住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

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【ピアノ演奏会】モナトリエ

  • 2024-07-24 (水)

クラシックから日本の名曲まで
情感豊かに奏でるピアノ演奏

 今回の演奏会は、久しぶりのピアノです。「皆様こんにちは。今日はお会いできるのを楽しみにして来ました」とご挨拶されるのは、森﨑 翠(もりさきみどり)さん。6年ほど前にソプラノ歌手の方との共演でお越しくださいましたが、今回はたっぷりとソロ演奏をお聴かせいただけることになりました。
 まずは、「ハナミズキ」。演奏を支えるのは、前回もお褒めいただいたモナトリエに常設しているスタインウェイの設計によるボストンピアノです。音の響きや豊かさが特徴の一つで、森﨑さんの指先から生み出される心地よく穏やかな演奏に、皆様、静かに聴き入ります。
 「次はお花つながりで、ひまわりの曲を2曲演奏したいと思います。1曲目は、ドラえもん映画の主題歌ですが、ドラえもんご存じですか?」の問い掛けに、会場からお元気な「はい」というお返事が聞こえ、「2曲目はイタリア映画『ひまわり』、ソフィアローレン…」とのご紹介に多くの方がうなずき、演奏後には大きな拍手が送られます。さらにお花続きで演奏されたのは、滝廉太郎の「花」。手拍子はもちろん、歌詞カードをご用意していない中でも歌声が聞こえ、体を揺らしたり、指揮者のように腕を振ったりと、珍しい選曲を大いにお楽しみです。
 後半は、ハンガリーの民俗舞曲「チャールダッシュ」、タンゴの名曲「ラ・クンパルシータ」、ショパンの「華麗なる大円舞曲」など、多彩な楽曲が続きます。心弾むお馴染みのメロディに体でリズムを取ったり、大きな拍手を送ったりするうちに、あっという間にお開きの時間です。
 「また、お会いしましょう」と言う森﨑さんに、再会を願い次回のリクエストをされる方も。「いい曲を聴かせていただきました。大分県生まれなので滝廉太郎も大好き」「知っている曲が多くて良かったですよ。生の音楽は気持ちが安らぎますね」と、多くの感想がいただけました。


ピアニスト 森﨑 翠(もりさきみどり)さん
国立音楽大学卒業。ウィーン国立音楽大学ウィンナームジークセミナーにてマスタークラスを受講、ディプロマを取得。読売日本交響楽団メンバーとショパン、モーツァルトのピアノ協奏曲を共演。アジア国際音楽コンサート第4位、ヨーロッパ国際ピアノコンクールinJapan全国大会ディプロマ賞、九州ピアノオーディショングランプリ及び福岡市長賞、全日本ピアノオーディション銀賞など受賞多数。全国各地で演奏活動を行う一方、ピアノ講師としても活躍。


【スタッフつぶやき】特技

働くスタッフ、ヘルパーには様々な特技がある
ヘルパーの仕事であれば、シーツをめちゃくちゃ上手にピッチリと張るという特技がある人もいれば、とてもとても丁寧なお掃除をすることを特技とする人もいる
前職で培った技術でご利用者様とコミュニケーション、接遇を特技とする人もいれば、ブログを管理している私自身、文章を書くことを特技として人もいる

何気ないコミニケーションが特技のIさんが、私を手招きして教えてくれる

食堂のテーブルに対面となるご利用者様の間にコロナ対策としてパーテーションが置かれている
そこに季節ごとに可愛らしい折り紙が飾られている
ご利用者様たちも折り紙を楽しみされていて、食事を待つ間など近くの席の方と話のタネにされている
けれど、折り紙が飾られていることは知っていても”誰が”折り紙を折り、季節ごとに飾っているのかまで正直考えたことがなかった

Iさん曰く、この飾りは夜勤の時にOさんが作り飾ってくれていると
Oさんにそれを聞くと
「私、こういうの得意だから」
と何の気負いなく言われる

スタッフそれぞれの特技、できること、心遣い、気遣いが心地のいいモナトリエです





【スタッフつぶやき】憧れの女性とは

一昔前は理想の男性像を表現するのに「少年のような男性」と言う言葉を耳にした
反対に「少女のような女性」とはあまり聞かない言葉だけれど、N様のお人柄を表現すると「少女のような女性」だと思う

お話される口調はまるでパッヘルベルのカノンのようで、耳に心地よく、ときどき「お願い」とお願い事を言われると、その甘い口調と上目使いでイチコロにお願いされてしまいそうになる

ある日、N様のお部屋でシーツ交換とお掃除のサービスをしていると、ご家族の話題になった
N様はご両親からとても可愛がられ「Yちゃんは何もしなくていい、お母さんがしてあげるから」と言われ育たれた
「わかる!そうでしょうね」
と伺いながらお掃除を続けていると、N様が私を眺めながら
「あなた、お掃除もお洗濯もしてくれるし、まるでお母さんみたい」
お掃除が終わり、ベットに寝られるN様にお布団を掛けると
「お母さん、ありがとう」
と私におっしゃった
私、N様と二人の時はN様のお母さんでいい!!

私の理想の男性像は「少年のような男性」ではないけれど、なれるならばN様のような「少女のような女性」になりたい



【献立表】(7月14日~7月27日)

7月14日から7月27日の献立表です。


ファイルイメージ

【スタッフつぶやき】自慢話

ヘルパーは「自慢話」が大好きだ
昼休みなど3〜4人集まれば、3回に1回は自慢話大会が開催される

さて、どんな自慢話かと言うと
”ご利用者様から聞いた、ご利用者様の話”自慢

門司港ご出身のM様はお風呂好き
お風呂の介助中に私がよく聞くお話は
「朝一番に小さなお船で唐戸市場に魚に買いに行くの。大きなお船は下関に行くけど、唐戸に行くのは小さなお船で、揺れるけど気持ちがいいのよ」
新鮮なお魚がいつも食卓に並ぶお話

先輩が自慢してくる
先輩がM様から聞くお話は
「昔は五右衛門風呂だったのよ。子供だったからお風呂は嫌いだったけど、薪の中にお芋を焼いてくれるのが嬉しくて、それが楽しみで入っていたの」
お風呂好きになるきっかけの話

自分が知らない話を自分が知っている人が聞いていると悔しい
自分もご利用者様からみんなが知らないようなお話をもっと聞きたくて仕方ない

ご利用者様を「知る」ためにも傾聴は大切な介護技術の一つであっても、スタッフ一人ではご利用者様と関わる時間は実際限りがある
当然、先輩たちは長くご利用者様と接している分、多種多様な話を聞いている
しかし新人は新しい視点でご利用者様から聞き出し、「その話、初めて聞いた!」が出てくる
そして皆んな、聞いた話をきっかけにご利用者様と”話す”ことができる
一人で聞けること知れることは限られていても、職員一人一人が伺った話を共有すると多面的にご利用者様を知ることができる

孤高のM様のお父様はノーベル賞を受賞した先生から学ばれた
才女のN様はご自身から声を掛けてジョンレノンのサインを貰われた
天真爛漫なI様は子供の頃ご両親に内緒でのど自慢大会に出場された

秘蔵の自慢話を自慢してしまった



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