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【バイオリン&チェロコンサート】モナトリエ

  • 2023-04-27 (木)

姉妹デュオが奏でる名曲で、
弦楽器の魅力を存分に味わう


 4月の演奏会は、バイオリンとチェロのデュオです。お越しくださったのは、音楽教室で指導をしつつ演奏活動にも力を入れる大下海南(おおしたみなん)さん、織音(しおん)さん姉妹。まだ20代だというお二人の初々しいご挨拶を、皆様は優しく見守りながらお聞きになります。バイオリンもチェロも、それぞれがピアノと演奏することはよくあるものの、この組み合わせは珍しく、楽譜はオリジナルだそうです。
 まずは、『川の流れのように』『上を向いて歩こう』『見上げてごらん夜の星を』。おなじみの曲だけに、自然と歌い出す方もちらほらと。「バイオリンを弾いたことはありますか?」との織音さんの問い掛けに、数名の方が手を挙げます。子どもの頃に習った方が多いようで、最前列のお席を確保されている方もおられ、心待ちにされていたご様子です。
 続いては、『情熱大陸』『糸』『オーシャンゼリゼ』。姉妹ならではの息の合った演奏に、多くの方が体でリズムを取って楽しまれます。曲の合間には、お二人がニュージーランドに留学したお話があり、大きくうなずきながら耳を傾ける皆様。
後半は、いよいよクラシックです。『アイネクライネナハトムジーク』『喜びの歌』『威風堂々』『カノン』と、いずれも大きな拍手が上がります。中でも『カノン』は、どうしても演奏したかった曲だそう。本来は四重奏の曲ながら、二重奏だからこそ、それぞれの音色やビブラートの魅力が感じられる特別な調べとなり、会場を優しく包み込みます。
アンコールには、葉加瀬太郎さんの『エトピリカ』と、ビートルズの『レットイットビー』の2曲が提案され、多数決で後者に決定。物悲しさと温かさを醸し出す見事なデュオに聴き入ります。お開きは、4月生まれの方へ贈る『ハッピーバースデートゥーユー』。「素晴らしかった」「まだアンコールしたかった」と、今回もご堪能いただけました。

チェロ奏者 大下海南(おおしたみなん)さん
バイオリン奏者 大下織音(おおしたしおん)さん
姉の海南さんは、9歳からチェロを始め、2011年に14歳でニュージーランドに留学。地域の交響楽団に5年在籍。英国王立音楽検定の楽典5級とトリニティカレッジロンドングレード試験チェロ8級を取得。妹の織音さんは、8歳からバイオリンを、その後はピアノも習う。姉と同時に13歳でニュージーランドに留学し、オークランド大学音楽学部を卒業。在籍中は、ニュージーランド交響楽団の団員やドイツの音楽大学の教授らに師事。帰国後は、直方市にて音楽教室を開き、演奏活動も行う。


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