住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog
【スタッフつぶやき】伝統
- 2025-03-08 (土)
- つぶやき
「老舗」とは古臭い響きを含んで現在に至る「伝統」で、時代を超えて存在するものである
言わずと知れた虎のマークの和菓子屋さん
京都で創業し5世紀に渡り羊羹を筆頭に和菓子の最高峰として存在している老舗
最近ご入居されたK様から御挨拶として職員に頂戴した
頂いたとき、20代の若手職員Kさんとお昼休みが一緒だった
慌てるところをほとんど見たことのない、いつもクールに淡々と仕事をこなすKさん
ご利用者様たちから「若いのにしっかりしている」と太鼓判押されまくり
虎屋!!と脈拍急上昇している私を横目に、通常運転なクールKさん
はしゃいでる40代、恥ずかしいけど、止められない
「どれが美味しいですか?」と聞かれたので
虎屋と言えば「夜の梅」
夜の梅の謂れを聞かれもしないのに語る私
でも、近年発売された紅茶やハチミツも上品な味でおすすめ、と一気に話す
緑茶も一緒にと、持っていたティーパックも一緒に渡す
「羊羹ってほとんど食べたことないかも」
と言いつつ美味しそうに食べてくれるKさんを見るのも眼福
その日夕食後、K様をお部屋にお送りする際、お礼と合わせ虎屋の”餡子”のお話をした
「あの濃さと甘さが虎屋さんなのよね」
別の日、我がヘルパー部門の誇る20代もう一人のKさんとお昼休みが一緒になった
頭の後ろにも目があるのか?!と言うほどの視野の広さと、さっきまであそこにいたのに、もうここにいる?!と言うマッハの動きで、一緒に仕事をすると「私はただウロウロしているだけで気づいたら終わっていた」ことが多々ある
当然のように、マッハKさんにも虎屋を語る
「夜の梅」夜のように濃い黒の羊羹の中に現れる小豆が”闇に咲く梅のよう”だから「夜の梅」
「すごいですね」
と羊羹を頬張っている
ぜひ、K様にお礼を言うときに「夜の梅」を語って差し上げて!きっと喜ばれるから
と話した
その日の夕食の誘導
K様とマッハKさんがエレベーターから、クールKさんと私が待つ3階に降りて来た
K様に
「この子たちに”夜の梅”の話をしたんですよ」
と話すと、満面な笑顔で
「まあ、それは素敵」
とクールKさんとマッハKさんを交互に見られる
「お話しするの忘れてました」
「とっても美味しかったです」
と笑顔で答えるそれぞのKさんがかわいい
一つの”モノ”でいろいろな世代が繋がり語れるのが、老舗であり伝統
美味しいだけでなく、繋がれる話題を、K様ありがとうございました
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