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【ピアノ&リコーダーのアンサンブル】モナトリエ

  • 2023-03-25 (土)

クラシック、アイリッシュ、唱歌を
多彩なアレンジで楽しむ演奏会。

3月の演奏会は、ピアノとリコーダーのアンサンブルです。会場では、ピアニストの冨永称子さんが、開演前からショパンの『ノクターン9-2』を奏で、お席に着く皆様を迎えてくださいます。
 ご挨拶のあと、第一部ピアノソロの幕開けです。バッハの『前奏曲ハ長調』に、「きれいねぇ~」とささやく方、シューマンの『トロイメライ』では、お馴染みのメロディーにハミングされる方、gランゲの『花の歌』では、その華やかさに体を揺らしてリズムを取る方もいらっしゃいます。
『エリーゼのために』、『調子の良い鍛冶屋』に続いては、冨永さんが今回特に、皆様にお聞かせしたかったという、『さくらさくら』をアレンジした幻想曲。長い曲のため、一部のみの演奏ですが、まるで桜の園を俯瞰しているようなドラマチックな世界観に、大きな拍手が上がります。映画『禁じられた遊び』のテーマ曲では、「懐かしい~」とお喜びの声が。
 そして、第二部。「こういう楽器を持ってきました」と、音楽家の梅田浩太郎さんが掲げたのは、学校で習うリコーダーを本格的にしたという、アルトリコーダーとテナーリコーダー。これをアイルランドの縦笛、ティン・ホイッスルのイメージで、ピアノはケルティックハープのイメージで表現するという、珍しい取り合わせによるアイリッシュミュージックの始まりです。『庭の千草』『サリーガーデン』『The Song of the Water Kelpie』『グリーンスリーブス』とどれもが優しい調べで、皆様を幻想的な世界に誘います。
 終盤は、お馴染みの唱歌が続き、マスク越しながらソプラノの美声やビブラートを響かせる方々も。お開きは、宮沢賢治の『星めぐりの歌』。テナーリコーダーとピアノが醸し出す、神秘的で穏やかなメロディが会場を包み込みます。「気持ちがいいから余韻に浸りたい」と、しばらく会場に残られた方もいらしたほど、お楽しみいただけたひとときとなりました。


ピアニスト 冨永称子(とみなが しょうこ)さん
田川郡出身。5才よりピアノを始める。福岡女子短期大学音楽学部ピアノ専攻科卒業後は、講師として指導をする傍ら、筑豊を中心にカフェやイベントでの演奏、施設での慰問演奏、合唱伴奏など幅広く活動している。


音楽家 梅田浩太郎(うめだ こうたろう)さん
福津市出身。札幌大谷大学で作曲を学び自作曲の制作を行う。オリジナルのCDを10枚以上発表。西洋の古楽に興味を持ち、直方や宗像を中心にリコーダーやチェンバロを演奏。リコーダー歴は約20年で、教室も開講している。


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