住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

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【スタッフつぶやき】協力し合って強力になる

介護施設で働くということは、ご利用者様の生活を根本的に支えることに直結している

一般的な会社であれば、不要不急の外出も控えなければいけないような台風であっても、私たち介護職員は自分たちの安全も確保しつつ、どうにかして出勤できる方法を考える

公共交通機関が止まれば歩いて帰れるように準備する人もいれば、タクシーを使う人、遠方の人は施設近くのホテルに泊まる人もいる

車で通勤している人は帰る、来る交通手段のない人を通り道だからと、声を掛け合う
ある職員は通常9時出勤でも交通手段がなく、近くに住む職員の7時早出出勤の車に同乗してでも出勤を調整したり
声をかけ合いながら、支え合いながら

働く職員一人ひとりが、自分のできること、できる方法で考え、協力し合う
協力し、強力になる

それはご利用者様のため、その一つの目的のために

「何事もなかった」「台風なんて分からなかった」
ご利用者様に普段通りを過ごしていただく、それが私たちの仕事です





【スタッフつぶやき】台風はタライに乗って

台風は特に大きな影響もなく、無事通り過ぎた
ひと安心

台風の前々日、まだ台風が奄美大島にいる頃に、冗談がお好きなN様の入浴介助があった

N様はお若い頃は美容師、それも日本髪を得意とされる美容師さんで花嫁さんから八幡のキレイ処の日本髪から着付までこなされていた、プロ
日本髪の「元結」をキレイに結う秘訣は奥歯でしっかり噛み、力を入れることだそう
だから、奥歯が一番弱くなり、今はインプラントを入れられている
インプラントはチタン製というお話をしていて
「じゃあ、空港の保安検査では金属として反応するんですかね?」
と言うと
「あなた、そんな発想、よく出てくるわね?!」
と呆れた顔を少しされながら
「北九州空港に行って試してみなきゃ」
っと冗談に乗っかってくれる

さて、話は戻り台風前
N様が血圧を測りながら台風の話をしていると心配そうに話される
「(台風の風で)揺れるかしら」
8月の上旬の宮崎県の地震ではN様のお部屋は揺れたので、揺れに敏感になられているそう
建物が頑丈だから、風では揺れないんじゃないですか、とその日は話して終わった

台風が九州をノロノロと横断した朝
N様と朝食後のエレベーターがご一緒になったので伺ってみる
「揺れましたか?」
「何が?」と言われるので、風でお部屋が揺れなかったか伺うと、そんなことも忘れておられた
よかった、よかったと笑っているとN様が
「あなた、今朝は何で出勤したの?」
「モノレールが止まっていたので、車です」
と答えると
「(あなたなら)タライで来たのかと思った」
「一寸法師のように小さければタライもありですが、浮かぶ前に沈みますので」

二人で大笑いして北九州から台風が離れていきました



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