

となれば、関西の中でも伝統の中心地で育たれたS様に助言を求める
13回忌、義母には平服でよいと言われ、私は長男の嫁、親戚はほぼ身内のみ
私の着ようとしている黒のカーディガンコーデでよいでしょうか?
「ええんちゃうの、13回忌なんやし、身内だけなんやから」
”そうですよね”と安心していたら
「でも、家にもよるけどな」
出た!!それ、出た!!やっぱり
「平服ってお義母さんが言うてはるんやから、大丈夫やって、知らんけど」
出た、関西人の伝家の宝刀「知らんけど」
こうなりゃ、豹柄やスパンコールキラキラの服を着てしまいましょうか?!と悩みなのか、冗談なのか分からない会話になってしまう、関西人2人

解決したような、しないような悩みを抱えつつ、K様の入浴サービス
K様とご家族のお話をした続きで、K様にも法事、平服問題を話す
何事にも真剣で真面目なK様が落ち着いた口調で聞かれる
「あなたの服装がもしもおかしかったとして、誰かあなたに直接言ってこられるの?」
K様の言われるように考えてみれば、言われたとして、私のいない場で話のネタとして話になる程度
関西人なので、もしかして後日あの時はこうやったよねっと笑い話に昇華されている可能性はあるけど、皆んな笑って終わりの話
「だったら、笑い話のネタになってくればいいじゃない、言いたい人に言わせてあげたらいいじゃない」

何を着ればいいのか悩んでいた私の悩みの本質を突くK様の答え
K様、すごい
すごくスッキリした気持ちなれたK様の言葉

さて、13回忌
予定通りの服装で問題ありませんでしたが、服装とは全然違うことで家族、親戚の笑いのネタになった私でございます
ありがとうございます



【献立表】(5月25日~5月31日)

5月25日から5月31日の献立表です。


ファイルイメージ

【スタッフつぶやき】自由

今月の生け花教室
池坊から先生が来られ
「お稽古は礼に始まり、礼に終わることが大切なんですよ」
と教えていただき、お手伝いをしていた健康管理室の看護師さんとご利用者様と混ざって
「よろしくお願いします」
「ありがとうございました」
と気持ちよく言う

生け花を終わられたN様をお部屋にお送りする
N様は頭の回転がとても早く、面白い冗談をバリバリ言われる
普段は手押し車を使われていて
「あなたちょっと、そこの私のベンツを取ってくださいな」
と言われたり
「派手な服ばかり着て、孫のお下がりみたいでしょ、ボケてないですよ、安心して」
息継ぎなくこれを一気に言われる勢い
Going My WayそれがN様
お花キレイですね、と言うと
「私は大きな花瓶や壺にもっともっとたくさんのお花を活けたいわ」
と言われる
そうですね、N様はもっともっと華やかなお花が似合いますもんね、と伝えると
「あなた、私が隠れるくらいのお花じゃないと」
隠れるくらい
その表現が楽しくて笑いながらお部屋に送る

S様はいつだって自由
お花の名前を先生に聞くけれど、何度聞いても覚えられない
S様が
「もうええわ、これは洋風ネギ坊主や」
それでええと思います、それに一票!と笑い合う
その“ネギ坊主“が背が高く多くのご利用者様たちは他の花とのバランスを考えて切って調整されている
S様に他の方々も切られてるし、もうちょっと短くてもええんとちゃいます?と聞くと
「短いのも個性、長いのも個性、みんなと違って、それがええと思ってます」
と、ここぞとばかりの京都言葉で返される
返す言葉があるはずもなく、S様の個性に納得する
S様作「自由」
自由である



【スタッフつぶやき】繋がり繋がる繋がっていく

ある日の朝礼で
”(ご利用者様が)繋がることを考えてください”
と話された
ご利用者様が繋がるとは、施設にご入居される方の中には「施設に入る=自分はもう必要とされていない」と考えられる方もおられるので、モナトリエに入居されても世の中、人々と繋がっていることを実感していただきたいので、何かアイデアをという話

繋がる
私たちは5年前、コロナとい全世界で一斉に、人という人の交流が途絶えたという経験をした
家族と会うことも制限され、誰かと会っても一定の距離を置き、直接的な繋がりが絶えた
でも、あのとき、私たちはお互いを必要とし、この時期が終われば、この災が過ぎ去れば、と息を潜めつつも同じように思う相手が健康でいられるようにと、お互いがお互いを思う日々だった
思うことで繋がれた日々だったように思う

私自身、北九州という親戚も知り合いもいない土地に引っ越してきた当初、話す相手が家族しかいない日々を過ごした
近くに繋がろうに繋がれる相手もいなかった
でも孤独ではなかった
それは遠くとも、私を思ってくれる人がいると知っていたから

ご入居者様たちは皆さん、今まで慣れ親しまれた土地、お友だちやお知り合いの多い場所から、知る人もいない施設にご入居される
生活する場所から、人付き合いから
イチから全て始まる
それは老若男女関係なく、不安に決まっている

繋がり
そんなご利用者様に私たちヘルパーができる、繋がり
それはご利用者様の”一番身近な人”になることじゃないんだろうか

朝夕食事のときにお会いすればご挨拶する
エレベーターでお会いすれば、廊下ですれ違えば、お部屋の扉が開いていたら、お声掛けする
天気の話でも、季節の話でも、趣味の話でも、話題なんて何でもいいから
とにかく、笑顔でご利用者様の身近な人になる
「あの人の名前は知らないけれど、あの人は知っている」存在になる
誰かと繋がっていると思っていただけるだけでも、ご利用者様の日々は変わらないだろうか

私の半径2メートル以内であれば、私はガンガンご利用者様に繋がっていきたい
まずはヘルパーと繋がっていただく、それがご利用者様が繋がる最初の一歩と思って




【献立表】(5月11日~5月24日)

5月11日から5月24日の献立表です。


ファイルイメージ

More...

住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

タグクラウド
検索
購読
ナビゲーション

ページの先頭へ戻る▲