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【ジャズピアノコンサート】モナトリエ

  • 2022-10-25 (火)

プロが奏でる懐かしのジャズに、
それぞれの思いを馳せてスイング。



 秋の初め、演奏会を開催いたしました。久しぶりとあって、早くからお席に着かれている方、音符形のブローチをあしらって来られた方など、この日を楽しみに待たれていたご様子が、会場のあちらこちらで、見受けられます。
お招きしたのは、約30年にわたりプロのジャズピアニストとして活躍されている野本秀一さんです。最初の曲は、喜劇王チャップリンが作曲した『スマイル』。どんな時も笑顔でいれば、きっと良いことが起こるという内容の名曲。陽気で弾むメロディーに、身を乗り出し聴き入る方、手振りで踊る方、静かに手拍子を取る方など、序盤から思い思いにお楽しみです。
ジャズアレンジの利いた『オーバーザレインボー』『枯葉』、ナット・キング・コールで知られる『スターダスト』と続き、落ち着いたメロディーでは、静かに首や体を揺らす方々の中から、「ライトを落として、カクテルがあるといいねぇ」との小さなお声も聞こえます。「『スターダスト』は、シャボン玉ホリデーという番組で、ザ・ピーナッツが歌ってましたね」との野本さんの語りかけに、うなずかれる皆様。
心弾むおなじみの『A列車で行こう』、哀愁を帯びた『ダニーボーイ』、ウクライナ侵攻で再び注目が集まる映画史に残る名作『ひまわり』の曲など、アンコールの『煙が目にしみる』までの全10曲は、この日のために皆様に向けて野本さんが選曲したもの。その思いが届き、1曲ごとに長く大きな拍手が送られていました。
お開きの後、野本さんのおそばに来られたのは、演奏中、静かに涙されていた方です。亡くなられたご主人様がジャズが大好きだったそうで、「主人と一緒に聴きたかったけれど、すごくうれしかったです。良い時間が過ごせて大感動です。ぜひ、また」と。「もったいないくらい良かったねぇ」とお仲間とお話しされながら、会場をあとにされる方もおられ、今回も心に響く演奏会となりました。


ジャズピアニスト 野本秀一さん
1968年に大分で生まれ、現在は北九州市在住。4才からピアノを、中学ではバンドを始め、九州大学JAZZ研究会にてJAZZに触れる。数度の渡米を繰り返して研鑽を積み、自己のグループでのツアー・ディナーショーや音楽イベントの監修など幅広く活動。同時に、北九州市で「カサブランカ」、熊本市では「酔ing」のJazz Club運営も手掛け、多くのミュージシャンをプロデュース。Jazzの裾野を広げるため、市民講座や小中学校などでの公演にも積極的に取り組む。約30年のプロ活動で、8枚のリーダーアルバムをリリース。コロナ前の年間ライブは150本程。


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