住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

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【スタッフつぶやき】いつもの

H様は若松の方、お部屋に飾られているご主人と写った写真は仲の良さが伝わる、笑顔が似ているご夫婦

起床のお手伝いに伺うと、まずは現在時間を聞かれ
「もうそんな時間ね」
少し眠そうに聞かれ、更衣のお手伝いをする
「これ、昨日も着てない?他はないかね?」
と聞かれると、私の番
”このお洋服とこのカーディガンが似合うと思うんですよね”
「そうね、あなたの言う通りにしようか」
この一言が嬉しい
おトイレに行き、その間に私はカーテンを開け、お茶の入ったコップを洗い、洗顔の準備をする
お天気の良い日は
「今日は眩しいね」
雨の日は
「今日はよく降っとるね」
”午後から雨らしいですよ”や”暑くなりそうでね”など、天気のお話をしながら洗面台に
手洗い石けんを確認され、H様に洗面台に並べた洗顔石けん、美容液、日焼け止め、白粉を説明する
朝食に持って行かれる梅干しや海苔も忘れず準備する
最後に髪を整えるスプレーをして、起床時に提案したコーディネートの上着を着ていただき、膝掛け代わりのタオル、梅干しなどが入ったピンクの手提げ、メガネとマスクをされたら3階へ
食事のお隣の席のご利用者様と「おはよう」の挨拶をされ、会話を楽しまれるH様

食後は歯磨きをされ、お部屋に帰られたらまずはおトイレに行き、ベットに行かれると食後のデザート
娘様がH様の好みに合わせてご用意いただいているので、お饅頭にします?洋菓子にします?その日の気分を伺い、枕元に準備する
「寝て食べたらいけんから、座って食べよう」
娘様、やっぱりH様の好みをよく知っておられる

お部屋をおいとまする際にお声掛けすると必ず
「ありがとうね」
若松弁なのか、北九州弁なのか、H様独特のイントネーションで言っていただくのが嬉しかった

H様がご入居された当初はH様のこだわりに私は応えていけるのか、正直不安があった
しかし、月日が経つにつれ、ご一緒する時間が長くなればお互いが分かり、できること・できないことをはっきり伝え合える関係になれた
何より、H様の好きなこと、次はこれを言われるだろうな、これがきっといるだろうな、ということが分かった
語弊を恐れずに言えば
H様に寄り添いながら、私たちヘルパーの流れにもH様が気持ちよく巻き込まれていただけるようになった

H様の地元愛に溢れたシャボン玉石けん
H様の薄いピンクの色の入ったメガネ
H様のチャキチャキの若松言葉
思い出すと今にも「ちょっと、お姉さん」とH様に呼び掛けられそう
文字では表現できない
「ありがとうね」
H様、たくさんの「ありがとうね」をありがとうございました



【スタッフつぶやき】矍鑠(カクシャク)

知的な男性、K様は矍鑠とされた方
いつも穏やかに話され、訪室すると数独を解き、FMラジオの音楽を愉しんでおられた
数独レベルは超難関
ヒントはごく僅かな数字で、根気のない私は1問目で放り出したくなる、夏休みの宿題のよう
根気よく解かれるK様はすごいですね!と言うと
「数字は特に勉強しなくても昔から得意だったから」
と穏やかな笑みとともに答えていただく
真面目な方だな、と思っていたら学生時代は勉強そっちのけで今の若い人たちと変わらない自由を楽しんでおられたお話を伺い、意外な面も
高身長で、この優しさのK様ならきっと人目を引いただろうな、人気があっただろうな

K様と入浴のお手伝いをご一緒して一番伺ったのはご家族のお話
娘様たち、お孫さんたち、みなさん、K様自慢のご家族
K様のお部屋に飾られているお孫さんの赤ちゃんの頃のお写真が2枚
以前、お一人のお孫さんにお会いする機会があり「あのお孫さんの写真ですか?」と聞くと
「どちらかはそうなんだけれど、僕にも分からなくて」
エヘヘっと笑われる笑顔が忘れられない

毎朝、髭を丁寧に剃られ、お手伝いすると心から
「ありがとう、気持ちよくなりました」
と言っていただいた
K様に喜んでいただきたくて、褒めて欲しくて、一番時間をかけたK様の髭剃り

最後まで私たち職員に「すみません、ありがとう」と丁寧な言葉を掛けていただいたK様

K様、ありがとうは私たちの言葉です
いつも私たちのことを労っていただき、ありがとうございました
記憶し続ける、思い出に溢れた日々をありがとうございます




【デイサービス新たな挑戦⑥】モナトリエ・デイサービスセンター

  • 2025-08-27 (水)

