【スタッフつぶやき】遊び

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H様のお風呂、お声かけにお部屋に伺った

パジャマ姿のH様

「寝ようとされてました?昼寝前にお風呂をご一緒しましょう」

お声掛けすると

「え〜っ、お風呂ぉ〜、今日はぁ〜いいよぉ〜」

全ての語尾を伸ばし、お風呂NGを押し出される

こういう場合、私は詐欺師のように言葉尻を捉える

「”いいよ”はOK”いいよ!”でしょ、さあ、入りましょう」

「違う、入らないの方よ」

そんな言葉聞いてません、と笑いながら血圧を測る

「すご〜っく血圧が高いとか、すご〜っく低いとかあればお風呂中止もありますよ」

計測結果はお医者さんも褒めるほどの正常血圧

「ええぇ、ちゃんと測れてる?」

「苦情を言われても、私がイカサマできるはずない機械で測らしてもろてます」

また二人して笑う

「次は体温をお願いします、これもめっちゃ高熱ならお風呂中止ですから」

「脇をしっかり絞めて、上がりますように」

どんな願い事ですか?!と二人で笑い、結果、これまたバッチリの体温

「残念でした、さあ、お風呂ご一緒しましょう!」

そうお声掛けしても、どうも今日はお風呂の気分になれないH様

「ほら、ここで生活してると家と違って何もしなくていいでしょ、ごはんも上げ膳据え膳、お掃除も洗濯も全部してもらえるし、体を動かさないし、綺麗なの、私」

詐欺師の私はまた言葉尻を捉える

「綺麗ですよ、H様は、べッぴんさんやと思いますよ、だからお風呂入って綺麗を保たんと」

「そうじゃなくて〜」

「分かってます、分かってます、それに、部屋の掃除はH様がしたっていいんです、私たちもお掃除しますけど、H様も日々掃除機かけたりモップで床拭いたり、トイレ掃除されたってええんですよ、ご遠慮なく」

さらに続ける

「お掃除しはって、それで体動かしてH様の体が汚れたらええ、そしたらお風呂も入られるんでしょ、ちょうどええやん」

「ええぇ〜、あなたたちの仕事を奪っちゃいけないわよ」

「私たちは私たちで掃除はしますから、大丈夫、いろいろ綺麗になっていいじゃないですか」

私とH様の話は盛り上がり、笑い声は大きくなるけれど、H様のお風呂の気分は全然盛り上がっていない

お風呂のサービス時間リミットになり、私もここまでと諦める

「次回のお風呂は必ず入ってくださいね」

嬉しそうなH様が

「今日はまけてもらったから、次回はお誘いを受けさせていただきます」

「必ずですよ」

何度も念押しして、お部屋から退室する際、扉を閉める私にH様が言われる

「また遊びに来てね」

「遊び」に顔も出しますが、「仕事」でお風呂も入ってくださいね