住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog
【リハビリ専門職の取り組み】モナトリエ・デイサービスセンター
- 2020-07-24 (金)
毎月、さまざまな身体測定を行い、リハビリや補助具の検討に生かす。
~リハビリ専門職の取り組み(中編)~
――今までのリハビリでは、どのような効果が上がっていますか?
柔道整復師/腰痛や持病があって機械浴をされていた方から、肩までゆっくり浸かって温まれる一般浴のご希望がありました。お身体に無理なく叶えられる方法はないかとリハビリを重ねる中、男性の私が浴室まで付き添うことができず、女性スタッフの協力を得て、安全に一般浴をお楽しみいただける方法をご提案をさせていただくことができました。
――リハビリを進めるためには、お身体の状態確認が大切かと思いますが、指針のようなものはありますか?
作業療法士/はい、毎月、ご利用者様の身体測定を行い、身長・体重・握力の他、10m歩行やTUGというものを測定しています。10m歩行では、通常の速度と、できるだけ急いで歩く二つのパターンで歩行時間を測定することで、歩行速度はもちろん、バランス能力や足の使い方までが分かり、屋外歩行の指標として使うこともできます。
――TUGとは、どういったものですか?
作業療法士/椅子に座った状態から3mの距離を往復し、再び椅子に座るまでの時間を測定するものです。この測定では、歩行時のバランスはもちろん、方向転換や起立・着座の状態も確認することができます。このような測定を毎月実施することで、日々のトレーニング効果を確認したり、新しく選定した補助具の検討に活用したりすることもできます。この他にも、日々の皆様との関わりの中で、関節可動域測定や徒手筋力テスト、片脚立位テストなど、さまざまな測定を行いながら、ご利用者様の状態把握に努めております。
――リハビリスタッフには、新しく言語聴覚士が加わったそうですね。
言語聴覚士/一般的に言語聴覚士は、言語障害や音声障害を支援するイメージが多いかもしれませんが、摂食や嚥下などお口回りのリハビリにも専門的な対応が可能です。食後にむせたりタンがからむご利用者様には、誤嚥性肺炎のリスクを下げる取り組みや、より安全な食事を提供することで、食の楽しみを損なわないような支援をしております。
――具体的には、どういった対応を?
言語聴覚士/嚥下障害や誤嚥の可能性を早期に発見できるよう、RSST(反復唾液嚥下テスト)や食中・食後の頸部聴診などに努めております。また、すでに嚥下障害と診断された方には、とろみの濃度は適切であるか、お食事に対して固さや形態などどのようなご要望を持っておられるかなど、お互いの共通理解を深めていくことも大切だと考えております。
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【尺八リモート演奏会】モナトリエ・デイサービスセンター
- 2020-07-24 (金)
イベント自粛期間中に、モナトリエ初のリモート演奏会を開催しました。ご出演は、毎月お越しくださっていた尺八の坂口先生です。
大きなテレビを前に、「これは生中継ですよ」とスタッフがお声掛けすると、「わぁ~そうなんですね」と、一斉に拍手が上がります。画面の向こうから、坂口先生と歌担当の奥様が、皆様のお名前を次々に呼び、こちら側では「先生!先生!」とテレビに近づき手を振る方など、久々のコミュニケーションに心弾むご様子です。
プログラムは、「東京キッド」や「川の流れのように」など、「美空ひばり特集」と題した全12曲。リモート演奏は「すごく楽しかった」「面白いねぇ」「新しいねぇ」など、多くの感想がいただけましたが、一日も早くコロナが終息し最初で最後のリモート演奏会となることを願っております。
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