住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog > 【シャンソンコンサート】モナトリエ
【シャンソンコンサート】モナトリエ
- 2024-11-21 (木)
魅力的な低音が誘う
シャンソンの世界へ
爽やかな秋晴れの日。シャンソン歌手の川西玲子さんをお迎えしました。この日も、数名の方が開演前からお待ちかねで、中には「私も長く歌っていたので、シャンソンは大好き。だから今日は楽しみなの」とお話しくださる方もいらっしゃいます。
華やかな赤いドレスをまとった川西さんがご登場されると、「わぁ~」と広がる感嘆の声。「皆様こんにちは。まずは、『オー・シャンゼリゼ』です。ご存じの方は、ご一緒に歌いましょう」と、通路を進みながら大きな身ぶり手ぶりを交えて歌う姿に、手拍子だけでなく、立って踊り始める方も。会場は、たちまちパリの雰囲気に包まれていきます。
「続いては、『サン・トワ・マミー』『ラストダンスは私に』『ろくでなし』です」と曲名が告げられた途端に、「あぁ~!!」と、喜びの声が上がります。軽やかでテンポの良いピアノ伴奏に合わせ、歌ったり手拍子したりと思い思いにお楽しみに。「次は、皆様の番です」と始まったのは『故郷』。川西さんが客席を回りマイクを向けると、皆様の十八番なだけにどのフレーズでも見事に歌い継がれていきます。
後半は、加藤登紀子さんの『百万本のバラ』や、同じく加藤さんが訳詞をしたフィリピンの曲『ANAK〈息子〉』など、人生の悲哀を情感たっぷりに歌い演じる川西さん。加藤さんが審査員を務めたコンテスト経験もあり、加藤さんよりもさらに低い魅力的な男性キーが持ち味。お芝居にも例えられるシャンソンの世界に浸り、手拍子もせず、ただただ静かに聴き入ります。
母親への感謝やいたわりを込めたオリジナル曲『愛しき母へ』、カンツォーネ『古いフロックコートの男』、エディット・ピアフの『ハンブルグにて』、河島英五の『生きてりゃいいさ』まで、この日は全11曲。「声が素敵だった。歌い方もいいわ」「生の歌が聴けて、本当に良かった」など、しばらく余韻を楽しんだ昼下がりです。
シャンソン歌手 川西玲子さん
50歳を過ぎてから、シャンソンやカンツォーネを学ぶ。2019年には、プロも参加する「第5回明日に輝く! J.C.Cプラチナコンクール」(日本シャンソン・カンツォーネ振興協会)にてグランプリを受賞。多くのコンテストで受賞を重ねながら、九州・山口一円にて、施設や市民センター、イベントなどでジャンルにとらわれず人々の心に届く歌を披露している。母の介護の傍ら制作したオリジナル曲『愛しき母へ』は、YouTubeにて公開中。
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