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【クリスマスピアノ演奏会】モナトリエ・デイサービスセンター

  • 2022-01-22 (土)

久々の演奏会は、
うれしい再会のひとときに。


 クリスマスのピアノ演奏会にお迎えしたのは、越智可奈子さん。モナトリエのオープン当初からコロナ禍前まで、ファゴットの平田さん、チェロの大原さんと共に「トリオ・ラモ」として、またソロとして、毎月すてきな音色を響かせてくださっていた、あの越智さんです。緊急事態宣言の際には、いち早く3人のメッセージと演奏を編集し、ビデオを届けてくださるなど交流が続いており、第6波直前のタイミングで久々の演奏会が実現いたしました。
 当日は、早くから、待ちきれないご様子の方が数名。最前列を目指して通路を進む方、「前でなくてもいいの。ピアノがよく見えるところがいいの」とお席を探される方、会場後方の広いスペースでは、アカペラで『きよしこの夜』を手ぶりを交え歌う方もおられ、徐々に気持ちが高まります。


 金銀のラメが輝く黒いドレス姿の越智さんが登場すると、会場から大きな拍手が上がります。ピアノから聞こえ始めたのは、『ソナタK.380』。このような時期だから、心が落ち着く時間をお過ごしいただきたいと、選曲は、『月の光』『ノクターン第2番』『G線上のアリア』『主よ人の望みの喜びよ』。「しっとりとした曲が続きます。眠くなったら、どうぞ眠ってくださいね」と越智さんはおっしゃるものの、真っすぐにステージを見つめ、体でリズムを取ったり、「いい音楽ですねぇ」と小声でささやいたり、皆様は貴重な演奏会を満喫されているご様子です。


 後半のクリスマスソングは、『ウィンターワンダーランド』『サンタが町にやってくる』『ホワイト・クリスマス』『きよしこの夜』。曲が進むにつれ、手拍子、ハミング、マスク越しの歌声が会場全体に広がります。お開きの後は、「お元気でしたか?」「覚えてたよ」とお声掛けされる方もおられ、越智さんも「皆様ともっとお話ししたかったです」と後ろ髪引かれながら会場を後にされました。


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