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【ミニコンサート】モナトリエ

  • 2021-05-22 (土)

本場仕込みのテノールとピアノで
イタリアや日本の名曲を楽しむ。

4月下旬の昼下がり。ほぼ半年ぶりにコンサートを開催いたしました。ステージと最前列の距離をいつも以上にとり、換気のために窓は開けたまま、開演に備えます。少し早めにお席に着かれた方からは、「楽しみ~」「うれしいわぁ」の声が。今回のご出演者は、ヨーロッパでもご活躍された経験がある、テノール歌手の森岡謙一さんと、ピアノ奏者の吉松理恵さんです。お二人ともこの日のために、PCR検査を受けてくださり、結果は陰性とのことで、モナトリエにお迎えすることができました。


吉松さんの軽やかな心弾むピアノにのせて、高らかに伸びるテノールが会場いっぱいに響き渡ると、驚き急いで眼鏡を掛ける方も。たちまち大ホールにいるかのような迫力が会場を包み込み、1曲目から大きな拍手が上がります。「今の曲はイタリアの曲で、春の喜び、春の息吹を歌ったものです。春の力でみんなよみがえって、どんどん元気になっていくという曲でした。続きましては日本の歌を3曲お届けします」と森岡さん。曲が進むにつれ、拍手の大きさはもちろん、拍手をする手の位置もだんだんと高くなり、『浜辺の歌』ではマスク越しに小さな歌声も聞こえ始めます。


続いては、イタリアの作曲家・プッチーニの有名なオペラ悲劇『トスカ』。物悲しいピアノの調べ、テノールで語られる処刑を目前にした愛の叫びに、歌姫と画家の悲恋が目に浮かぶようです。一転して、『オーソーレミーオ』では、どこまでも明るく突き抜けるような歌声を堪能。瞬時に上がった「ブラボー」の声と拍手の中、モナトリエを代表して2名の方に花束を贈呈していただきました。そして、アンコールは、皆様の大好きな『故郷』です。
感染対策のため短時間での開催でしたが、終演後にご出演者の元を訪れ、手作り雑貨をプレゼントされる方も。「きれいな声が聴けて、うれしかったわ」「涙が出て、見えなくなりました」など、お喜びいただけた久しぶりのコンサートでした。


■テノール・森岡謙一さん/1985年、ウィーン国立歌劇場研究所に入所。日本人テノールとしては2人目のウィーン国立歌劇場デビュー。87年、イタリアのミラノに移り、コンサート等に多数出演し、好評を得る。90年より本拠地を地元北九州に移し、第九、グローリアミサ等のソリストとして出演。「椿姫」をはじめ多くのオペラの主役も務める。
■ピアノ・吉松理恵さん/国立音楽大学ピアノ科卒業。2000年、文化庁在外派遣研修員としてイタリア・ミラノに留学、声楽伴奏の研鑽を積む。滞在中は、ランチャーノ夏期声楽セミナーで公式伴奏者を務める他、コンサートやコンクールで多数演奏活動を行う。2004年に帰国後は、声楽伴奏を中心に演奏活動を行う。



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