カテゴリー: つぶやき

  • 【スタッフつぶやき】不得意

    ヘルパーの様々な仕事がある中で、私が一番苦手な仕事「買い物代行」

    買い物代行とはその字のごとく、ご利用者様に代わってヘルパーが買い物に行く

    ジュースを週に何本など決まった同じものを購入する方もいれば、希望のものをメモに書かれる方もいる

    入社したての頃、商品名まで書かれるご利用者様がおられ、その商品を探し求めあちこち行き、サービス時間を大きく超えて他の先輩社員さんたちに心配されたこともある

    指定された商品がない場合、他の類似商品でもいいのか、指定された商品がなければ買わなくてもいいのか、ご利用者様に事前に確認するのを忘れてお店で途方に暮れることは今でもある

    買い物はご利用者様によって、本当に様々なので、小心者の私は苦手

    さて、こだわりのM様の買い物代行

    買い物メモを貰いにお部屋に伺う

    今日の買い物メモにも商品名と個数がしっかりと書かれている

    一つ一つ声に出してM様と確認する

    「アップルデニッシュ1袋、カマンベールチーズ、切れている6Pを1個」

    読みながら加えて伺う

    「もしなかったら、買わなくていい?似たようなんでいい?」

    「あるわよ」

    言い切るM様

    「いやいや、なかったときを聞いてるんです、あるかどうか分からへんじゃないですか」

    「そうね、私も最近外出してないもんね」

    「そう、深窓の令嬢、箱入り娘ですもんね」

    「よく知ってるじゃない」

    会話、脱線気味

    二人で脱線してては進まないと苦情とも、ツッコミとも言えない言葉で笑い合う

    「なかったらなかったときだけど、頑張って探して来て」

    「なかったとき」の私の質問に対しての答えにならない「答え」をいただく

    買い物リストを確認して「行ってきます」とお声掛けすると

    「他にも欲しいものがあったけど、思い出せないわ」

    「M様が思い出せない欲しいものは買って来られませんよ」

    「まあ、思い出せない自分に腹が立つのに、あなたにも腹が立ちそうよ」

    「苦情であれば笑ってないで、真剣な顔になられた方がいいですよ」

    二人でケラケラ笑う

    さて、買い物

    商品とともにM様のお部屋に伺い

    「M様の願いが叶ったのか、私の日頃の行いが良かったのか、全て買えました」

    ご報告する

    「あなたの行いがいいのよ、だから、またお願いします」

    「買い物代行は苦手なので嫌です」

    と答えつつ

    こだわりのM様に褒めてもらえたことが嬉しい私は単純な性格

    でも、やっぱり、買い物苦手やわ

  • 【スタッフつぶやき】春の感謝祭

    日々の疲れと、激しい寒暖差、そして「そういうお年頃」が重なり、絶賛体調不良を発症してしまった

    主な症状は「めまい」

    パソコンに向かうのも目がもたず、ブログも更新できず、仕事も時短にしていた

    勤務時間を短くしていただけで、出勤はしていたけれど、本調子でないとご利用者様たちに「いつものよう」な対応はできず、最低限、最小限のできる限りの自分になっていた

    ミニマムパワーの私に同郷の人S様が声を掛けられる

    「どないしたん?大丈夫?悪いもんでも食べたんか?」

    心配しながらも、ボケを忘れないS様、好きだ

    普段ならボケを重ねるか、ツッコミを入れるところが、頭が回らない

    最近の体調を報告すると

    「ほんま無理したらあかんよ」

    優しい言葉がありがたい

    私の避難場所、I様にもお会いした

    「最近、顔が見えないなと思ってたのよ、大丈夫?」

    簡単に体調を説明すると

    「きついときは、いつでも(部屋に)寄ってよ」

    私のことを思ってくれる人がいてくれている、そんな気持ちが嬉しい

    数日が経ち、だいぶ体調が落ち着き、朝食の隙間時間にご利用者様たちにお声掛けできるほど余裕が出てきた

    男前なM様

    通路近くのテーブルに座られて、毎朝、他のご利用者様を誘導しながら姿はお見かけし、軽くのご挨拶もしていた

    けれど、やっぱり、M様にちゃんとご挨拶、お声掛けするのは違う

    「おはようございます」

    M様に言うとお互い