皆様の手作り作品で、近隣店舗のディスプレイをお手伝いする活動も、回を重ねいろいろな展開が見えてきました。「ゆめマート小倉」さんの第2弾としては、土用の丑の日に向けてお弁当やお惣菜コーナーを彩る飾りなどを制作。モナトリエのもう一つの施設「モンテラッセ」の皆様とも力を合わせて取り組んでいます。
 活動が本格的になり、スタッフの委員会活動においても地域交流を積極的に行うことを目的とした「ネクストリンク委員会」を新たに立ち上げました。人と人を結ぶ願いを込めたネーミングです。委員会では、皆様の活動に対してお渡しするオリジナル紙幣をご用意。ある程度たまったらカタログからお好きな商品を選んで交換していただく仕組みです。順次、活動内容を拡大しながら、皆様の生きがいづくりを進めてまいります。(完)


【梅ジャムを味わう会】モナトリエ

  • 2025-08-27 (水)

ご入居者様を対象とした日曜午後のレクリエーションで、6月に仕込んでいただいた梅ジュース。皆様が毎日丁寧に瓶を振ってくださったおかげで、氷砂糖も順調に溶け飲み頃に。漬けていた梅も召し上がっていただきたく、スタッフがジャムを作り7月の日曜レクで「梅ジャムを味わう会」を開催することにしました。
 お知らせを掲示すると、普段の日曜レクには参加されない方もたくさんお越しになり、お皿やカップが足りなくなるという、うれしいハプニングも。ジャムはホットケーキとクラッカーにのせ、梅ジュースとご一緒に。「懐かしい」「幸せ」「いくらでも食べられる」と、昼食後にもかかわらず皆様、完食。梅の爽やかな酸味で夏を感じていただきました。「来年も食べられる?それまで元気で頑張るよ」と話してくださる方も多く、今後も継続していきたいと思います。


【ギターコンサート】モナトリエ

  • 2025-08-27 (水)

懐かしい数々の名曲を
温かなギターの音色と歌声で

 いつも以上に本番のかなり前から、入念なリハーサルが始まった7月の演奏会。会場のいろいろな位置で聞こえ方を確認し、音の高低差やボリュームの調整が細かく進みます。早くから会場入りされた方は、「あれは何かしら?なんだか本格的ね」とステージ脇に据えられた大きなスピーカーをご覧になられます。
 「皆様、こんにちは。『vocal unit foo』と申します。どうぞ楽しい時間になりますように」と始まった1曲目は、今日のご縁に感謝しての選曲という中島みゆき『糸』。リードギターは加藤浩さん、メインボーカルは大島ミユキさんと役割はありつつも、どちらもが演奏と歌ができるのがこのユニットの特長。お2人のギターと声が巧みに交差し、縦糸と横糸が織り成す様子を歌う世界観が見事に表現され、お馴染みの曲ながらひときわ大きな拍手が送られます。
 続いては、井上陽水の『夢の中へ』、森山良子の『涙そうそう』、坂本九の『涙くんさよなら』。曲の前後ではその曲にまつわるエピソードに頷き、当時の他の名曲タイトルを大島さんが挙げれば、それを歌った歌手名を次々と答え、演奏が始まると静かに耳を傾けます。「次は皆様の出番です」という曲は、モナトリエの演奏会では珍しい、北原白秋の『ゆりかごの唄』。最初は静かだった歌声も少しずつ大きくなり、十八番の『故郷(ふるさと)』では、さらに響き渡ります。
 お開きには、『見上げてごらん夜の星を』と『上を向いて歩こう』。会場からは「大変良かったよ!!」の声。大きな拍手も上がりアンコールは、ドラマ「裸の大将放浪記」で知られる『野に咲く花のように』。演奏後には、また別の方から「あぁ~良かったぁ」の大きな声。会場では、「2人とも声量があったわね」「やっぱり坂本九はいいね。懐かしい」「九ちゃんはみんな知っている。全部歌えたから良かったぁ」など、今回もうれしい感想が多くいただけました。

vocal unit 「foo(ふう)」
リードギター/加藤浩さん メインボーカル/大島ミユキさん
大学時代にニューミュージック同好会の先輩・後輩として音楽活動を始める。卒業後は一時活動を中断するも、それぞれのソロ活動を経て2009年にユニット結成。人間の愛や悲しみ、生きてゆく素晴らしさなどいろいろな想いを歌に乗せ「風」の様に伝え、遠くまで運びたいとの思いを込めユニット名を「foo」に。お互いに仕事を持ちながら、県内各地の公民館を中心に年間50本前後のコンサートを開催している。


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