住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

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【スタッフつぶやき】変な自信

根拠のない自信
それは「このブログを読んでいる人は少ない」という自信
上の人には怒られるかもしれないけれど、施設のホームページ、そんなたくさんの人々がチェックしてないだろうという、何の根拠もない理由で持つ自信
この変な自信があったので、今まで自分がヘルパーとして日々働き楽しかったこと、残しておきたい思い出を好き勝手に書いてきた
最近はSNSでたくさんの人に褒めらたい、認めて欲しいと思う人が多く「承認欲求を満たす」という言葉も聞くけれど、私は不特定多数の人に認められるより、自分の周囲3メートルくらいにいる人々に褒めてもらえれば十分と思っている
逆に言えば自分の3メートル以内の人には褒めて欲しい

M様はご出身が神戸、キレイな神戸言葉を話される
具体的にどうのと言葉にするのは難しいけれど、同じ関西人だから分かる話の間だったり、話の面白さやツッコミだったりがあったりする
M様と話していると関西人同士の呼吸が合ってとても楽しい時間になる
M様は男前な性格で、とてもスッキリされている
それも私には心地がいい

久しぶり、M様のお部屋掃除に伺った
少し前、風邪なのか体調を崩されていたM様
お変わりはないですか?大丈夫ですか?と伺うと、いつもの
「大丈夫、元気にしてます」
と男前なM様の笑顔と威勢の良さで返していただく
M様は私がお掃除に伺うと毎回、私の承認欲求を満タン溢れんばかりに褒めていただく
今日も
「あなたやったらお店しても儲かるで」
M様の褒め言葉に浮かれて
「褒めてもらったお礼に普段の1.5割増しでお掃除させていただきます」
と大笑いしていた
大笑いしていたM様がフッと思い出したように聞かれる
「聞いてみるんやけど、あなた、(この施設の)ホームページに文章書いてる?」
フローリング掃除をしていた私が固まる
「息子がここのホームページを見てて、あなたがきっと書いてるって話してたんよ」
M様の目を見つめる私
「ごめんな、変なこと聞いて」

なんと答えればいいのか
こんな不思議なことがあるだろうか
M様の息子様は知らない訳ではない
廊下やお部屋におられたら挨拶する程度、お顔を見ればあの人はM様の息子様と分かる程度、知っている
ほとんど話したことはないと言ってもいい
指名手配犯のような気持ち
なぜ、私だとバレたんだ?!

正直にM様に告白する
「私が書いています」
続けて質問する
「でも、なぜ、息子さんは私と分かったんですか?」
私の告白にM様も驚かれたようで
「ほんま!!息子にあなたのことをいつも話してるんよ、そしたら、お母さん、いつも話してくれてる人、僕も知ってるって、あなたの書いた文章を見せてくれたんよ!すごいな!!」
名探偵ここに現れる
二人で息子さんの洞察力に感嘆する
そしてお互い
「私のことちゃんと褒めて、ええように言うてもらってますぅ?」
「私のこと書くんやったら、ええように書いてよ」
それぞれ言いたいことを言って、また二人でワッハッハと笑う

誰かに見られてる、読まれているからちゃんとしようではなく、普段からこんなんですが、やるときはやります!の変わらぬ私で
楽しいこと面白いこと探しの場所が職場です



【スタッフつぶやき】ベテラン新人

なぜ介護の仕事を選んだのか
私の理由は「全国どこでも必ず就ける仕事」だから
結婚したのはアラフォーで、結婚相手は全国転勤のある人
結婚する前はそこそこ専門職で、北九州でもその職を探せば就けたかもしれないけれど、その先を考えると全国どこでも、何歳になっても就けるとは限らない
そもそも、せっかく転職する機会に恵まれたんだから、思いきって全然違う業界を経験してみたかった
そんなときハローワークに置いてあった初任者研修の案内チラシ
初任者研修とは介護職の第一歩、基礎を学ぶ講座、期間は3ヶ月、受講料は無料で受講中は失業保険も延長して受給できる
知ってはいても関わることのなかった介護業界
旅行でも来たことのなかった九州の地で、苗字も含み全てが心機一転となった私に渡りに船
学校での3ヶ月間、様々な年代の人たちと学生時代に戻り、盟友といえる人たちに出会った
そして、そのご縁で今がある

介護業界には様々な理由で、様々な年代の人たちが働いている

赤いチャンチャンコの年齢だけれど、ほぼ同期のKさん
チャンチャンコ少し前に一念発起し介護業界に飛び込んだ
たまたま学んだ職業訓練校が一緒で、モナトリエに入社したのも1ヶ月違い
入社当初からご利用者様が食事に来られると皆んな同じ顔に思えるよねぇとか、エレベーターに乗っても何階に行けばいいのか悩んでウロウロしてしまうよねぇなど、同じことに悩みながら、お互い励まし合ってきた仲
ただ、私は介護経験者、Kさんは介護初心者

ご利用者K様の起床のお手伝い
同期Kさんが担当に付いていた
補助は私がついた
普段から丁寧な仕事のKさんがいつものように丁寧にケアされている
”できてるね〜”っと思っていたらKさんがすごく小さな声で
”失礼しま〜す”
と呟いている
私「誰に言うてんねん?!」
ただでさえ私が見てると緊張するだろうから何も言うまいと思っていたけれど、これには反射神経で突っ込んでしまった
私「Kさん、私にぎりぎり聞こえるくらいで囁いてるんですよ、K様に言うでも私に言うでもなく」
K様にチクってやった
Kさん「ひゃ〜バレてしまった」
同期KさんもK様も皆んなで大笑いする
その後、和気あいあいしながら無事起床介助も終わりポジショニングを行う
同期Kさんがベットを操作しようしているので
「先に足のポジショニングをする方がいいですよ」声を掛ける
Kさん「そうですね」
しかし、動こうとしない同期Kさん
私「あなたがするんですよ〜」
先輩風強めを吹かせて私がポジショニングする
そしてK様に
「こうやって若い私が働かされるんやね、うまいことしはるわぁ」
と訴える
アワアワしている同期Kさん
そんな姿を見て終始ニコニコされているK様
K様「仲良しね」
ひたすら楽しい時間になった

暑いし、忙しいけれど、こうして仲間がいて、分かってもらえるご利用者様がいて、私たちはまた仕事を続けていける



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