    「お元気でした?」

    「元気にしてた?」

    異口同音、せいので言ったように「元気」が重なった

    同じテーブルのご利用者様たちも皆んなで笑う

    手先が器用なK様が

    「最近、いらっしゃらなかったわよね」

    他の方々も

    「そうそう、大丈夫?」

    心配の声をいただく

    「朝は出勤してたんですが、私はほら、大人しいし存在感が薄いでしょ、そやから目立たへんかっただけすよ」

    また皆んなで笑う

    アホが言えるほど、元気になった

    私がアホを言うことで「あの子は元気」と安心してもらえる

    ご利用様、同僚、みんなに心配してもらえることに、恐縮しながら、幸せな場で働いていることに感謝を

    さあ、自分のため、ご利用者様のため、無理せずボチボチ仕事をしよう

  • 【スタッフつぶやき】颯爽

    不思議なものでその時々、暖かいと感じる「冬の色」があり、新緑を感じる「春の色」がある

    エレベーターを待っていると、ディサービスの職員、他のご利用者様とともにM様が乗っておられた

    「ご一緒させて下さい」と乗り込む

    男前なM様のカーディガンがシアンブルー、鮮やかで颯爽とした春の青

    それにスカーフを合わせられて、かっこいいM様にすごく似合っている

    M様に

    「神戸の人みたいで、素敵やわぁ」

    褒めると

    「何言うてんねん、神戸やいうねん」

    絶妙なツッコミを的確な間で頂戴する

    めっちゃ、気持ちいい

    最高のツッコミには重ねてボケなくては、失礼だ

    「いやいやちゃうわ、尾道の人やね」

    「もーぉ!」

    関西のおばちゃんの「手」ツッコミを重ねて頂戴する

    ボケた甲斐がある、ありがたい

    さて、このやり取り、3階から4階に至る1分あるか、あって2分

    これぞ、関西、あ・うんの呼吸

    おおきに、すんませんね

  • 【スタッフつぶやき】同一人物

    姉さんM様のお部屋に若手職員Kさんと一緒に伺った

    職員Kさんはブログ読者

    最近の「おやつ大作戦」及び「ほぼ親戚」も既読済の仲間

    M様に

    「Kさんは記事が約140本ある中でも、M様が夏に皮膚が剥けたときに書いた『これは私の皮よ』が一番のお気に入りなんですよ」

    と報告する

    Kさんが笑いながら

    「面白くて、何度も読みました」

    M様も

    「自分では忘れてしまうけど、書いて残っていると、いいわね」

    3人で笑い、私の承認欲求が満たされる

    お掃除を続けているとM様が職員Kさんに話される

    「あなた、髪が長いのね」

    Kさんが

    「最近5センチくらい切ったんですが、誰も気づいてもらえません」

    「私も全然気づかんかった、髪の色がちょっと明るくなったかな?とは思ってた」

    と言うと

    「逆です、(髪の色を)暗くしたんです」

    「あひゃ〜、全然違った〜、何とかハラスメントって言わんとってよ」

    髪が長い人が切っても分からない、という結論に落ち着く

    M様が話される

    「あなた以外にも、長い人がいるわよね」

    Kさんと二人で他に髪の長い職員を考える

    誰だろう?

    もっとヒントはないですか?とM様に伺い

    「ほら、若い職員さんで、髪の長い方」

    誰だろう?

    M様が思い出される

    「K森さんって方よ」

    K森さん、確かに職員におられる、けれど、M様とそんなに接する機会が少ない職員さんだけれど、テキパキされてるからM様に印象深いのかな、とKさんと話していて気づいた

    「Kさん、結婚してK森さんやん」

    Kさんは旧姓で呼んで欲しいとご本人から言われていたので、職員は旧姓で呼んでいる

    けれど、名札は結婚後の姓、K森

    「朝お手伝いしてくれる人とあなたは同一人物なのね」

    パズルが解けたような表情のM様

    合点承知の私とKさん

    「マスクして、制服着ていると、どの職員か分かりにくいですよね」

    これでKさん、M様に名前と顔を覚えてもらえて、羨ましい

    「私も他の人と間違ってません?」

    伺うと

    「あなたは、分かるわよ」

    やった!!

