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【テルミン&オカリナコンサート】モナトリエ

  • 2023-03-25 (土)

親しみのあるオカリナの音色と
初登場テルミンが奏でる温かな調べ

2月半ばの昼下がり。演奏会を控えた会場にお集まりの方々の視線は、ステージ中央の不思議な楽器に注がれています。ご登場されたのは、テルミンとオカリナのデュエット「クーランデール」さん。
1曲目は『浜千鳥』です。初めてお聴きする音色の組み合わせにもかかわらず、どこか懐かしい感じ。そのためか、体を大きく揺らしてリズムを取ったりマスク越しに歌ったりと、いつものようにお楽しみです。『見上げてごらん夜の星を』『瀬戸の花嫁』『竹田の子守唄』と演奏が続く中、歌声は広がりますが、やはり気になるのはテルミン。四角い箱の上で、空中を爪弾くようなしぐさのため、どうして音が鳴るのか不思議でならないご様子です。
「初めてご覧になる方も多いのでは?」と、テルミンのKonaさんの問いかけに、皆様大きく頷き返します。テルミンは約100年前にロシアの物理学者が作った世界最古とされる電子楽器。四角い箱の中には電波を音に変えるものがあり、スピーカーを通してその音が流れると、素早くKonaさんがその音をキャッチし、右手では音階を左手では音量などを調節しながら演奏しているそうです。
「次は少し楽しい曲です。双子の姉妹の歌手でどなたを思い出しますか?」と尋ねるオカリナのNisiさん。前列からはこまどり姉妹、後列からはザ・ピーナッツの声が上がりますが、この日の演奏は『恋のバカンス』。オカリナは、ハーモニカとは違い、吸う音はなく吹くばかりのため、速い曲や長い曲は大変とのことですが、テレビドラマ『北の国から』のテーマ曲、『故郷(ふるさと)』『涙そうそう』、そしてアンコールの『翼をください』まで、存分にお楽しみいただいた演奏会。お開きの後は、テルミンを間近でご覧になり「オカリナの温かさとはまた違って、悲しいほどの美しい音でした」と、感想をお伝えになる方もいらっしゃるなど、心に残るひと時となりました。


テルミンとオカリナのデュエット「クーランデール」さん
テルミンとマトリョミン奏者・Konaさんの活動は16年目。マトリョミンとは、ロシアの民芸品「マトリョーシカ」の中にテルミンとほぼ同じ仕組みの機械が入ったもの。Nisiさんは、ピアノ、マリンバなど多くの楽器を経て、4年前からオカリナを演奏。それぞれがソロやチームで演奏活動を続ける中、テルミンとオカリナの音域が合うことから昨年4月に「クーランデール」を結成。名前は、フランス語で「通り抜ける風」。風が通り抜けるように音楽を聴いてほしいと、北九州市内を中心に演奏活動を展開中。


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