住宅型有料老人ホーム「モナトリエ」スタッフBlog

皆様の思いから生まれた、
モナトリエ初の文化祭。

11月下旬の暖かな昼下がり、モナトリエ初となる文化祭を開催いたしました。きっかけは、デイサービスのご利用者様から、「一生懸命、作品作りをしても披露する場がないものねぇ」というお声をお聞きしたことです。夏祭りが終わった頃から準備を始め、お得意なジャンルがある方は、手芸や絵画、習字など思い思いの作品に取り組んでいただき、細かい作業が難しい方は、雑誌の切り抜きを数点選び貼り合わせるコラージュで、お好きなものを表現していただきました。

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３階の展示会場に、色とりどりの作品を飾り、いよいよ観覧開始です。「あっ、私のがある!!」「○○さんのすごいねぇ」「これ可愛いねぇ」と、熱心にご覧になる皆様。そんな時、突如、会場に現れたのは、長い髪に大きなくちばし、うろこがキラキラした不思議な生き物。コロナ禍で一躍有名になった疫病除けの妖怪・アマビエです。「一緒に写真撮りませんか？疫病退散！疫病退散！」と、アマビエに扮した男性スタッフの呼びかけに、最初は驚かれながらも、「良く似合いますねぇ」「衣装は自分で考えたの？」と、お話ししながら順々に記念撮影をされていきます。
展示会場が密集しないよう、見学は入れ替え制です。入場をお待ちいただく間や、観覧後のお楽しみとして、２階では「歌声喫茶」を開催。懐かしい昭和の映画ポスターや広告を飾り、『リンゴの唄』『高校三年生』など往年のヒット曲を流しますが、皆様、歌よりも予告していた喫茶メニューが気になるご様子。まず、厨房の手作りプリン３種とドリンク４種からお好きなものを選ぶ楽しさをご用意。続いてお出しするのは、フランス生まれの温かいデザート「クレープ・シュゼット」です。通常より少しもっちりしたクレープを、オレンジ果汁と香り付けのリキュール「グランマルニエ」を合わせたソースで煮て、オレンジの果肉と皮を飾るエレガントなもの。お１人分ずつ会場で仕上げ、出来たてをお席にお運びすると、華やかな見た目と爽やかな香りに、大変お喜びいただけました。。

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スイーツを満喫した頃、ようやくマスク越しに歌声やハミングがちらほらと。曲の合間には北九州の難読地名のクイズも盛り込みますが、会場からは次々と正解の声が上がり、出題するスタッフを悔しがらせます。楽しい時間は瞬く間に過ぎ、お開きはアマビエの「疫病退散!!」の発声で一本締め。「文化祭、良かったわぁ。ありがとう」「年に何回かやったらどう？」といったうれしいお声をいただきましたが、次は、ご家族様にもご覧いただける状況下で開催できることを願いつつ、準備を進めてまいります

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