    「じゃあ、『ほぼ親戚』でいいですよね?」

    ついでの勢いで聞いてみる

    「親戚になれたの?」

    M様が笑って聞かれる

    「まだ足りんか」

    3人で笑って、サービスが終了しました

  • 【スタッフつぶやき】いいところ

    何度も、何度でも、上の人に怒られても、言おう

    「施設のホームページを見ている人はいない」

    私は他の施設のホームページはほとんど見たことがない

    なぜなら、特に情報が更新されていないから

    献立やイベントでも月に数回更新されるくらいで、ご家族が献立を毎回チェックされているとは思えない

    以上の推理から導かれる結論が

    「ご家族はブログを読んでいない」

    同郷の人、S様の入浴のお声掛けに伺うと、娘様A様もおられる

    ご挨拶もそこそこに、A様に「なぜブログを書いているのが分かったのか」を伺う

    「多分、母のことを書いてもらってるんやろな、関西の人ならあの職員さんかな、と思って」

    名推理を披露いただき、自白するしかない

    しかし、私としては、なぜホームページをチェックされているのかが知りたい

    「母がどんな生活をここでしてるんか知りたくて、ブログ読んで楽しいし」

    「ちゃうちゃう、私が知りたいのは、ホームページを見てブログを見つけはったんでしょ?そもそも、なぜにホームページをチェックしはったんですか?」

    そう、ホームページを見られなければバレないと思っている、このブログ

    「どんなイベントしてるんか、献立はどんなか見てるんですよ」

    めちゃ意外、そして、私の推理大外れ

    そうなると、このブログ読んでいる人が多いのか?

    読む人が多いならば、ご利用者様のいいところばかりを書かないといけない

    ならばS様のいいところを書こうと思うけれど、今日のS様との入浴も、、、、、

    入浴後S様は早々に着替えを済まされているけれど、私はまだ靴も履けていない

    S様に

    「靴を履いて、タオルとか片付けるので3分待って下さい」

    とお願いすると、S様が

    「はい、1、2、3、できた?ほな、帰ろか」

    「それは3秒であって、3分ちゃうし!3分って知ってはります?S様の3秒は3分なん?体内時計狂ってますよ、大丈夫?」

    苦情を言って変わる仲ではなく、脱衣所の鍵を開け立ち上がられるS様

    靴だけでも、慌てて履き、タオルはカゴに放り込む

    「3分も要らんかったやん、できる、できる」

    笑うS様

    「絶対、このこと記事に書いてやる!」

    「書いたらええやん、書いたら見せてな」

    苦情のような、宣言をし、宣言通り書いている

    ご利用者様のいいところをわざわざ書こうとせずとも、日々ヘルパーである私とご利用者様が笑っていられることを見つけ、感じ、表現すれば、自然と結果として”いいところ”になるんちゃうかな

    それがご家族にとっても、嬉しいこと、知りたいことなんじゃないかな、っと

    何を書こうが、どうぞ、ご容赦下さい、御免

  • 【スタッフつぶやき】確定

    姉さんM様にはネタにする代わり、M様に関して記事にした際は毎回印刷しM様にお渡ししている

    前回書いた「親戚」も印刷してM様にお持ちした

    前の時間、他のご利用者様たちと健康体操と講義に参加し、春のような陽気、講義後もともとボーッとした私の脳みそ、さらに回転停止状態

    そんな状態で妹K様の入浴の準備をし、その前にM様のお部屋に伺った

    「記事にしたので、お持ちしました」

    声を掛けM様の近くに行くと”おやつ”を食べられていた

    モヤのかかった低血糖の私

    「これ(記事を印刷した紙)と交換にお菓子を恵んで下さい」

    M様が笑いながら取引に応じていただく

    とりあえず頂いたクッキーを1枚速攻体内に取り込み

    「”おやつ”に関係して(妹の)K様、(義弟の)M様の記事を書いたんですよ」

    1月末の”おやつ大作戦”の概要を、姉さんM様に話す

    そして、私は今からK様のお風呂に行くんです、と報告すると

    「”おやつ”持って行ってやって」

    おお!!ガッテン、承知!!

