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【馬頭琴コンサート】モナトリエ
- 2022-11-29 (火)
馬頭琴の調べが描き出す、
モンゴルの大草原と馬の群れ。
10月下旬に、モンゴルの伝統楽器「馬頭琴」のコンサートを開きました。数日前から、「いつかしら?」「まだ?」「聞いたことないから楽しみ」と、お待ちになっていた皆様。それだけに、民俗衣装をアレンジしたドレスで、マンダルワさんが登場すると、会場の雰囲気が一気に華やぎます。
「馬頭琴のお話は、日本では50年前から、小学校の国語の教科書や絵本で、『スーホの白い馬』という…」とご紹介が始まると、懐かしそうに深く頷かれる方が。「1曲目は、すごく楽しく力強い曲『奇跡の馬』です。ノリノリな感じで聞いてください」。スクリーンに映し出された馬の駆ける音が聞こえるような、勇ましい演奏に合わせて、リズムを取る方、耳に手を当て集中して聴き入る方など、思い思いにお楽しみです。
2曲目は、モンゴルの草原のように雄大な『古代の夢』。「日本の海もすごくきれいですが、一望できるモンゴルの大草原もすごいんですよ。平尾台にちょっと似ています」とのお話に、何度も頷く方もおられます。続いては、マンダルワさんがモンゴル語の歌を2曲披露。途中の、合いの手のようなウキウキした掛け声、♪エンヤレー、エンヤレーは皆さんでご一緒に。モンゴルのリズムに合わせる手拍子も段々に大きくなっていきます。
『川の流れのように』、『故郷』と、日本の歌にも馬頭琴の演奏は見事にマッチ。再びモンゴルの曲が続き、アンコールは競馬大会を描いた『万馬のとどろき』。「皆さんも大草原で馬に乗って走る気分で、肩を揺らして、では走りますよ!」と、マンダルワさん。馬頭琴が奏でるいななきや、とどろきが醸し出す臨場感に、大きく体でリズムを取る方が会場のあちらこちらで見受けられます。
退院されたばかりの方からは、「本当に素晴らしく、元気になりました」との感想が。「また、聴きたい」とのお声も多くいただいたコンサートでした。
馬頭琴奏者 マンダルワさん
モンゴルシリンホト生まれ。幼少期から演劇活動に参加。15歳で芸術高校にて馬頭琴を専門的に習い始め、2000年に九州国際大学に留学来日。在学中に多くの外国人留学生や日本人との交流会などに参加し、日本で演奏を初披露。現在は北九州市を拠点に、ホール、市民センター、学校、施設、店舗などでコンサートや講演会を開催。馬頭琴の演奏やモンゴルの歌を通して、民族文化を紹介し、多くの方々に感動や喜びを与えるべく活動中。
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