    割れないように慎重にポケットにしまい、M様のお部屋をお暇する

    K様のお部屋に伺い、血圧を測りながら姉さんM様から頂いたクッキーをK様にお渡しする

    「美味しいね」

    K様必殺の笑顔だ、この笑顔が見たくて私は”おやつ大作戦”を決行しているのだ

    「(お姉さん)M子さんからいただいたんです」

    「お礼を言わんと」

    お風呂が終わったらお礼にご一緒しましょうね、とお約束する

    そして、K様の入浴後にお約束通り、姉さんM様のお部屋にご一緒に伺う

    「K様がさっきのおやつのお礼を言われたいので、伺いました」

    K様と一緒にM様に

    「ありがとうございました」

    お礼を伝え、頭を下げる

    M様も

    「ちょっとだけだけれど、ありがとう」

    頭を下げられている

    退室する際、再度軽く頭を下げられているK様とM様

    K様のお部屋に戻り、もう1枚姉さんM様からいただいたクッキーをK様と2人で半分こして、いただく

    「美味しいね」

    「美味しいですね」

    ”おやつ”をいただいたうえに、こんな場面に立ち会えるなんて

    私、絶対、「ほぼ親戚」でええと思う

  • 【スタッフつぶやき】親戚

    姉妹であるK様とM様と初詣に行ったのは、元旦

    1月は行く

    2月は逃げる

    3月は去る

    January has gone

    1月は去りぬ

    ”あっ”と言う間もないほど、あっという間に去った1月にあって、1月末にK様のお風呂をお手伝いした

    入浴前の血圧を測っていると、K様が言われる

    「今何時?」

    「3時です、おやつの時間ですね」

    「おやつ、食べたいね」

    K様の可愛らしい笑顔とともに言われると、弱い私は

    「わかりました、お風呂上がられたら”おやつ”調達してきます、約束します」

    ”おやつ”のアテはある

    K様は甘いおやつと塩っぱいおやつはどっちがお好きですか?など話しながらお風呂をご一緒する

    K様の入浴後、約束通り”おやつ”を調達に、K様のご主人M様のお部屋に伺う

    ご自身のお風呂の準備で上半身肌着のM様に

    「K様がおやつを所望されています、何かないですか?」

    と突進して行く

    「Kが食べたいって?じゃあ、これでええかな?」

    福岡の銘菓チロリアンを出される

    「ええと思います」

    お暇しようとするとM様が続けて出される

    「このチョコレートも半分やけど、持って行ってやって」

    ガッテン、承知!!

    チロリアンとチョコレートを持ってK様のお部屋に戻る

    目を輝かせてK様が言われる

    「これ、全部食べていいの?」

    「M様から貰ってきました」

    「あなたも食べて、美味しいね」

    最高の笑顔だ、M様はきっとこの笑顔に惚れたんやろな、とK様に頂いたチョコレートを食べながら考える

    数日後、M様のお部屋にお掃除に伺う

    先日のおやつ大作戦の戦功を報告し、M様と喜び合う

    「ありがとう!また、いつでも来てな」

    K様、M様、それぞれにこんなに喜んでもらえて、幸せ者だ、私

    加えてM様に話す

    お正月、K様とM様と初詣をご一緒し、K様はご家族の健康と安全を祈願されていた

    だから、その願い通り、M様がこうして退院され元気になられたんですね、っと

    「そうね、一緒に初詣に行ってくれたんだ」

    M様の幸せに包まれた笑顔が最高だ

    願いがここに繋がって、立ち会えた、私、幸せ者だ

    さて、あんなこんなの「おやつ大作戦」

    私の別の”おやつ”のアテであった、姉さんM様にもご報告する

    K様のおやつも、ご主人であるM様の初詣効果も

    姉さんM様も大いに喜んでいただく

    義弟M様がお元気であることも、喜ばれている

    私を通して皆さんが繋がっておられる

    最高だ

    私、「ほぼ親戚」でええですか?ダメかな?

    今度聞いてみよ

  • 【スタッフつぶやき】白日

    同郷の人、S様

    S様との会話はいつでも、どこでも、どんなときでも、だいたいがアホを言うてる

    なので、ブログのネタがこれといってないとき、書きたいことがあっても”はなし”としてまだカタチにできてないとき、でも何か書きたいときのS様

    例えば、ある日の話

    S様のマットレスカバーが洗濯に出ていたので、付け替えに伺った

    シーツも当然張り直し

    S様が見ておられる前でシーツを張る

    「見つめられたら手元が震えます」

    苦情を言うが、S様が返される

    「震えるところが見てみたい、震えてちょうだい」

    「私じゃなかったら、S様にそんなん言われたら、泣いてますよ、その職員」

    「泣いてくれるん、シーツ濡らさんといてよ」

    2人で笑い過ぎて手が震える

    こんな程度の小噺であれば尽きることがない仲、それがS様

    娘様も他のご利用者様のご家族様ならば「ご利用者様の娘様」と呼ぶところが「A様」と下の名前で呼べる人柄で、同郷の方

    そんなS様の娘様A様とエレベーターがご一緒になった

    ご挨拶しているとA様に言われる

    「いつもブログも読んでます」

    S様のいいところを書けばいいのに、おもしろ話しか書いてなくて申し訳ない気持ちになってしまう

    A様に適当な言い訳をしながら、先にエレベーターを降りる

    そして、ひと仕事しエレベーターを待っている間に気がついた

    あれ?私、A様に私がブログを書いているって一回も話たことがない

    S様のことを書くと、自然にバレる、書いている私

    ご家族公認

  • 【スタッフつぶやき】氷山

    人と人との交流というのは、氷山みたいなものだと思う

    氷山というのは、海に出て見えるものはごく一部小さなものでも、海の下には大きな山が存在している

    孤高の学者M様はお昼は他の方々が終わられた頃に来られていることが多い

    同じテーブルでは女性たちに囲まれて、話の輪にM様から加われているように思っていなかった

    ある日

    男前な神戸の人M様のお部屋のお掃除に伺った

    いつも食事のテーブルに置くゴミ箱を広告で作っていただいている

    お掃除しながら、テーブルにある広告が目に入った

    広告が裏面が白いものと、そうでないものが分けられている

    M様に理由を伺うと

    「同じテーブルのMさんいてはるやろ、あの人が計算するときに使うって聞いたから、渡してあげてんねん」

    そう、孤高の学者M様は難しい計算をされる際、広告の裏面を使われている

    私も以前、お部屋のお掃除の際にノートを使われないのか伺うと

    「こっち(広告の裏)の方がいいんです」

    と言われていた

    男前M様が孤高の学者M様と繋がって、気遣われているのを知れて、すごく嬉しい

    違う日

    方言の女王K様と散歩に出かけた

    旦過市場を歩きながら、島育ちのK様が

    「魚を捌くのは大の得意、目をつぶっていても捌けるよ」

    「K様は子どものころから魚が近くにあるから、体で覚えておられるんでしょうね」

    と話していると

    「私と同じテーブルに居られる学者の先生は無理だろうね、私と全然違うから」

    K様から孤高の学者M様のお話が出てくるとは思わなかった

    「学者さんですからね、でも、魚を捌くのは興味あると思いますよ」

    K様が言われる

    「先生にも私が捌いた魚を食べて欲しいね」

    「絶対喜ばれると思いますよ、私もお話を聞けて、すごく嬉しいです」

    K様が捌いた魚は、美味しいだろうし、嬉しいと思う

    私たち職員が知っているご利用者様同士の交流は、見ている、見えているのは本当に氷山の一部でしかない

    だからこそ、ご利用者様の話はたくさん聞くもんだ

    まだまだ、知らないことに溢れている

  • 【スタッフつぶやき】広がる

    I様に私がブログを書く人と明かしてから、ブログを熟読していただいている

    これ、いみじからんや

    I様が言われる

    「私も書くのは得意な方と思っているけど、あなたのように書けないわ」

    私は心から思っていることを言葉にする

    「誰でも書こうと思えば書けます、書こうと思わないだけ」

    加えて言う

    「どう書くか、どう言葉にするかより、何を書くか、面白いと思うことを見つけることが重要だと思っています」

    そう、難しい言葉や表現にこだわるより、自分が面白い、文章にしたいと思うこと、そう感じられる”感度”の方がずっとずっと大切だと思っている

    そんな私の感度が大きく動いた話をI様が何気なくされる

    I様のお部屋のある階にI様が他のご利用者様の心の癒しになるようにと、シクラメンを飾っていただいている

    お水も手入れもI様がされて、お正月から今もキレイに咲いている

    I様にそれを話すと答えられる

    「Oさんに見せてあげたくて、Oさんが戻られるまで咲いていて欲しいのよね」

    O様、I様と波長が合い、仲良くされている

    そんなO様が年末少し前から体調を崩され入院されている

    ご利用者様同士のお付き合いをうかがえるのは、他の職員の褒め言葉を伺うのと同様に、聞きたくてもなかなか聞けない、だから聞けたとき私の心を迅撃幸せモード全快にしてくれる

    ご本人にはそんな自覚はなくとも、私の心を大きく揺さぶる一言

    O様に見せてあげたい

    O様に伝えてあげたい

    O様に伝えられないもどかしさを抱えるより、誰かにこの幸福を分け与えたくて、洗濯物をたたみながら、若手職員Kさんにシクラメンの話をする

    Kさんも嬉しそうに

    「O様が帰って来られるのを心待ちにしてくれる人がいるって、いいっすね」

    「そやろ〜」

    幸せな話題は、確実に相手に伝わる

    嬉しいは伝播するの、知ってる

    広がっていくねん

    広がるから幸せやねんな